王族貴族と奴.隷制度
…… 2016年7月12日 21時 /「ふぁあ…」 シャ… 2016年7月12日 21時 /着飾ったドレス… 2016年7月12日 10時 /「ったく、あの… 2016年7月12日 1時 /「主さま、よろ… 2016年7月11日 20時 /「暇、、、ね」… 2016年7月11日 19時 /「はい、リナ様… 2016年7月11日 7時 /「おはよー、リ… 2016年7月10日 22時 /「ふはっそうか」 2016年7月10日 21時 /※ちょっと流血 2016年7月10日 19時
メッセージ一覧
寧々 (プロフ) [2016年7月12日 10時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]着飾ったドレスを着て傘を差す。
そして、用意してあった、馬車に乗って街へ降りていく。
その後は買い物をして、、宮殿へと帰り、パーティーの準備をして、
息子や娘達の様子を伺う。そして、パーティーでは挨拶周りを行って、
終わるまで国王の隣に座って終わりを待つ。
そうだ。その筈だった。
そして、買い物をしてた所までは物凄く順調であった。
街を覗いたり、お店を覗いたり、海を眺めたり。とても楽しかった。
でも、、、今の状態はなんだ、、、
人混みの中、馬車や奴隷とはぐれてしまい、、、
私の顔を知らない国民が私を貴族だと思い、周りを囲んでいる。
このままでは、パーティーに間に合わない。
「あぁ、どうしましょう。誰か、、助けて、、」
女王は整った顔を歪め、、そう呟いた。
らみ (プロフ) [2016年7月12日 1時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「ったく、あのバカ主人…また勝手に行動して」
自分の主人に対してグチグチと悪態をつきながら様々な店が並ぶ大通りを歩く。
その髪は銀髪で、太陽の光を反射して輝いている。
いつもだったら誰かしら目を引く容姿だが、今はどちらかというと黒いオーラを放っているため、誰も目を合わせようとしない。
この雰囲気で声をかけられるとしたら、何かしらの知り合いか、相当のチャレンジャーくらいだろう。
(あいねこさん専用)
圷. (プロフ) [2016年7月11日 20時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「主さま、よろこんで、くれるかなぁ」
嬉しそうな顔で、少年はずるずると重そうな麻袋を引きずっていた。ず、ず、と引きずり歩くたび、その中身は見え隠れする。袋に入れられた真っ白な粉と、大量の金貨。それが何か。一目瞭然であった。
「んん~、おもいぃ…主さま、こんなの何にひつようなの…?」
どうやら少年は、「それ」を運ぶ意味が解っていない。
純粋に、心から「主」である誰かのために、それを運んでいるだけなのだ。
「ふぅ~…ちょっと休んでいいかなぁ」
寧々 (プロフ) [2016年7月11日 19時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「暇、、、ね」
国の女王は、パーティーが行われていた広い広間から逃げ出し、薔薇園の真ん中に座りながら紅茶を飲んでいた。
父は、周りの貴族に挨拶に回っている。今回のパーティーは私の生家のパーティーである為、夫である国王や息子、娘達もいない。つまり、ひとりぼっちなのである。
「少しはお話して下さる方が居ると嬉しいのだけど...」
自分が国王、国に嫁いでからはみな余り声をかけてくれなくなった。
そして、それが彼女を退屈にさせた。
せめて、誰か隣に座ってはくれないかしら、、、
そう、頭で考えながら、紅茶に口をつけた。
梓 (プロフ) [2016年7月11日 21時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]「…困りましたね」
ウロウロと薔薇園の隅で彷徨っている少女は途方にくれていた。
淡い水色の髪は冬の朝の空の様に、宝石のようにも瞳は燃える炎のようにも思える真紅の瞳。着飾られたドレスや装飾品が圧倒的に飾りにしか見えないその整った顔立ちは、今は困ったように眉を下げている。
彼女は『奴隷』だった。転々と主を変えている彼女の次の主は別国の貴族だった。なんでも仕事でフィアファルを訪れており、その帰りにたまたま寄り、自分を買った。まさか別国の人間に買われるとは思ってもいなかったので彼女にとって、ある意味驚きの展開だった。
さて、そんな主にこれまた同じようにパーティに連れられ、自分のお披露目会をしていたのだが、どうやら主とはぐれたらしい。いつの間にか外に出ていた彼女は、困ったようにクルクルと回り、辺りを見渡した。
らみ (プロフ) [2016年7月11日 7時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「はい、リナ様にはそうお伝えいたします。では私はこれで」
賑やかなパーティーの中、1人の貴族に微笑みながらお辞儀をし、銀髪の髪をなびかせながら離れていく。
――しかし、その内心は黒いオーラで充満している。
今日は自分の主人のお供で来たのだが、こういう場所はあまり好きではない。
おまけに唯一心を許せる主人はパーティーの主催者に挨拶に行かなくてはならないため、今はそばにはいない。
…そのせいか、主人に好意を寄せる様々な男性の貴族から伝言を託される始末だ。
(まったく…旦那様も旦那様よ。リナ様は嫌がってるのにパーティーに主席なんかさせて)
そう内心主人の父親に不満を漏らしながら、行く宛もなくスタスタと歩いていく。
らみ (プロフ) [2016年7月13日 20時] 10番目の返信 [違反報告・ブロック]「いえ、私も暇だったので調度良かったで………」
