海の賊
雨が降っていた… 2017年2月11日 18時 /*** 2017年2月11日 18時 /船の上も好きだ… 2017年2月7日 22時 /月の光が輝いて… 2017年2月5日 1時 /**. 2017年2月4日 21時 /満月が上る夜、… 2017年2月4日 1時 /鎮圧した大きな… 2017年2月2日 23時 /「...今日もま… 2017年2月2日 21時 /「…これで今日は… 2017年2月2日 21時
メッセージ一覧
yuiyui(*^_^*) (プロフ) [2017年2月11日 18時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]雨が降っていた。
雨が降るのは何時もの事だが、空を見れば太陽が雲の隙間から覗ける。
……日向雨。年に数回ある珍しい天気だ。
「おぉ、綺麗だな。」
大きな海賊船から下りて、街に出た男は、か細い雨を全身に浴びて笑う。
黄金色に光を反射し、虹色が瞬く。
男は、傘もささずに歩き出した。
「こんな日は、あの、中身年寄りに会えそうな気がしてな。」
ちょうど街に出れたのだ。海軍に見つかったら面倒くさい事になりそうだが、久々に、あの幼馴染に会えそうな気がする。
男は、緑香船長、宗哉・カノン。
彼の勘は中々に当たる。
自分が海賊の船長なんて言ったら驚くだろうか?
海軍だったら面倒くさい。
そう言えば、巷で黄雨という海賊団が有名だったか。
「今日の日は、黄雨が降ってる。なんてな。」
日光の光を黄金に返した雨を見つめて、宗哉はもう一度笑った。
【専用です。】
梓 (プロフ) [2017年2月11日 19時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]ガタン!!と酒場のテーブルに勢いを立てて皿が置かれた。
カラッと揚がった白魚の香味揚げにアツアツのウィンナーの山、たっぷりサラダにホクホクと湯気を立てる豆と羊肉のスープ。塩漬け肉とレタス、トマト、チーズ挟んだパンなどなどまるで大男の食事のようにずらりとテーブルに並べられた料理の数々。
そんな料理の前に座っているのは小さな客だった。
長いまるで太陽の光のような眩い金の髪をポニーテールに猫のような鮮やかなオレンジのつり目の瞳。小柄で華奢な身体はテーブルの上の料理全てを食べるなんて思えない。
「……本当に食べるのかい…?」
店主である男が客に問いかける。
「あったりめーだろ」
少女ような姿の口から似ても似つかぬ少年の声で客は言った。パンっと手を合わせ、少年はとびっきり嬉しそうに口元を緩ませる。
「いっただきまーす」
パクリと具材を挟んだそれに食らいついた。
桐.❄️🍑推し (プロフ) [2017年2月7日 22時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]船の上も好きだが、町の中も嫌いじゃない。
「久しぶりじゃ。こんな都会を歩くは・・・体力が持たぬ・・・」
青年は見た目からして体力がなさそうだが、
それを上回るほど体力のなさである。
そんな青年がきたのは理由がある。
ある、お嬢さんと会うために。
「専用」
唐揚げ (プロフ) [2017年2月5日 1時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]月の光が輝いている中、街を歩く。
そろそろ一押しの居酒屋につく頃だ。余りゆっくりする事も無かったので、懐かしい感じに襲われる。
古い扉を開け中に入れば、特にうるさくもない程度に賑やかな店内。
居酒屋独特の匂いに目を細めた。
いつものカウンターに座り、オレンジのカクテルを頼む。今日はなんだか人が多く、暑い。
店主からカクテルを受け取り、一口飲むと、甘いなんともいえない味に喜びを感じる。
ふと隣を見ると、いつもの飲み仲間がいないことに気づく。
「今日はいらっしゃらないのですね」
店主に聞けば首を縦に振る。
折角居酒屋に来たのに彼女がいなければ、気持ちも乗らない。
こうして長い夜を一人で飲むのはいつぶりかと思い出に浸っていると、居酒屋の扉が奇妙な音をあげて、人が入ってくる気配がした。
らみ (プロフ) [2017年2月13日 15時] 13番目の返信 [違反報告・ブロック]彼女の言葉に、目を見開く。
