18 2017年2月5日 20時 /17 2017年2月5日 20時 /16 2017年2月4日 14時 /15 2017年2月1日 8時 /14 2017年2月1日 8時 /13 2017年1月28日 14時 /11 2017年1月28日 14時 / 2017年1月28日 14時 / 2017年1月21日 16時 / 2017年1月21日 16時
18
「んぁっ……」荒らされるままになり、鋼稀と舌を絡める。心地よさそうに目を閉じ、体温にすがる。
「ん、ふ……」角度を変えて何度も口付け、鋼稀は邦彦の下半身にそっと指を滑らせていった。優しい手付きで腰の辺りを撫でる。
「ふ、ぁっ……」ぞくぞくと押し寄せる快感に身をよじる。
「ん……」唇を塞いだまま、鋼稀は邦彦の後ろの孔に指を滑り込ませた。一瞬強張る身体に、優しくキスを続けていく。
声にならない。慣れない感覚が浸食してきて、荒れていく息を口付けた中に吹き込んでしまう。「ぁ、ぅ……」
17
「ふ、ぅ……」くすぐったそうに肩をすくめながらも頬を撫でられるのは気持ちいいらしく、ふにゃんと緩んだ表情をしてされるがままになっている。
「猫……いや、兎か」藜兎は静かにそう呟くと、サイの体を抱き寄せた。サイの首筋に顔を埋め、藜兎も目をそっと閉じる。眠ることにしたようだった。
ぎゅっと抱きしめたまま、サイの眠りも更に深くなっていったようで。ただ少し、抱き寄せる腕の力が強くなった。
「……」サイの体を護るように抱き締め直し、藜兎は夢の世界に落ちていく。やがて、藜兎の眉間から皺が消えた。……眠ったようだ。
(一旦区切って上行きますね)
16
「目え瞑れー」頭に湯を掛けていく。
「んー」
「よーし、痒いところは無いな?」わしわしと髪を洗いながら零斗は尋ねた。
「ないよー」気持ち良さそうに言う
「そりゃ良かった」微笑んで、満足そうに頷く。(上にどうぞ)
15
「流梨、流梨流梨……僕の、流梨……何処に居るの?」鈴音は路地を歩き回り、びしょ濡れの体が冷えるのにも構わず探し続けた。もう一度会わなくては、ちゃんと話さなければ。鈴音はその思いを胸に秘め、流梨の姿を探し求めた。
「ぅあっ……」唇をようやく離され、流梨は声をあげる。逃げなきゃ、逃げなきゃ、と脳が鳴らす警鐘に従い、出口を求めてさまよう。ただまだふらふらとする足は、歩くのもままならず、流梨は扉の前であっさり捕まってしまう。「や!」男を思い切り突き飛ばして、流梨はようやく叫んだ。「鈴音!!」
「!」鈴音は流梨の声に反応した。体が跳ね、勢い良く振り返る。そして鈴音は駆け出した。流梨が鈴音を呼んでいる声に従って、脇目も振らずに。悲痛な響きを感じ取っていたのか、鈴音は直ぐにその建物の前に辿り着いた。「流梨!!!!」
「鈴音、鈴音、鈴音……」じりじりと侵食されながら、流梨は呪文のようにその名を唱え続けていた。
「っ、この中だね……」鈴音は一度深呼吸をし、扉を見据えた。ゆっくりとそれを開き、流梨の声を頼りに奥へと進んでいく。そして、鈴音は目を見開いた。怒りに息を吞み込み、我を忘れて男に襲い掛かる。「僕の流梨に触るんじゃない!」
14
「……色々合ったもので」簡単には死にませんよ、と苦笑を零す。
「はぁ…」(とばします?
