犯罪者収容所

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(鉄格子の外を覗くと、私はいつも思う。
外はどんなのなんだろうって。
もうここに入って、何年になるのだろう。
外の景色なんて、もう忘れてしまった。
もう私は、大好きだったであろう太陽の光を直接浴びることは出来なくて。
綺麗に咲いていたあの桜の木にも触れることが出来なくて。
正直なところ寂しい、悲しい。普通が普通でなくなってしまったから。
でも、もう数年前の犯行を行った自分を。今の私から自由を奪った自分を責めるのはやめにした。)
.
「…何もかも無駄なの。」
(責めたって何も戻ってこないから。
皆、私を見てくれないから。
気付けば、私は涙を一筋流していた。
なぜ? 悲しいから? 苦しいから?
…分からなかった。)
.
「…。」
(私は、机に突っ伏して静かに目を閉じた。
窓からは少し冷たい風が吹き、漏れ込んだ太陽の光が私の能力で咲いた花に当たる。
これでいいんだ。
私は小さく呟き、闇に落ちていった。
心地よい闇へ、深く…深く…。)

清。 (プロフ) [2015年2月1日 11時] [固定リンク] PCから [違反報告]

「……。」
(いくらここの生活が窮屈だって。
辛い夢しか見れなくったって。)
.
「…貴方さえ居れば私は……」
(それでいいの。
そんなジュリエットのような事を呟く。
私の夢はいつも暗い。暗い暗い森に囚われている。
でも、お姉ちゃんとか貴方が居てくれるから光が見える。
いつの間にか、私は手を握っていた。)
.
「…おはようございます、瑠璃さん。」
(貴方を見て、安心したように笑みが出た。)

清。 (プロフ) [2015年2月1日 13時] 1番目の返信 PCから [違反報告]

「最近、なかなか言う事を聞いてくれなくて。」
(零れ落ちた髪の毛を耳に掛けて、苦笑する。
本当は違う。いつだって、【私の子達】は素直だから。
…日に日に、外への憧れが増幅している。
あの変化ある世界に飛び出したい。
でも、叶わない。)
.
「あはは、困っちゃいます。」
(私は罪を犯したのだから。)

清。 (プロフ) [2015年2月1日 13時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

「…折角来てくれたんだし、お茶入れますね。」
(空気に耐えられなくなって、そっと手を離して立ち上がる。
ごめんなさい、瑠璃さん。貴方には迷惑をかけたくないの。
少し涙が潤む目を出来るだけ隠して、花壇に近付く。)
.
「……。」
(プチ、と音を出してハーブが1人でに千切れる。
植物は、私の心を読んでしまうんだ…。でも、今更ショックは受けない。
お姉ちゃんに貰ったガラスのティーポットにハーブの葉を数枚入れて、お湯を注ぐ。)

清。 (プロフ) [2015年2月1日 14時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

(カタンと、音を立ててティーカップを置いた。
中はハーブティーだ。)
.
「…どうぞ。」
(ぺこりと頭を下げて、彼の向かいの椅子に座る。
…いつも、彼は来てくれるけど…迷惑じゃないのかな。私のこと。
正直重い方だと思う。会いたい、と何度願ったことか。
その不安から彼と目が合わせられない。目を伏せたまま、自分用のティーカップを持つ。)

清。 (プロフ) [2015年2月1日 18時] 4番目の返信 PCから [違反報告]

「…あ、あのっ」
(素直に口に出してみよう。
それで嫌われたら嫌だけど…口に出さないときっと心のモヤモヤは消えない。
カタカタと何故か溢れる恐怖で震える唇を、噛み締める。)
.
「…えと、その…私のこと、迷惑じゃ…ないですか…」
(俯きがちに呟いた。
膝を擦り合わせ、両手を組み合わせ握りしめる。
声が震えてしまった。…どうしよう。
不安からか、溜まってた涙が溢れた。)

清。 (プロフ) [2015年2月6日 21時] 5番目の返信 PCから [違反報告]

「…気になっただけです…」
(なんでもないですから、と無理に笑った。
でも、その瞬間に私の手からティーカップが滑り落ちた。
冷めきったハーブティーが空に浮いてから床にばら撒かれる。)
.
「…っ」
(目を見開いて、思わず立ち上がってしまう。
割れたティーカップを拾いながら、戸惑ってしまう。
持ってた手には、植物の茎が伸びていて…ついさっきまた引っ込んだ。
____この子が落としたの…?
そうなったら、ティーカップは確かに私の意思で落としたことになるのだった。
冷や汗が頬を伝う。私の心が能力に蝕われていってる。
不安で不安でたまらなかった。)

清。 (プロフ) [2015年2月7日 10時] 6番目の返信 PCから [違反報告]

「…瑠璃さ……! 触っちゃダメです…! 」
(彼の真っ直ぐの目を見て、少し安心した。…が。
私の手からはまた植物が芽生え急成長し、彼の手を捕らえようとしていた。
慌てて手を引っ込める。植物も諦めたのか、すごすごと私の体の中に入っていた。
どうしようどうしよう。瞳は揺れ動き、息も乱れてくる。背中も冷や汗でびっしょりだ。)
.
「…っぁ…」
(愛しい貴方にさえ触れれないなんて。辛くて涙が流れ出た。
そこに漬け込むように、体から芽生えてきた茎が首を優しく、でも徐々に締め上げ始めた。
酸欠の苦しさにヨロヨロとよろめきながら、ある考えに辿り着いた。
能力が主人を始末して体を乗っ取ること、反発だった。)

清。 (プロフ) [2015年2月7日 16時] 7番目の返信 PCから [違反報告]

「…駄目…苦しめちゃいます…! 」
(とんっと胸板を押す。でも、茎が巻き付いているのと男の人には力は敵わなくて…無理だった。
瑠璃さんに茎は切ってもらったけど、私の能力は完璧に私を殺そうとしている。
植物が体のいたる所に絡みつき、とうとう彼にまで手を出し始めた。
止めれない。…まるで、植物自体に心があるみたいに。)

清。 (プロフ) [2015年2月7日 16時] 8番目の返信 PCから [違反報告]

「…! 」
(また、涙が溢れた。恐怖とか辛さとか負の感情じゃない、安心だった。
まだ植物は私の体を締め上げていた。
もう限界だ。酸素が足りない。苦しい。
お願い、彼だけは殺さないで。と願いながら、意識を落とした。)

清。 (プロフ) [2015年2月7日 17時] 9番目の返信 PCから [違反報告]

「…」
(起きていた時よりか、勢いは遅くなっていた。
でも、彼女の首には茎が巻き付いたままで色々な所に締め跡が付いていた。
表情も苦しそうに眉を寄せ、息も上がっている。
…もう彼女自体が植物化してきたようにも見えてきた。)

清。 (プロフ) [2015年2月7日 17時] 10番目の返信 PCから [違反報告]
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