新しいボードに移りますね〜*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*中「おい、起きろ」リ「っ、はーはー……夢、か」中「魘されてたぞ。どんな夢を見たんだ」リ「少し、中也さんと会う前の話ですよ。今はもう……大丈夫ですから。ユーリさんのところに行きましょう。あと一日でこの悪夢は終わりです」中「ああ……」
ユ「う……ぐ…」太「(目が充血してる、まるでQの精神操作の症状みたいだ)」ユ「嫌……誰か、助けて」
リ「ユーリさん!」中「な……なんだこれ」リ「……血の涙ですか……へモラクリアでしょうか?ユーリさん、痛いですか?」
ユ「本体はあまりの痛みに気を失ったので私にバトンタッチしました。…まぁ異能を行使し過ぎた結果のように見えますがね」太「案外、けろっとしているのだね」ユ「一時的に痛覚を切断していますので」
リ「そう……異能では無い訳ですね。って本体?え?どゆこと?」中「あー、そっか、そういえばずっとリュカは寝てたり黒リュカだったりで知らないのか」太「自己紹介でもしたら?ユーリ妹ちゃん」
ユ妹「初めまして、リュカさん。私は本体のお姉様と脳波リンクで繋がるもう一つの人格…まぁそれで妹みたいなものなのです。私はお姉様と違ってネット状に繋がっているので機械等をハッキングするかも可能です」太「相変わらず無感情な喋り方だね」ユ妹「キャラを持つ、というのは私に不要なモノですから」
リ「はー、なんか私の裏と同じ様ですね。と言うことは私の紹介は要らないってことでしょうか」中「そうなるな」リ「そうですか、では作戦会議をしましょう。今の間に対策を打たなければ」
ユ妹「打開策、と言ってももう見たままの、一つの案しか私は言えないのですが」太「…?それは何だい?」 ユ妹「簡単です、この宿自体に巨大な結界が張ってありました。だから妖怪が集うより場としてお化け屋敷と化しているのです、この宿は」
リ「成る程、なら結界を張っている今は此処以外は出て行かない。祓うなら今しかないか」中「どうすんだよ……」リ「……全て私が取り込むのはどうでしょう。勿論、異能として」太「つまり……それは」リ「蘭堂さんの異能を使う。プラス複数取り込める様に異能を組み合わせれば異能生命体にすることができる。それなら全て取り込める筈ですよ」
ユ妹「いけません、それはおやめ下さい」中「…何でだ?」ユ妹「いくら複数取り込めても今回ばかりはスケールは違います。言ってしまえば、今ここは魔術工房にも近い空気が淀んでいます」太「(魔術工房?)じゃあ他に手段があるというのかい?」ユ妹「ええ、まだ未完成ですが…私の魔術礼装を使って結界を破壊すればそこにいた怪異の痕跡すらも消し去るでしょう」
リ「……未完ならその方が危険性は高い。それに今のユーリさんの体は悲鳴をあげています。妹さんは感じなくとも恐らく限界でしょう。私は彼の分の体力を使えば大丈夫だと思いますが……うーん」中「全部纏めて始末する事は出来ねェのか?」リ「物理攻撃は効きません。それにあれは京じいに触れないと無効化できませんが、先刻入口へ出て数歩歩いた際、出れませんでした。それが結界でしょうね」太「それは……難しいねぇ」
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