ロシアは冬を越せるか
承前独り言……ご自由に出入りしてくださいねぇ♪/9290305
私は8月末時点でウクライナの攻勢の結果について悲観的な予測を立てたが、結果として彼らはやり遂げた。彼らは北部において一部が国境線にまで達する広大な地域の解放に成功した。
これによってウクライナを支援し続けることが戦争の早期終結に繋がるという雰囲気が生まれた。ウクライナはこの冬以降も欧米諸国からの支援を得られるであろう。
他方、ロシアの側は非常に苦しい。24日に30万人の予備役の動員を発表したが、これはより大きな勝利を得るためのものというよりも、今後も戦争を続けるためのものである。戦争の主導権はもはや彼らの側にはないわけだ。
しかも彼らは軍事経験のある者のみを招集すると言っているがその内実は非常にお粗末だ。
聞くところによるとロシアの徴兵局はそもそも徴兵対象者のリストを作成していなかったらしい。糖尿病の持病がある者のところにも礼状が届いたしなんだったら道を歩いている人を捕まえてバスに乗せているなんて話すらある。
しかも動員の仕方というのも無茶なもので人口400人の村から20人が兵隊にとられたなんて話がある。それはもう村の労働人口のほぼすべてであろう。そうなってしまえばその村はもう冬を越すことはできない。
そこまで極端ではなくとも体制を揺るがすような反乱がおこりえない辺境から兵士をかき集めているというのは事実のようだ。
もっとも、彼らの努力もむなしく今まで沈静化していた反戦運動はより過激な形で勢いを増しつつある。抑え込みに必死になってはいるが各地でデモが起こっているし、徴兵事務所に火炎瓶が投げ込まれる事件が頻発している。ここまで極端な形にはならずとも若者の国外逃亡も問題視されているようだ。
眠いから続きは今度
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