えすえすおきば
途中になってる… 2024年10月23日 11時 /遅刻〜〜〜 タ… 2024年7月21日 1時 /なんかあんまり… 2024年7月12日 12時 /いむよんすくん… 2024年6月21日 14時 /で、で、できた… 2024年6月17日 13時 /あるべりひくん 2024年6月4日 13時 /受験生の(ry 2024年3月5日 7時 /受験生の、受験… 2024年2月25日 21時 /シャッターチャ… 2024年2月21日 21時 /過去ログ……… 曲… 2023年12月24日 9時
メッセージ一覧
カレンダーに付けられた印に心が踊る。今日は万文集舎の新刊入荷日――つまり、行秋と会う日だ。
いつもより早起きして、身支度をしっかりと整える。新調したワンピースは爽やかな海色で、アクセントカラーの金色が彼の瞳みたいでお気に入り。髪は括るか下ろすか迷ったけど、本にかかると邪魔だから結局一つにまとめた。
今日も璃月港は活気に溢れている。鼻歌まじりに飛び込んだ快晴の空の下、軽い足取りで慣れた道のりをたどる。朱塗りの階段に足を掛けたとき、突然後ろから呼ばれた。
「**!……せっかくだから一緒に行こう」
軽やかに二、三段駆け上がった行秋がくるりと振り返り、私に手を差し出してきた。その手を取った途端にぐいっと引っ張られて、その力になんとなく男の子だなあ、と思った。
「待ってよ行秋、本は逃げないよ」
階段を駆け上がりだした目の前の少年に言うと、行秋は心底楽しそうな笑顔で振り向いた。
「僕が君と、――こうしていたいだけだと言ったら?」
繋がれた手を掲げてそう問いかけられれば、私は降参するほかない。行秋に甘いと友人たちからはよく言われるが、全くその通りだ。そもそも行秋だって私に甘い、お互い様といえばそこまでの話なのである。
ただ、……この繋がれた手も、他の女の子よりも少しだけ近い距離感も、その理由をはっきりと教えてもらえているわけではない。昔からの付き合いで当たり前になってしまっているから。
私はこんなにも、君の行動ひとつひとつで心をかき乱されているというのに。まるで気づいていないみたいな行秋の態度にやきもきしてしまうのは、致し方ないことだろう。
箸レーゼ (プロフ) [2024年10月23日 11時] 1番目の返信
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夏は苦手だ。暑くて、うるさくて、鬱陶しい。汗でベトベトするし、日焼けを気にするのも面倒くさい。おまけに、この世界には冷房がない――
そう、冷房がないのだ。文明の恩恵の権化とも言える冷房が、ここテイワットには存在しない。最初にここへ来たときは冬の入り口くらいの頃で、暖房とはいかなくとも暖炉があったから寒さに悩むことはなかった。しかし今、この茹だるような暑さの中扇風機すらないというのは、地球人の私には堪える。あぁ、あの風が懐かしい......
「おーい🌸、聞いてる?暑くてぼーっとしちゃった?」
「......あ、たるたりや............んん、そうかも」
「ははっ、今日はやけに素直だ。おいで、いいものをあげよう」
いいものって何だろう、と訝しみつつ彼に身を寄せると、タルタリヤは徐に自身の腰へ手を伸ばした。大きな手が私の手を優しく掴んで、何かを握らせる。......なんだか、なんとなくだけど、ちょっぴり涼しくなったような気がした。
「?......見てもいい?」
「もちろん」
私の手のひらの上で、青色の神の目がキラリと夏の陽光を反射する。これは、......タルタリヤの「神の目」そのものだ。水面のきらめきみたいな反射がまぶしくて、もう一度ギュッと手に握った。
「水元素だから?これ、程よく冷たくて気持ちいい......」
「だろ?夏にはピッタリなんだ。君のお気に召したみたいで俺も嬉しいよ」
言葉通り嬉しそうなタルタリヤを見上げると、彼は私の手に自分の手を重ねて微笑んだ。この顔を見ると、愛されてるんだなあ.......とはっきり実感できてしまうから不思議だ。それと同時に、私にも好きな気持ちが溢れてくる。まるで魔法使いみたいだと思った。目に見えない愛を、見えるようにしてしまう魔法使い。
「私、まだこの世界に来てから初めての夏で.......きっと、慣れないことがまだまだいっぱいある。だから、――この夏はずっと一緒にいてくれる?」
「酷いなぁ、この夏と言わずずっと一緒にいてくれないの?」