「あはは、まあこの程度気にすることでもありませんよ」再び笑い、自分の席に座る。(そうですね、昼か放課後辺りまで飛ばしましょう)
((放課後で「ネロー、とっておいで!」近くの公園で遊んでいた
「先に失礼します」仕事をいつも以上の早さで終わらせ、零斗は帰途につく。(上にどうぞ)
13
「ゆーひくん……?」壁に手をつきながら歩いてみる。夕陽くん、何処に居るかなあ。
「よし!おいしい、塁くん起こそう...」
「わあ、良い匂い……」シチューなの、何て言いながら扉を開いた。夕陽くんの後ろ姿が可愛いな……。
「そうだよ、シチュー」そう言って笑う
「美味しそうな匂いだねえ」作ってくれてありがとう、何て言って僕は笑った。嬉しくって。(上にどうぞ)
11
「……ん」ネロを手招きする。
「わふ」(尻尾ふりふり
「……羨ましいな」眉尻を下げ、呟いた。
「?」
「人に無条件でなつけるなんて、羨ましい」小さな声で続ける。
「……そうか」綺明の剣幕に驚いたのか、ほんの少し言葉に詰まる。だが、すぐに相槌のようなあやふやな返事をして誤魔化した。綺明の背中を宥めるように撫で、頭をぼさぼさにするな、とだけ言う。
「暖かくないとか思ってること口に出さなくても、面倒だなとか思いながらそうかいぐらいの返しでいいんだよ!」零斗が毎回言ったことを俺が全部否定したら気に入らないでしょ!と拗ねたようにいいながら、髪を元通りしてやる。俺だって言うときは言うんだからね。
「そう、か」よく解らないな、と小さく独り言ちると零斗は済まんと謝った。否定しないよう努力する、と言いつつ眉を下げる。綺明に言われると、どうも押し負けてしまうらしい。
「零斗のばーか」小学生のように馬鹿を繰り返す。別に、別にいいけどね!否定されると俺がちょっと悲しくなるだけだし!全然、全く問題ないけどね!
「……悪いな」済まなさそうに眉を下げると、反論もせず綺明の頭を撫でていた。それは事実だと諦めているような顔で、零斗は僅かに苦笑する。俺は如何しようも無いような馬鹿なんだ、済まない。そう言うと自嘲の笑みを一瞬浮かべ、そして思い出したかのように直ぐそれを引っ込めた。
「悪いとは言ってませんよ」拗ねないで下さい、かわいいじゃないですか。幸葵はそんな事を言って夕霧の頭の方へ手を伸ばした。軽く撫でる。
「んふふ、」気持ちよさそうに笑う。その姿はまるで猫のようだ
「ふふ……」幸葵の顔は少し幸せそうで、そして楽しげだった。夕霧の額に、軽くキスを落とす。
「こっちがいいです、」唇を重ねる
「では遠慮なく」夕霧の後頭部を押さえ、少し深めに幸葵はキスをする。
「んー……」甘いあれに釣り合うよう、紅茶は深めのストレートで。軽く蒸らして、温めたカップに注いで。喜んで貰えたら嬉しいな、などと乙女チックな事を考えながら彪人の方に向かった。「じゃ、食おっか」
「おう、いただきます!」苺の生クリームを食べる。美味しいと声を漏らし、紅茶を飲む。うん、どれもうまい。流石龍空だなと笑う。
「まずまずだな」紅茶を飲んで、そう溢した。もう少しクリームの砂糖を減らせば良かった。彪人はそこまで甘いものは好きじゃ無かったはずなのに、なんてな。ちょっと失敗した。好みじゃ無いよな、なんて首を捻って悪いと謝る。「今度は甘さ控えめで作るわ」
「ん、たまには甘いのま悪くないから平気」美味しそうにもぐもぐと食べる。匂いが凄いけど美味しい。何か幸せだな。
「……ありがと」少し照れ臭かった。幸せそうに笑う彪人の顔見て、そう言われるのが幸せに思えて。気を使われた、ということじゃなくて本心らしいから安心できたし。照れ隠しにちょっとサンドイッチを頬張った。
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