へ。
『泣かせ、ちゃったな…』頭を撫でる
「いえ、大丈夫です」
『そうか…倉伊はしたの名前で呼ばれたく、ないんだったよな』涙を拭いてやる
「あ、はい」虚を衝かれる。
『いや、悪い…気にしないでくれ…』
首を傾げる。
『いや、実は朽名って…いうのは本名、じゃなくてな…』
「そうなんですか」目を見開く
『好きではないんだが…無を喰らうって意味で、むく…て言うんだ…』
「……!」咄嗟に言葉が出ず、口をぱくぱくとさせている
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