「......あ、た、たしかに......?」
「答えはもちろんイエスだよ、俺に任せてくれ。君と過ごす夏は楽しいものになりそうだ」
ふわりと撫でられた髪に降り注ぐあまりにも優しいキスに、夏への期待が込み上げた。
箸レーゼ (プロフ) [2024年7月21日 1時] 1番目の返信
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📘と🎧に栞をあげたいだけの話
※🌸が普通に喋る
📘
「ゆ、……行秋、」
あ、ちょっと不自然だったかな。ドキドキしながら彼を見上げると、読んでいた本から顔を上げて不思議そうな視線を寄越していた。優しい、大好きな声が「どうしたの」と紡ぐ。
「渡したいものがあって」
「渡したいもの?」
首を傾げた行秋に、うなずきながら小包を見せる。本当はわざわざラッピングしなくてもいいようなものだったけど、すぐに反応が返ってくると私の心臓がもたない気がしたからこうなってしまった。渡す側にも心の準備というものが必要なのである。
「喜んでくれるかは、わからないけど……」
「これは――本の栞かい?」
「うん。行秋、読書が好きでしょう?だから、と思ったんだけど……どう、かな」
恐る恐る彼の顔色を窺う。目を丸くした行秋が、ばっとこちらに向き直って口を開いた――
「どうもこうも、すごく嬉しいよ!しかもこの押し花、君がわざわざ手作りしてくれたんだろう?宝物になったよ」
心配する必要はどうやらなかったらしい。色白な彼の頬がほんのりと上気していた――その喜びようといったら、今にも手元の栞にキスでもしそうな勢いである。しかも「宝物」とまで言ってくれた。よかった、喜んでもらえた……!それだけでもすごく嬉しくて幸せだったのに、気がついたら私は暖かい腕の中に閉じ込められていた。
「ゆっ、ゆくあき、?」
「ありがとう。僕のことを考えて用意してくれたことが、何よりも嬉しいよ」
――その間、君は僕のことで頭がいっぱいだっただろうからね。
耳元で囁かれたその言葉はあまりにも不意打ちで、私の体温を上げるには十分すぎるものだった。
🎧
ぱたん、と本を閉じる音がした。アルハイゼンが私に気づいて読書を中断した音である。
「……どうした」
「ううん、ただ……その本、いいの?読んでる途中なのに」
次に続きから読もうと思ったときに、わざわざページを探すことになるのではないだろうか。彼が私のためにそうしてくれているのは分かっているし、もちろん嬉しいことだけど、私もよく読書をするから少し気になってしまうのだった。
私の言葉が意外だったのか、少し目を瞠ってから彼は口を開いた。
「問題ない。……そもそも読んでいないからな」
「読んでない!?なんでまたそんな……」
「君がいるからだ」
いつも通り言葉が足りてなさすぎて私にはさっぱり伝わっていないが、まぁアルハイゼンの中で完結しているようだからそういうことなんだろう。私が理解する必要はない。ただ、――せっかく持ってきたプレゼントを渡すタイミングを失ってしまったのはちょっと残念ではある。
「そ、っか。うぅん、――んん、」
「……言いたいことがあるなら言えばいい。渡したいものがあるならそう言えばいいだろう」
「えっ、わ、わかってたの?」
びっくりしてそう言うと、ふっと彼の口元が緩んだ。今日は機嫌がいいのか、わかりやすく笑顔だ。
「君は、君が思っている以上にわかりやすい人間だからな」
なんだ、それじゃあ、私がどうやって渡そうかなとかたくさん悩んでたのは意味がなかった?ちょっと面白くない感じだけど、受け取ってもらえなかったり迷惑顔されたりするよりかは何百倍もいい。私は隠す必要がなくなったそれを、ずいっとアルハイゼンに差し出した。
「渡したいものってね、これだったんだ」
「……栞、か?ああ、――本を読んでいる途中だ何だと言っていたのはこれか」
さすが、察しが良いようで私の説明の手間が省ける。使ってくれるかな、と不安になりながら彼を見ると、なんと早速本に挟んでいるではないか。
「こういうのは、……悪くないな。ありがとう」
長い指が、愛しむように花の表面を撫でる。あなたのことを考えながら選んだ花だ、とは、さすがに気恥ずかしくて言えなかったけど――なぜだか、言葉にしなくてもその気持ちは十分伝わっている気がした。
箸レーゼ (プロフ) [2024年7月12日 12時] 1番目の返信
