王族貴族と奴.隷制度
いたい、さむい… 2016年7月16日 22時 /「ん…食べる」(ギ… 2016年7月15日 15時 /ー奴隷市場ー 「… 2016年7月15日 0時 /「あーるじさま… 2016年7月14日 20時 /彼は、はっきり… 2016年7月14日 17時 /「すいませーん … 2016年7月14日 5時 /貴族や商人を招… 2016年7月14日 0時 /主さんとはぐれ… 2016年7月13日 22時 /ずびずびと鼻を… 2016年7月13日 19時 /弟というのは、… 2016年7月13日 18時
メッセージ一覧
圷. (プロフ) [2016年7月16日 22時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]いたい、さむい、ごめんなさい。
げほっ、と大きく一度咳き込むと、喉の奥から血が零れた。絶望に目を閉じ、夢に逃げようと眠りに落ちるよう試みるも、脳裏に浮かぶのは、堪え難い苦痛に対する悲鳴と、今はなき主への謝罪。ぐるぐると脳を巡るのは、真っ赤に染まった景色。殴られる自分が第三者の視点から見える。激昂する主の、深い皺が刻まれた激怒の顔。こわい、やめて、いたいいたい。
そんな身勝手な言葉は声にならない。悲鳴の出し方や拒否の言葉はとうの昔に忘れてしまったのだ。あるのは、絶対的な忠誠と、暗くて冷たい泥沼への畏怖。
もう戻りたくないと思っていた筈なのにどうしてこうなったのか。
「…しくじったなぁ」
青い目から透明な涙を溢し、冷たい地面に身を横たえる。
たった一度のミスは、自らの身を滅ぼした。結果、この暗くて汚い市に放り込まれたのだから、捨てられたんだろう。
小綺麗に整えていた筈の容姿は傷だらけ、心も絶望に染まり切って、救いようがない。嗚呼もう嫌だなぁ。
「生きていたく、ないなぁ」
零れた弱音は、冷たい夜空に拡散して消えて。誰の耳にも届かない。
だとしたら、それもいい。このまま朽ちてしまえるだろうから。
雪奈(通称:那加)小説書いてます! (プロフ) [2016年7月15日 0時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]ー奴隷市場ー
「ここへ来たのは良いけど言い奴隷はいないのかな?」
18の少女は降りに入ってる奴隷を見て呟く。
「あ、この子にしようかな。」
奴隷商人を呼んだ
圷. (プロフ) [2016年7月14日 20時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「あーるじさまー。おきてますか~?」
コンコンコン、と指定された数だけ、チョコレート色の扉を叩く。この扉の先には愛しい愛しい、忠誠を誓ったご主人さまがいる筈だ。
カラカラと紅茶を乗せたキャスター付きのワゴンを引き寄せ、中からの返事を待つ。
ごそごそ中で何かが動く音がした。ご主人様かな、と耳を傾ける。
…だけどそれっきりである。
「あるじさま~?…寝ちゃいましたか~…?」
呼ぶ声の大きさを落とし、なるべく音を立てない様に大きな扉を力を込め、開ける。
部屋には、大好きな主様がいた。
(専用)
晴海 (プロフ) [2016年7月14日 17時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]彼は、はっきり言えば健康体だ。
そんな彼を実験台として購入したのが最初。
現在、彼は助手としてうまく立ち回ってくれている。
「そこの粉とこの液体を混ぜ合わせたら教えておくれ。終わったら1度休憩しよう」
今日も今日とて薬の開発中だ。
ひとりでした方が楽な作業も勿論多いが、猫の手も借りたいようなときはとても重宝する。
いつもにこにこと笑っていることに関しては本心が分からず困ることも多い。
まぁ、それも考えるだけ無駄だと考えては、疑問を浮かべるのをやめていた。
垢変します (プロフ) [2016年7月14日 0時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]貴族や商人を招いての食事会。3日と空くことのない予定に心身は疲弊し切っていた。ここ最近は公務やら何やらが詰まりに詰まったスケジュールで1日ゆっくり休むこともなかった。いつもよりも多い客人に酔ったらしく先程から冷や汗が止まらない。王族である以上、そう簡単に抜け出す事も出来ずに早くお開きにしてくれと願った。
