わ。
ここですか?
はい、いらっしゃいませどっちから始めます?
お願いしてもいいですか?
了解です*目の色と同じに染まった両手を見下ろして、スワイルは今日も瞑目する。さらりとブロンドの髪が流れ落ちる。「今日も、俺は許されないことをした……」
ありがとうございます 今日も手下が1人死んだそれはつまり魔王の寿命が1年縮まったということだ「また、死んだか」ぽつりと魔王は呟いた
今日もあいつのところに行こうか、とスワイルはそこを後にした。
「はぁ……」と盛大なため息をつき椅子に深く座り込む
次元が歪み、扉が現れ、一人の男が現れる。もちろん、彼は人間ではない。俯けた顔を上げる。「よぉ」
「ん、ああ……またやったのか」声をかけられ伏せていた顔をあげる
「……ああ」躊躇いの後、頷く、それから顔を覆い、嘆く。「何故、俺は、……」言葉にならない悲愴が漂っていた。
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