*****
アニメの世界で生きたいなあ。みんなが大好きで大嫌いなメアリー・スーばりの主人公になって、暗い過去とか因縁とか守ってくれる親友と仲間に囲まれながら生きていくんだ。
ぜんぶぜーんぶ嫌になっちゃうくらいなら、時々現実思い出して死にたくなっちゃうくらいなら。綺麗なものしか見たくない、綺麗ごとしか聞きたくない。綺麗ごとだけ吐いてたい。
それでそれで、愛されがピークになってああ、誰よりもわたしは主人公なんだって瞬間にそれぞれのファンとかに殺されて死ぬ。
「なんでお前が選ばれたの」「もう○○くんは変わってしまった」「貴方のせいよ」「貴方しかあいされない」「貴方しか選ばれない」「魔女」
それで、自分はこんなにも罪深かったのね。そう納得したようなふりして最後には判別できるか分からない死体が発見される。
みんなのこころのなかに焼き付ければいい。誰も忘れられずに、本当に魔女になっちゃいえばいい。
魔女といえば、小学生高学年から中学生まで魔法に憧れてたなあ。一番の魔法は人を殺めてしまうことです。その魂を生から死に引き離すとっておきの魔法、みたいな。
そんな魔法なんて、とっくに消えてしまったけど。中学生のときはほんとに地獄みたいだったな。そんな小説でも、いっそ書いてみたり。
________
_______________
ユーザ登録画面に移動