あの酒場で飲むのはいつもの事だけど、明らかに隠し事をしている自分にまだそんなことを言ってくれたことが嬉しかった。
「……ええ、また明日」
そう言いながら微笑むと、彼女に背を向けて歩き出す。
もう戻らなければならない、そう思いついさっき来た道を戻る。
彼女と別れていれば、もう逃げる必要はない。
少し歩くと遠くから走る足音が聞こえる。
そちらに向かうと、さっきまで自分を探していた船員がいた。
「あっ、船長!もう探したんですよーっ」
「悪いわね。ちょっと飲んでたのよ」
彼女のことは話に出さずにそう告げる。
彼女をあまり、海賊に関わらしてはいけないから。
「あまり1人で行動しないでくださいよ。ここら辺、海軍がいるって噂だし」
「あら、そんなの………私1人で十分よ」
そう言う顔は――何の感情も映さない、『海賊の日倉架奈』としての表情に戻っていた。
ふぁーるかるて(もんじゃもち) (プロフ) [2017年2月4日 21時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]迷っては無い。迷ってはいないのだ。
『…嗚呼。空が、綺麗だな。』
何処までも続く青い空。揺蕩う白い雲。
薄く呟いた青年は、しかしながら言葉とは裏腹に苦虫を数匹同時に噛み潰したような顔をしていた。
陸への上陸。つまり物資の補給。我先にと船を降りる船員たちの後に続き地に足をつけたのが先刻のこと。
気が付けば周りには人一人居らず、造形の似た建物が乱立している。
少し外を歩きたかっただけなのだ。
ただその最中、人波に揉まれただけ。
だのに。自身より、少しばかり、少しばかり、歩幅のデカい奴等は、人の荒波を当たり前のように進んで行った。流石は我等が船員達。糞野郎共が。
『でも、こっちな気がする。うん。』
塩の匂いは此方から。…する気がする。
大丈夫。道は前か後ろか右左。船には絶対辿り着くだろう。多分。
青年ぐいと顔を上げ、右へ曲がった。
yuiyui(*^_^*) (プロフ) [2017年2月9日 17時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]「おっと。」
右側に曲がってきた男とぶつかりそうになり、宗哉は慌てて回避行動をとった。
死角からいきなり男が現れたのだ。誰であったところで回避行動くらいはとるだろう。
宗哉・カノン。海賊団緑香が船長で茶色の着物の上に、羽織っている紫色の上着がよく目立つ。
力こそ正義の考え方で、酷く残忍な男であった。
「お前さん。ちゃんと前見な。前方不注意はダメだぞ。」
前方不注意だったのは、誰であったのか。
だが、宗哉はそう苦笑し、ぐりぐりと自分の頭に自分の拳をあてる。
今日は空が綺麗だが、良い酒は売っていなかった。
「なぁ、お前さん。」
目の前の男に宗哉は言う。彼なら何か知ってるやもしれぬ。
「港って何処か知ってる?」
ふぁーるかるて(もんじゃもち) (プロフ) [2017年2月9日 19時] 3番目の返信 [違反報告・ブロック]青年はいきなり目の前に現れた人間に驚いたのか。固まったままゆっくり、幾度か瞬きを繰り返す。
『…ぁ、嗚呼、わるい、な』
こんな所に人が居るとは。
悲しいかな。自身は予想外に弱い。こんな事で心の臓は大きく波打つのだ。
悔しくも高鳴る胸を押さえつけるように小さく息を吐く。
が。
落ち着くと共に気がつく、別問題。
『…港…?、港ねェ…、っと』
あー…と、目を逸らす。
彼の求む解を青年は所持していないのだ。
そんなものは俺が知りたい、そう子供じみた喚きは漏らさないがしかし。
『…あっち、かな?』
青年は眉尻を下げ困り顔で指を指す。
指の先には青年が進んできた道。
状況と現時点の感情から導き出された結論。
まぁつまり。
率直に言えば。
其の場しのぎの適当、である。
らみ (プロフ) [2017年2月4日 1時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]満月が上る夜、人気のない路地裏から赤いスカートをなびかせながら女が出てくる。
その髪は淡い月光に照らされて、飴色に輝く。
彼女は後ろを振り向くと、ほっと息を吐いて力を抜いた。
「脱走成功、と…」
心の中でごめんね、と呟くとそのまま人気の多い街へと歩みを進めた。
