ま。
「何才でもちゃんとお礼言えるのは偉いよ」にっこり笑う
「……でもなんか子ども扱いされてるみたい」
「あ、そんなつもりはなかったんだけど……」ごめんね? と謝る
「……大丈夫!」笑う
「ふふ、ありがとう」優しいねと褒める
「えへへ」笑うが、セイムは一瞬頭に痛みが走り、顔を歪める。
「! 大丈夫かい!?」慌てて背中をさする
「ちょっと、ずきん、てしただけなので……」シリンやアイラが苦々しい面持ちになる
「……風邪、じゃなさそうだね」シリンとアイラの表情を見て悟る
「……記憶障害のある人によく見られる症状です。封印されている記憶が一部引き出されたりすると、脳が防衛措置として、痛みで紛らすんです」シリンが淡々と説明する
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