人だかりに目を向けながら話していたが、調度良かったです、と言い終わる前に固まってしまった。
その顔は段々と険しくなり、ついには嫌な物を見つけてしまったとでも言いたいような表情になった。
その視線の先はさっきの人だかり…よりも奥を見ている。
少し目を凝らすと、よく見慣れた茶髪…自分の主人が見えた。
しかもその周りには何人もの男性の貴族。
どうやらさっきそばにリナがいたところで、男性の貴族の相手をしなければならないのは免れなかったらしい。
「……訂正します。何やらこちらで厄介事が起きてたらしいので調度良かったです」
そう言い終わると、足早に人だかりの方へとズカズカと近づいていく。
気の優しい主人のことだ、対処しきれなくて困っているに違いない。
特になし (プロフ) [2016年7月14日 1時] 11番目の返信 [違反報告・ブロック]美しい女性が男に口説かれて居るのを見ると、それだけで不快になる。
私だって同じ穴の狢だが、美少女が美少女を口説いて何が悪いのだ。お前らおっさんはおっさんでも口説いとけ。でも口説いてる所は頼むから見せるなよ。
私は男性に口説かれたことが数える程しか無い。理由は勿論性的嗜好が特殊だからだ。
初めて男に腰を抱かれた時は、鶏を締め上げた時の様な声を出しながら鶏の様に暴れ、鶏の様な肌に為って仕舞った。過ぎ去れば良い思い出だ。嘘だけど。
果たしてミリア嬢は一人で貴族をあんなにいっぱい相手に出来るのだろうか。
私は好き好んで男の波の中に入りたいとは思わないので、此処で待っている事にする。なんか困ってる風だったら助けに行こうと後ろ向きな考え方をしてその場に立ってどうなるかを見守っていた。
らみ (プロフ) [2016年7月14日 8時] 12番目の返信 [違反報告・ブロック]人混みをかき分けて主人の方へと近づいていくと、どうやらリナも自分のことを見つけたらしく、パッといつもの笑顔を向けてきた。
あの様子じゃ特に何かされたりはしていないらしい。
それだけで安心したが、とりあえずあの人混みから連れ出さない限りは何も解決しないだろう。
そう思いながら、リナの隣で歩みを止める。
「お楽しみのところ申し訳ありません。どうやらリナ様はお疲れのご様子のため、失礼させて頂きます」
そう言いながら、最上級の(猫被りの)笑顔でお辞儀をする。
聞こえてくるのは、不満そうな声ばかり。
だが、何もしてこないのならすぐに行動に出るのが手っ取り早い。
リナを連れて、すぐにその場を離れようとした。
だが、すぐに男性の貴族の1人に腕を掴まれた。
「奴隷のくせに生意気なっ」
いわゆる逆切れというやつだ。
奴隷を見下してる貴族にはよくあること。
だが、その言葉にプツリと音を立てて何かが切れた。
「…知っていますか?奴隷に対してならまだしも、同じ貴族に対しての無理強いは、罪で訴えられることもあるということを」
――それでも貴方様は、リナ様を引き止める勇気がございますか?
そう言う顔は、笑っていた。
…けど、目は鋭くなっていて、その奥には暗い闇が潜んでいた。
腕を掴んでいた貴族はその視線に射抜かれ息を呑み、思わず腕を離した。
腕を離されたのを確認すると、またにこやかに微笑み、リナを連れてその場を離れる。
特になし (プロフ) [2016年7月10日 21時] 6番目の返信 [違反報告・ブロック]主さんの焼酎を消毒液代わりにして足の裏を拭く。先に綺麗な水で洗った方が良かったけれど、流石にそんな物は無いので仕方無い。
布をぐるぐると少女の両足に巻き付ける。釘を防げるとは言わないが、ガラスの破片などは最低限防げるだろう。
(もう一応、大丈夫…か?)
久し振りに外出した上に結構身体を動かしたので疲れた。
早く帰って寝よう。痛みの所為か涙目になっている少女に微笑み掛ける。
「帰ってちゃんと主に消毒して貰ってくれな。満足行く治療じゃない」
少し歪な形になったスカートの埃を払って立ち上がる。今回ばかりは主さんの趣味が役に立った。
圷. (プロフ) [2016年7月10日 21時] 7番目の返信 [違反報告・ブロック]「…主、様…なんて…」
僕にはいない。その言葉を絞り出すことができない。
つい先日捨てられたばかりなのだ。
顔を少しだけ上げて、綺麗な布が巻かれた両足を見る。青白くて汚れた足。
それが綺麗に手当てされている。怪我をして心配をしてくれる人がいるだなんて、いつぶりの事だろう。
「あり、がとう…ごめんね、お洋服…」
掠れた、声変わりがまだの幼い声。枯れた喉を駆使してお礼を言うと、少しだけ喉が痛んだ。けほけほと咳き込みながら、優しくて綺麗な服をきた目の前の人物を見る。
その綺麗な服は僕の足の怪我のせいで破かれてしまって、それがとても申し訳なかった。同時に、理由が不明の劣等感も感じた。
特になし (プロフ) [2016年7月10日 21時] 8番目の返信 [違反報告・ブロック]「あはは、偽善の自己満足だ。気にしないでくれ」
ほら、今だってそうなのだ。
少女の言葉で彼女の主が居ないか死んだかしたと言う事が理解出来たが、気付いていない振りをする。
主さんに相談して知り合いに当たって貰う事すら出来る。こんな格好でも解る美しいかんばせをしているのだ。ちゃんと服装を整えれば主人など見つからない筈が無い。だが、万が一、万が一の確率だ。
(主さんが、俺よりこの子を気に入って仕舞ったら)
主さんのお気に入りは俺だけだ。それを脅かす確率がほんの少しでも有るならそれは避けるべきだ。
少女に小さく手を振って、主さんの元に向かい腕に自分の腕を絡める。
(強く生きてくれよ、神なんて……)
俺しか居ないんだからな、と小さく呟く。その言葉の滑稽さに自分で笑った。
少女の居た裏路地はもう見えなかった。