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地の底を這うような声が口から漏れ出る。客観的に見てもまったく女の子らしくないし、可愛くもない姿を晒していると思うけど、もはやそんなことはどうだっていいのだ。
「つ、か、れ、た〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
毎日毎日まいにちまいにちの寝不足が重なりに重なりまくって、最悪なお味のしそうなミルフィーユを形成していた。そしてそんな趣味の悪いスイーツを食そうとする悪魔のフォークが、課題に試験に人間関係にといった具合の――言うなれば私の自業自得。ほんとうに馬鹿野郎だ。いくら殴っても足りないくらい。
それでも私という人間は救いようのないほどに自己中心的らしく、自分が招いた結果に対しても肯定と甘えを欲してしまう。そうやって負の連鎖を断ち切ることができず、私のダメ人間を加速させているのだ。我ながらまったくのクズである。泣きたい。いや、泣く資格もないけどな。あはは。
「なんにもしたくない〜〜〜〜!!寝たい、いややっぱゲームもしたいし漫画も読みたい、とにかく現実逃避したい、生きるのつらいよぉ……」
「じゃあ俺と一緒にゲームするんだぜ!」
「……は?――…………よぁっ、よよよ勇洙!?!?なんでここにいるのここ私の家なんだけど!?」
「いや俺、生まれたときから隣に住む幼なじみなんだけど」
「たしかに。私もよく勇洙の部屋にしんにゅ……おっと、お邪魔してたね」
「つまりお互い様なんだぜ」
「状況は把握した、けど突然どうしたの?あんたのことだから勉強でもしてるのかと」
怒涛の展開で登場したこの無駄にイケメンな(しかし残念イケメンである)男、彼は任勇洙という。先程彼の口から紹介された通り、生まれたときからのお隣さんで幼なじみ、もっと言えば腐れ縁である。小さい頃からの仲なのでお互いに遠慮がないし、自他ともに認める気難しさの私が気を許せる数少ない人間の一人でもあった。
「なんで俺が勉強することに……」
「いつも成績いいから」
「あー……まぁ、それは、うん。なんか適当に?とりあえず解答欄埋めたらそうなったんだぜ」
「こんのッッ……天才めが……!!」
絶妙に私のような人間の自尊心を傷つけるのが上手いというのもこの男の特徴である。実際は私が勝手に傷つけられていると思っているだけだし、そもそも勇洙は無意識にそうしているだけではあるのだけれど。
つまるところ、私はことごとく馬鹿でクズで人間の底辺を生きているのに対し、彼はほぼ同じ環境で育っておきながら、頭脳に人格にと完璧な人間なのだ。こんなに悲しいことがあるだろうか。神様はなんとも無慈悲だ。
しかしそんな勇洙にも欠点が存在する。先程彼を「残念イケメン」と称した原因の一つでもある――彼は昔から、口を開くととことんうるさいのだ。といっても口うるさい母親のようなお小言を言うという意味ではない。ガキか?と疑いたくなるくらい、とにかく「うるさい」し「煩わしい」。これに尽きる。顔も頭も運動神経もいいのに、これのせいで女子ウケが悪いのがもったいないところだった。
「今ぜったい失礼なこと考えただろ」
「かっ、考えてないですけど??」
「どうせまた俺がモテないって考えてたんだぜ。そういう顔だった」
なんだ気にしてたのか?と思ったけど、その後に小さく聞こえた言葉でそうではないことはすぐに分かった。ぼそりと聞こえた言葉はただ「余計なお世話」の一言。まぁ、これでもやっぱり顔はいいから物好きがいるらしいし、それを全部面倒くさそうに断っているらしいことも私は一応存じている。なんせ幼なじみ歴イコール年齢なのだ。知らないことのほうが少ないのではないかとすら思う。
箸レーゼ (プロフ) [2024年6月21日 14時] 1番目の返信
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「……まさか本気で居座るつもり?」
まるで自分の家かのようにゲーム機を準備し始めた勇洙に問うと、返事の代わりにコントローラーを手渡された。つまり肯定ということか。私今回は本気でやばいんだけどなぁ……と内心では思いつつ、娯楽の誘惑に勝てるはずもなくそれを手に取った。ひどい点数を取っても、横で一緒にゲームしているこいつに聞けばいいだけの話だ。怒られても連帯責任を負わせればいい。――いや、やっぱ私だけが怒られそうだな。やっぱり癪だ!