彼女は海賊――詳細まで言うとこれでも赤城の船長だ。
なぜこんな所にいるかというと理由は簡単。
お酒…特にワインとスイーツが好物のため、陸に上陸した時はいつもこっそり抜け出して酒場&カフェ巡りをしているからである。
「今日はどこに行くかな…」
街に着くと、とりあえず大通りを行く当てもなくぶらぶらと歩く。
そして、最初に目についた所にいつも寄っていく。
周りをキョロキョロと見ながら歩いていると、一際賑わっている酒場が視界に入った。
「…あそこにしよう」
そう呟くと、そのまま酒場へと歩み寄っていき、中へと入っていった。
らみ (プロフ) [2017年2月5日 18時] 8番目の返信 [違反報告・ブロック]「何か船長も副船長も抜け出してるとなると、船員達きっと慌ててるだろうなと思って…。……まあ半分は私のせいだけど」
てかこいつわざと言ってるな、と思いながらも真面目に言う。
まあ彼女に何を言っても無駄だろうな、と諦めの気持ちを込めながら。
――そして、次に彼女の口から出た言葉に今度こそ固まった。
「………………彼氏ぃ?」
固まってから約10秒後に顔を歪ませながら言う。
「生憎いるどころかいた経験すらないわよ。私よりあなたの方が経験あると思うけど?」
年齢=彼氏いない歴なのだ、いるどころの話じゃない。
そう思いながらチラリと彼女が持っているブラウニーを見ると、そのままパクリと食べた。
😍😍😍 (プロフ) [2017年2月2日 23時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]鎮圧した大きな船に乗り込む。
中に乗っている海賊達はすっかり彼女に怯えて後退りをしている。
頭のいい彼女と戦闘が得意な彼女、バランスのとれすぎたコンビがまたひとつ船を鎮圧したのだ、今回は接近戦じゃなかったためライフルを使いこなす彼女が戦闘役員だった、もっと時間がかかるはずの作戦が馨のおかげでここまで時間短縮できた。
「馨は本当に頭がいいねえ」
海賊のひとりの襟元をつかみ持ち上げる。
腕を強く掴まれるがとくに大した痛みでもない。
と、船から馨が光で信号を送ってくる。「手伝う?」と言っているのだろう。
手を大きくふって大丈夫だ、と送り返す。
「ここで馨の剣が暴れたら報告書だけじゃすまないよ」
独り言をつぶやくと海賊達を押し退け司令室に入る。
そこには指名手配されていたやつが予想通り鎮座していた。
手錠を自分の腕から外し彼にかける。がちゃんっと重い音を立てて相手の手首に鉄製の手錠がかけられた。
「どうやってここまで...!」
「あたしはね、遠近どちらも得意なんだ、そして頭のいい相棒、完璧だろう?むしろ馨を連れてこなかったことに感謝してほしいねえ」
突如後ろから襲ってきた海賊のひとりをアッパーで気絶させるとライフルが装備されている槍のような杖のようなものを取り出した。
そして的確に襲ってくる敵のコメカミをたたいていく。
コメカミを叩かれると痛みでうごけなくなるのだ、もちろん経験済みだ。
彼方 (プロフ) [2017年2月2日 23時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]一人残った船
倒れている海賊たちを目にする
彼らは一体なんのために…
いや生きるために海賊になっているのか
わからない。なぜ海賊ではなく他の職業を選ばなかったのが
いつもこんなことばかり考えている
海軍の募集がなければ今頃私は海賊の方になっていたのかもしれない、そう思うからだ
だがもう今になってはそんなことどうだっていいんだがな
それにしてもなぜ美楽は私を連れていかなかったのか
ある程度考えれば答えはわかる
たぶん私が暴れては報告書が面倒なのだろう
それは自分でも内心思う
ピリピリした中で考え込んでいるといきなり後ろから海賊の輩が私に向かいサーベルを振り下げてきた、が私には効かない
機転を利かせ素早く剣でサーベルを受け止める
「すまないな。…貴様の動きは丸わかりだ」
「ぐっ!!」
そのまま押し返し輩を床へと突き落とす
そのまま輩の腹に勢いよく脚を踏みつけた
「貴様は私に勝てるのか」
「…っ…」
まるで獣を狩るような目で輩を見下す私に
