き。
(ここですか…?)•陽一「大丈夫ですよ!」ニコニコと笑う。
(合ってます)柏田は少し悩んで、例のことを追及することにした。「でも、首のところ……痣みたいなのありません?」
陽一「え…?」一瞬で表情が凍りつく。
「怪我するのは難しい場所です。何か病気だったら、心配で……」
陽一「…病気ではないです。ただ…」しばらく黙り込む。陽一「ただ、母とつまらないことで揉めた時にできただけです」
「ず、ずいぶん過激な親子喧嘩ですね……」
陽一「まぁ…色々と…」苦笑する。
家族の話にはあまり触れない方がいいんだったか、と話を逸らすことにする。「病気じゃないならよかったです。それで、何を作るんですか?」
陽一「そうですね…クッキーって嫌いですか?」お菓子を作るつもりらしい。
「好きですよ」変わった聞き方だなぁ、と思う。
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