二人で並んでテレビの前に座るのも、いつも通りのゲーム画面も、私にとってはいつまでも変わらないままであってほしいものだ。だけど私たちは齢を重ねるし、ゲームはやるほどにステージが進んでいく。私はずっと昔のままなのに、勇洙はどんどん私の先を歩んでいく。追いつかなくちゃいけないのに、そんなこととっくに分かっているのに、いつまでもぐずぐずして立ち止まってしまう私を直視することが嫌で、だから私はいつも逃げてばかりだ。そんな自分が心底嫌いだった。
「――……俺が、なんで今日ここに来たのか」
わかってないだろ、といたずらっぽく勇洙は笑う。突然のことに理解が追いつかない私は、ただ黙って視線を返した。ああ、――この笑顔は、ずっと変わらないままだ。
「いつも思い詰めてばっかで息苦しそうだから、俺がガス抜きをしに来てる。こんな大役、俺にしかできないんだぜ」
「……勇洙のくせに」
「なんとでも言うんだぜ」
身体の中心が燃えているみたいに熱かった。なんでそういうことまで言えてしまうんだ、この幼なじみは!どこで教わったらそんな言葉がさらっと口から出てくるんだろうか。お陰様で顔があつい。だけどそれを見られるのもなんだか気に食わないから、わざと反対の方向に顔を向けた。まぁこれも、きっと耳が赤いことがばれてしまうし意味はないのだろうけれど。
「もう!するなら早くしよ、ほら、やるんでしょ?ゲーム」
「はいはい、するする。準備が遅いのは俺じゃないと思うけど」
「誰のせいだと……」
ん?とにやついて聞いてくるあたり、勇洙はいい性格をしていると思う。本当に!
だけど、そんな勇洙にたくさん救われてきたのは事実だ。本当は、そばにいてくれていることが奇跡みたいな存在なのかもしれない。
「……ねえ、さっきの、」
もう少し歩み寄って、手を伸ばせるくらいまで近づけるように。私も努力したい。
「ありがとう」
そう告げると、勇洙は嬉しそうに笑った。
箸レーゼ (プロフ) [2024年6月21日 14時] 2番目の返信
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で、で、できたあああああああああああーーーーーーー!!!!!!
初のgnsnプラス反応!!!!!
私の推しと親友の推し
箸レーゼ (プロフ) [2024年6月17日 13時]
[固定リンク]
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1.🌸に一目惚れするgnsn男子
(🦉,❄/🦚,🍃,🐳,🌀/☂)
⚠願望と妄想と自己解釈の嵐⚠
🦉
その日は、たまたま🦉がエンジェルズシェアのバーテンダーをしていた。
「いらっしゃい、ま、せ……あ、いや、ご注文は」
たまにこの店に来ている🌸だったが、🦉が彼女と会うのはこれが初めて。一目見ただけなのに恋に落ちてしまうなんて、と🦉は自分に呆れ返るが、カウンター席で面白そうに笑いを堪えている騎兵隊長に悟られないようにあくまで普段通りに振る舞う。
「僕の酒はどうかな。うん、……ゆっくりしていってくれ」
その日を境に、エンジェルズシェアにオーナーが立つ姿を見かける日が増えることになる。
🦉はきっと、ゆっくりじっくり距離を近づけていって、そして両片思いを拗らせるタイプの男。
❄/🦚
本当にありがとうございました、と頭を下げてくる🌸の目は、先程までの魔物の恐怖に濡れていた。騎士団として魔物に襲われている一般人を助けるのは当然のことだが、🦚は自分がただその理由だけで行動したわけではないことに気づいている。
「当たり前のことをしたまでだ、顔を上げてくれ」
少しでも🌸の表情が明るくなるようにと、優しく柔らかい声で告げる。安心したのか🌸がふんわりと微笑むと、飄々とした空気は途端に消え失せ、ただ🌸に見惚れてしまう🦚。“?”を頭の上に浮かべて上目遣いで見上げてくる🌸に追い打ちをかけられて必死に平静を保とうと頑張る🦚はいる。
「っあー……その、まあ、なんだ、また何かモンドで困ったことがあったら俺を頼ってくれよ。いつでも駆けつけるとしよう」
その日の夜、酒場で偶然再会して距離が一気に縮まる二人。しかしお互いの事情が絡み合ってお付き合いはもう少し後になりそう。
🍃
外国人である🌸は、モンドの吟遊詩人たちが物珍しくて、城内のあちこちで彼らの歌声に耳を傾けていた。