腹をかかえ何も声が出ない輩は痛みをこらえ私に恐怖じみた顔を見せまたヒト睨みすると輩はヒイッと声を上げオズオズと逃げていった
勇気の欠片もないやつらだ
そう呟いた
😍😍😍 (プロフ) [2017年2月2日 23時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]「はい連行」
手錠をされている船長と思われるやつをかつぎあげると一飛びで船に飛び移った。
そして彼を優しく下ろすと司令室のドアを思いっきり開けて暴れている彼女の脚をライフルの先端で止めた。
「はいおわり、暴れすぎ、ったくどうせあたしが来なかったらこの数にあんたは負けてたよ」
横にたくさんつんである輩を指さす。
そして彼女の下にいるやつも担ぎあげてつんだ。
自分を見てくる彼女をお姫様抱っこしてふかふかのソファに座らせると自分も隣に座った。
男が沢山いるこの仕事で女と出会うとどうしてもここまで仲良くなってしまうのだ。
「ほら、脚に少し傷がついているじゃないか、大方相手の爪でひっかかれたんだろうね」
彼女の綺麗な足を軽く持ち上げ靴を脱がすとそこに絆創膏を貼った。
そしてまたゆっくりと足を下ろし靴を履かせた。
「あたしは一服してくるからねぇ、船は頼んだよ、あたしみたいな馬鹿じゃ操作できないんで」
テラスに出ると葉巻を一本取り出し吸い始めた。
独特な柄をしたそれはこれまた独特な匂いを放って空に消えた。
「今日の海も綺麗だねえ」
彼方 (プロフ) [2017年2月4日 0時] 3番目の返信 [違反報告・ブロック]「…了解」
いきなりのことに少し戸惑っていたが
すぐ様我に返りいなくなったドアの方へそう呟いた
別にそんな痛むわけでもないし処置しなくても構わないんだが、とか思いつつ舵がある操作室へと入ったがしかし
一旦本部へ向かうのか、と彼女に聞くために
彼女がいるテラスへと向かった
テラスへ行くと案の定葉巻を吸い海を眺めている彼女がいた
やはり彼女と海は合うな、なんて関心する
…服装に関しては海とはかけ離れて入るがそれはそれでいいだろう、そう思う
見惚れてる場合じゃない、と頭を軽く振り
一服している彼女に
1歩1歩と近づいた
「行先は海軍本部で間違いないか?」
😍😍😍 (プロフ) [2017年2月4日 0時] 4番目の返信 [違反報告・ブロック]「馨に任せるよ」
振り返ると彼女目線になってそういう。
空が相変わらず澄んでいることに笑う。
「あ、わるい、煙、かかったか?」
彼女に煙がかかっていたことに気付き慌てて葉巻を離す。
「酒でも飲むか、疲れてんだし」
首をごきごきっとならして相棒を抱き上げると再び歩き出した。
今日は少し肌寒いから飲むのは中にしよう。
そう思い、二人しかいない食堂に入った。
そして袖をまくりエプロンをつけると酒のつまみを作り始めた。
「菜の花のからしあえとか、どうだい?それかいつもの枝豆」
元から作るつもりだった青ネギを細かくきっていく。たんたんたんっと心地いい音がして青ネギがだんだん細かくなる。
「馨、あそこのお皿2皿もってきてくれる?」
😍😍😍 (プロフ) [2017年2月2日 21時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「...今日もまるでかわらないねぇ」
久しぶりに家に帰るとこうだ。
最近は忙しく帰る余裕ができなかったが大人の兄なら大丈夫だろうと思って少しばかりほっとくと兄が抱きついてきておんおんなく始末。
せっかく新しく買った服は塩水でびしょびしょだ。
「新しく買ったんだからやめてくれないかい?」
「えっ、そうだったの?早く言ってよぉ!そうだ、お兄ちゃんが新しいやつ買ってやるから!」
「...騒がしいな、まあそうしてもらおう」
おしゃれが好きな彼女にとっては大チャンス。
背中をおされるがまま自分の部屋に入り持ち物を置く。
しばらく掃除をしていないはずの部屋が綺麗なのは兄が時々隅々まで掃除してくれたからだろう。
なんだかんだ言って助かってるのだ、そんな兄を少しばかりか優しくふっと笑い見やるとそれを見て顔を赤くしさらに泣く始末。
床が汚れることを嫌った彼女はすぐに箱ティッシュを彼の顔面に押し付けた。
ハイヒールを履いていない彼女は身長184ある兄の顔面に届くには背伸びが必要だったようでバランスを崩し兄に抱きついてしまった。
