とかいいつつ内容割とハード説
「…本当だ。…上着掛けてこよう…」
「太宰と条野だから 手加減はいらないと思う」
「そっか」「てかくまひどいなこの人」よほどぐっすり眠っている萩原は目覚める気配がない。
「…この人を何の面倒もしがらみも無い場所に保護…したら、どうなるんだろう」
「それはそれで彼も変わるんだろうね」
「…実行したら、駄目、だよねぇ」あはは、と乾いた声を漏らしてそっと萩原を撫でる。
「どうだろね」すやすやと寝る萩原は撫でられたとたんふわりと笑みを浮かべて安心しきっていた。
「しちゃいたいけど、でもそれは違う私が違う場所ですることだから。………それこそ、こんな世界からかけ離れた平和な世界で」
「……そっか」
「……本当に難儀だよねぇ」
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