特になし (プロフ) [2016年7月13日 22時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]主さんとはぐれた。
普段ならどうって事無い。町を見物しながら目立つ場所に居れば、主さんに見つけて貰える。しかし迷子に成った場所が場所だった。
(どうすんだこれ…)
奴隷の九割以上が此処で世話に成っているだろう、奴隷市場という特異な場所。
走って通り抜けて仕舞いたい所だが、走ると脱走奴隷だと思われて捕まってしまう。因みに情報源は俺だ。
しかも奴隷市場の入り口と出口には貴族かどうかを見定める為の人間が居て、奴隷が一人で出ようとすると即御用だ。
因みにこれの情報源も俺だったりする。誰だって若い頃はやんちゃするのが世の常だ。
「あ…主さん……?主さぁん…?」
矢張り外になんて出る物じゃない。数ヶ月ぶりに出るとこれだ。
特になし (プロフ) [2016年7月13日 19時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]ずびずびと鼻を啜りながら髪に鋏を入れる。
腰まで有った黒い髪の毛がばさばさと塵箱の中に落ちた。髪が肩に届かなくなったのは何年振りだろうか。
動き辛いひらひらした洋服も脱ぎ捨て、同じ塵箱の中に突っ込んだ。知り合いに見つかるのだけは死んでも嫌だ。
ガラスに映った自らの姿を見る。少し上等な下着を着て、まだ少し綺麗なだけの奴隷。
(あー、死にたい死にたい死にたい…)
こんなに貧弱で虚弱で、物に強度を例えるなら障子紙の俺が奴隷街で生き残れる訳が無い。
一応元主さんの慈悲で食料や水を含め使いそうな物は全て持って来させて貰ったが、何日保つか解らない。
(本当に俺、捨てられたんだな…)
きっかけは理解していた。声変わりだ。俺は成長期が遅く、去年までは身長が五尺に至らなかった。其れが僅か一年でこうなって仕舞ったのだから驚きだ。魚と肉と卵を食べなければ身長が伸びるのは防げると思っていたのだが、俺の体は予想以上に捻くれ者らしい。
最初は喉に来る軽い風邪かと思っていたそれが治らない事に気付き、主さんに気付かれまいと必死に隠した。それでも半月後にはこうやって追い出されて仕舞っているのだから仕方が無い。
ぼんやりと灰色の空を眺める。
いっそこのまま死んで仕舞おうか。
苦しみながら生き恥を晒すくらいなら、沢山眠れる方を選んで仕舞おうか。それが良い。
首の大動脈を探してゆっくりと鋏の刃を突き立てようとした瞬間、誰かに声を掛けられた。
(専用)
雪奈(通称:那加)小説書いてます! (プロフ) [2016年7月14日 21時] 5番目の返信 [違反報告・ブロック]「利益?嫌だなぁ。利益なんて関係ないよ。少し気に入っただけだよ。それに死んじゃったら良い思い出なんてないよ。ただの後悔だらけの人生でしたで終わっちゃうよ。それでも良いの?」
少しきつく言う。彼女は18になっても奴隷一人もおらず暇な生活をしてる。
雪奈(通称:那加)小説書いてます! (プロフ) [2016年7月14日 22時] 7番目の返信 [違反報告・ブロック]「じゃあ私が貴方を殺りましょうか」
腰から銃を抜いて言い放つ。銃口は少年の頭にピントがついた。
「元は軍人でね地獄の体験は何度もしたわ。私の恋人は戦場で死んで、親友は私の目の前で敵に撃たれた。自分自身が捕虜にもなったこともあったわ。」
目から涙が出てくる出したくもないのにどんどん出てくる。
雪奈(通称:那加)小説書いてます! (プロフ) [2016年7月15日 0時] 9番目の返信 [違反報告・ブロック]「で、あなたはどうするの?そんな私に殺られたい?」
少し問い詰める。彼女は銃口を向けたまま言い出す
「それとも生きて私のところで保護される?」
晴海 (プロフ) [2016年7月13日 18時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]弟というのは、いつの時代も愛らしいものだと思っている。
自分に血のつながった弟は存在しない。
しかし自分の事実上の奴 隷(という呼び方はあまり好きではないが)である彼は、自分にとって弟と呼びたい存在だ。
「ライ、ライ、菓子を買ってきたよ。こっそり食べないかい」
今日もこっそりとお土産を買っては、こうして分け与えている。
(圷様専用)