そうやって詩人たちの歌を巡る中で、独特な雰囲気の少年に出会う🌸。🍃の歌声やライアーの音色に虜になった🌸は、その日から足繁く🍃のもとへ通うようになる。
「待って!……キミ、最近よくボクの歌を聞きに来てくれてるよね?」
ある日の歌が終わった後、いつものように帰ろうとする🌸を🍃が引き止める。突然のことにびっくりして固まる🌸に、「よく見る顔は覚えちゃうんだ。これからもいっぱい聞きに来てね」とウィンク。
本当は初めて🌸が聞きに来てくれたときから顔を覚えているし、これからも来てくれるという絶対的な自信があってこのアピールをしてくる。グイグイ来るし🌸もいつの間にか🍃のペースに巻き込まれて恋愛感情が芽生えていく。
箸レーゼ (プロフ) [2024年6月17日 13時] 1番目の返信
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🐳
璃月の喧騒の中でも一段とよく通る声に、🐳は引き寄せられるようにその主を探した。客引きをしているらしいその声が無性に気になって仕方がなかった🐳は、明るい笑顔と人懐っこい話し方の🌸を見つける。
「へえ、これが君おすすめの璃月土産かい?それじゃ、俺の家族に買おうかな」
毎度ありがとうございます、とにっこり笑った🌸に、財布を出す手が止まってしまう。まさか惚れたかな、なんて心の中で苦笑して、なんてことないようにモラを払ってその場は離れた。
「やあ!調子はどう?この前買った土産、弟がすごく喜んでくれたんだ。君はセンスがあるね」
それ以降、璃月港の一角にある小さな雑貨屋に、「公子」がよく現れるようになる。“まだ”純粋に惚れただけだけど、🌸がいつまでも気づかずにいたり他の男との関係を持ったりしようものなら、その時には🐳の激重感情が溢れ出してしまうことに……
🌀/☂
放浪の日々の中で、変数というのは唐突に現れるものである。スメールの森で🌀の耳に飛び込んできた声は、確かにかつての彼の名を紡いだ――“散兵様”と。
「君はファデュイの下っ端か何かかい?僕がもう“散兵”ではないことを知らないだなんて」
過去の、しかも全くいい思い出のない名で呼ばれたことに不機嫌な空気を隠しもせずに問うと、木の陰から🌸がひょっこりと顔を覗かせた。少し前にファデュイから抜けていた🌸は何があったのかを知らなかっただけで、何の悪意もない。お茶でもどうぞ、と🌸が🌀を誘うと、案外あっさり同席してくる。
「ふん、……悪くない味だ。やっぱり茶は苦くあるべきだからね」
それから、君の話を聞くのも悪くはない……とまでは口にしなかった🌀だが、自分の🌸に対する感情にはまだ気づいていない。🌀は自分の恋心に気づいてからも気づいていないと言い張るけど、その頃には🌸からのアプローチが熱を帯びていそう。
箸レーゼ (プロフ) [2024年6月17日 13時] 2番目の返信
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「ひとりで泣かないで。そんなに寂しそうに笑わないで……ガイア」
テイワットの星空は美しい。煌めく星の眩さに耐えきれなくて、ガイアは瞼を閉じた。まるで、自身の瞳に宿る星を忘れようとするみたいに。
「俺にそんなことを言えるのはお前くらいだな、――」
彼女が手を伸ばす気配がして、ガイアはそのまま身を委ねた。あたたかな体温と心地良い心音が確かに伝わる。それだけで救われるような気がして、もう少し、あとすこし、と縋り付く。星が輝く夜はいつも、彼女はこうして彼の孤独を包みこんだ。それが、ふたりの間の確たる信頼の形だ。
「これはわたしの特権だから。それに、……わたしが泣きそうな夜は、ガイアがこうしてくれているでしょ?」
囁き声にそっと顔を綻ばせながら、存在を確かめるように、ガイアはもう一度彼女の細い身体を抱きしめる。
このテイワットの星空よりも遥か向こうから来た彼女は、他の人間が気づかなかったガイアの仮面の下をいとも容易く見抜いてしまった。そして彼女はその理由を追求することもなく、ただ彼に寄り添うと決めた。それが、彼女がこの世界に留まるひとつの理由。そして同時に、いちばんの希望でもあった。
「――……もし」
柔くて脆い、心地良い熱を遠ざけて、ガイアはぽつりと零す。ゆらゆらと星が惑い、月の光がそれを一層煌めかせる。
「お前がずっと、――死ぬまでこの世界にいるのなら」