「み、みぐら!?デレ期!?デレ期!?」
「うるさいなあ」
起き上がると兄の胸を一押しして部屋に入り着替えた。
すぐに部屋から出ると「似合うね!」と連呼される。
その声を押し切って兄の腕を引っ張り家から出た。
久しぶりの商店街は人が多くかなりぶつかる、と、いきなり兄が脚を止めた。
「ああの子最近知り合ったんだ、かわいいでしょ?」
😍😍😍 (プロフ) [2017年2月2日 22時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]「ほら、手を振ってくれたよ、かわいいでしょ?」
「確かに、可愛いとは思う」
兄に懸命に手を振っている女の子?を見る。
と、隣に見覚えのある男が、その瞬間彼女の顔は「げっ」というような顔に豹変。
兄の腕を引っ張り商店街を早歩きで進んでいく。
当の兄は掴まれた腕を嬉しそうに見ている。...きもちわるい
「どうしたのさ!みぐら!」
「どうしたもなにも、めんどくさいやつに会っただけさ」
昔も彼に口説かれたことがある、確か彼が20歳の時だったか...。
思い出すだけでぞわっとする、あの照れるようなうざいような経験。
「口説かれたんだよ」
「...ちょっとストップ」
彼女を抱き留めるかのように止めるとぎゅうっと抱きしめた。
「なんだい」
「口説かれたんだあ...」
俺の可愛い妹に?はあ?
そのような声が聞こえてきそうなほど怖い顔をしている兄に少しびびったが、30にもなった女が抱きしめられていることにさらに恐怖感を感じた。
「離しな」
「おぉっと、ごめんね...」
いつもの明るさはなく薄く笑っている、何かを悟ったような顔だ。
茶髪をポリポリとかくと顔を上げた、その顔はまさに「獅子」
ここら辺では誰もが知っている「裏路地の獅子」だ。
「おいおい、よからぬことは考えてないだろうねえ?」
「まさか、いつもの優しいお兄ちゃんだよ、」
そう笑いながら元来た道に彼女を引っ張っていく。
ずんずん、と歩いていく彼はたくさんの人から見られ、ついでに彼女も見られた。
...恥ずかしい。
😍😍😍 (プロフ) [2017年2月2日 23時] 3番目の返信 [違反報告・ブロック]「あぁあ...ちょっと」
彼に手を引っ張られ無理やり進む。
そして兄が彼を見つけた瞬間、ずんずんと近寄っていった。
「雨瑠ちゃん!」
彼女に近寄り頭を撫でる。
優しい顔を浮かべた兄は美楽を彼の前に出した。
「これ、俺の妹、いいやつだから仲良くしてやって?」
...oh。そう思った彼女。顔はしんでいる。一方の兄は彼を睨みつけている、そして美楽と雨瑠に手を繋がさせ
「ちょっと待っててな?」
と言い彼を引っ張って路地裏に連れ込んだ。
そして腕まくりをすると彼に詰め寄った。耳に開けたピアス穴がとても目立つ。
「お前、美楽を口説いたんだって?」
上から見下ろすように彼を見る。
茶色い髪が彼の顔を覆った、といきなり入ってきた美楽一同。
「優駿、やめなって」
彼方 (プロフ) [2017年2月2日 21時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]「…これで今日はやめよう」
作業している机と椅子から
書類を持ちこの場を離れた
その後服を着替え
いつも通っている酒場へと足を運ぶ
ザワザワとした酒場に一人カウンター席へと座り
店員にビールを頼む
この待ち時間を利用し書類の確認する
その後ビールが届き飲んでいると突然声がかけられた
らみ (プロフ) [2017年2月4日 13時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]「…混んでるな」
酒場の中に入り辺りを見回すと軽く舌打ちをした。
いつも通り陸に上がったので酒場を探してこの場所を見つけたのだが、中に入って辺りを見回せば人人人…空いてる席がなかなか見つからない。
息を吐きながら前髪をかき上げ、別の酒場を探そうと足を出口に向ける。
しかし、足を踏み出す前にふと一席空いてるのが目についた。
ちらりと向かい側の席を盗み見ると人がいる。
けど、他に空いてる席は見当たらない。
他の酒場を探すのは面倒だし、ここは相席させてもらうのが妥当だろう。
そう思いそのまま相手に歩み寄り、声をかける。
「すみません、相席いいですか?」