SEALDsが解散。
こいつはチラ裏。よそには書けまい。正直彼らにゃ期待さえしていたさ。一応は彼らは若者の政治力というのを証明して見せてくれた。それだけだ、と言ってしまえばそれまでなのだが。
輝かしいはずの若者のエネルギーは、手段を選ばぬ汚い大人たちよって潰されたといっても過言ではあるまいよ。内からは不正。外からは誹謗中傷まがいの批判。そして彼ら自身の暴力的な手法。これらの要因が積み重なって失敗した。
奥田氏のコンセプト自体は悪くなかった。ただそれに手法も人材もついてこなかったのだろう。あと髭は剃れ。宗教上の理由ならともかく、みったぐない。
そも、大人と若者という二極対立を用いた時点で俺はガキの根性だ。彼らのようにはな成れない。結局今も批判を恐れて殻に籠ることに終始している。
彼ら若者のエネルギーに乾杯。願わくば解散までにもう一旗、派手に花火をば打ち上げておくれ。
それとだ。なんとなくだが、右翼左翼とかリベラルだとか、そんな政治的な区分はもはや意味をなさなくなったのではあるまいか。俗にネトウヨと呼ばれる人々はアメリカとの同盟を軸とする、つまりは原義におけるところの左翼的な要素を多分に含むし、いわゆる左翼の論調は現行憲法ありきのきわめて保守的な論調だ。もはや単純な言葉で政治を語ることは困難だ。結局のところ行動や結果を見ることにこそ重点を置かねばならない。
彼らのあとには何者かが続くだろう。それがどんなものかは知らない。だが、強力なリーダーシップを失い、後ろ盾に踊らされるようになれば、結局彼らはSEALDsにはなれないだろう。ある種彼らはオンリーワンの存在であり、極めて興味深い団体でありムーブメントだったのだ。
彼らは団体であるともいえるし、行動であるともいえる。現に彼らは「緊急行動」なのだ。
人種差別は許されてはならない。出自が何であれ、肌の色がどうであれ皆同胞なのだ。右翼の連中は彼らの礎である帝国の抱いた「大東亜共栄圏」について再度評価を下すべきであるし、左翼もより広い視野を持つべきだ。
追記:公安の監視対象かつ政治資金の流れも不透明のままに解散したらしい。何かと"子供"を笠に着ていた彼ららしい幕引き。素晴らしいお題目のわりに大人になり切れていなかった。
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