近すぎる距離を怖がるみたいに遠ざけては、離れた温度を逃したくないというように手を取る。
「俺は、……今度こそ、選べなくなってしまいそうだ」
繕えない笑顔はまるで、泣き方を忘れた子供のようだった。
箸レーゼ (プロフ) [2024年6月4日 13時] 1番目の返信
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🇯🇵
「お味噌汁どうぞ。温めておきましたから。
……ふふ、よかったです。この具、お好きでしたものね。
もうすぐ桜の時期です。一緒に、必ず見に行きましょう」
はっきり伝えるわけじゃないけど、これも激励。
彼にはきっと、満開の笑顔で桜の中に立つあなたのことが見えている。
「ほら、楽しみになってきたでしょう?」
🇨🇳
「そんなに不安そうにしなくても大丈夫。
他の奴らなんかと比べんな、自分とだけの闘いある。
……我は、お前が負けるなんてこれっぽちも思ってねーあるよ」
屈んで目線合わせながら力強く言ってくれる。
不思議と、不安な気持ちは霧が晴れるようになくなっていく。
「うちで美味い飯でも作って待ってるある!」
箸レーゼ (プロフ) [2024年3月5日 7時] 1番目の返信
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🇺🇸
「……え、受かるか不安だって?
何言ってるんだい、俺がついてるんだから心配いらないんだぞ!
なんたって俺はHEROだからね!」
普段通りの彼の言葉が、とっても優しくてあたたかい。
不安そうな顔をしていれば、大きくて安心する腕の中に閉じ込められる。
小さな声で囁くように告げられるのは、心からの声援。
「俺も一緒に闘ってたってことを忘れないでくれ。
いつだって君のそばにいるよ」
ちょっとぎこちないキスを額に落として欲しい
その後で照れくさそうに笑い合えば、もう緊張なんて吹き飛ぶはず!
🇰🇷
「なんでそんなに辛気臭い顔してるんだぜ。
……なんで俺が自信満々なのか知りたい?ふふん、それじゃあ特別なんだぜ!
🌸の起源は俺にあるからに決まってるんだぜー!」
案外頭良さそう。ていうか勉強教えてほしいって言ったら教えてくれそう。
なんでもかんでもオーバーだし、ハグするときも思いっきり抱きついてくる。
だけど、こういうときはすっごく優しく抱きしめて撫でてくれたら嬉しい(私が)
「俺が🌸のことなーんにも見てないと思わないでほしいんだぜ。
俺のことと、そしてなにより今までの自分を信じてほしい。それだけでじゅーぶん」
つまりお前には俺がついてるんだぜ!ということらしい
結婚しよう
箸レーゼ (プロフ) [2024年2月25日 21時] 1番目の返信
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***
*
なんにもなくなっちゃった。
ずっと、ずっと昔に君と見た、花の海も。
少年時代を過ごしたあの家も。
君を想って祈りを捧げた教会も。
なにもかも、なにもかも。
失ったんだ、全部を。
もし俺が強かったら、こんなことにはならなかったの?
——そんなことない。
誰かが言っていた、この世界の終わりは神様がはじめから決めていたって。
それなら、縋りついてでも君を引きとめていれば、君はまだ隣にいてくれたの?
——もしそれが叶ったとして、俺はどうするの?
ありもしない、もう過去には戻れやしないのに、そんなこと願って。
君はもうやって来ないのにな。
顔を上げても、隣を見ても、振り返っても。そこには俺の愛した人の営みはなくなっていて。あるのは果てしなく続く荒地だけ。
「——かみさま」
泣きすぎて痛い喉から絞り出す声は、弱々しく震える。
「ぼくのお友達のところに、はやく連れていってよ」
約束をしたんだよ。
だから、早く、はやく行ってあげなくちゃ。
いっぱい遅刻しちゃったけど、笑って許してくれるかな?
君にしたいお話がたくさんあるんだよ。
「しゅうまつよ、さようなら」
大好きだったよ。
この世界も、思い出も、失ったものたちも。
「愛してたよ」
君に会いたかった。
箸レーゼ (プロフ) [2023年12月24日 9時] 1番目の返信
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