夜を支配する薔薇【本編】

メッセージ一覧

ブーツのヒールの音を鳴らしながら歩く音が長い廊下の奥から聞こえる
「はぁ…今日もつまらない事ばかりね」
抱えているぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、ため息をつく
5000年も生きていると世界に飽き始めている
反逆者というものがいても、その反逆者も攻めてこない
昔のように…人間と戦った時のような楽しい時間がまた訪れないだろうか
考えながら歩いているうちに自身の部屋につき、ベッドに腰掛ける
ベッドの近くにある蝋燭に炎を灯し、ロングブーツを脱ぎ捨て足をパタパタと動かす

白華 (プロフ) [2019年3月8日 10時] [固定リンク] スマホ [違反報告]

「さぁて、吸血鬼の元にしのびこんだのはいいが…どうしたものか」
高いヒールをものともせずに軽快に歩いてく彼女はある部屋の扉の前に立つ。
「入ってみればいいか」
中にいる吸血鬼に気づきもせずに。

ラズ (プロフ) [2019年3月10日 18時] 1番目の返信 スマホ [違反報告]

「お客様、ね」
ヒールの音が聞こえ、武器を持つ
扉の前に立ち、入ってくるのを待ちながら身だしなみを整える
余裕もあれば、匂いで人間ともわかる
裸足のままではあるが、相手を撃つ準備は万端だ

白華 (プロフ) [2019年3月10日 23時] 2番目の返信 スマホ [違反報告]

「おや、出会してしまったか。しまったな。失敗だ」
ドアをあけた彼女はそうは言うが、顔は無表情のまま。
彼女は反逆者。
吸血鬼など恐れてはいない。
能力をすぐに使えるように利き手をあげて、ニタリと笑う。
「はじめまして。ヴァンパイア」

ラズ (プロフ) [2019年3月10日 23時] 3番目の返信 スマホ [違反報告]

「はじめまして、反逆者さん」
微笑み、彼女に手を差し出す
一歩進み背丈には似合わない大鎌を背に背にやると更に一歩踏み込む
「ねぇ、貴女のことが知りたいの
戦わずにお茶しませんこと?」
貴女の美しさに惚れたわ、と言うと再度微笑む

白華 (プロフ) [2019年3月10日 23時] 4番目の返信 スマホ [違反報告]

「最近の吸血鬼は面白いことを言うようになったな」
とは言うが彼女はまだ二十歳を超えたばかりの若者。
そんなことも気にせずに、そのドレスにあった黒い手袋で覆われた手を差し出し、握る。
「吸血鬼からの誘いというのが癪だが、まぁいいさ。私は反逆者とは名ばかりの存在。その誘い、のろう」
長い銀髪が揺れた。

ラズ (プロフ) [2019年3月10日 23時] 5番目の返信 スマホ [違反報告]

「反逆者ってここにはいないでしょ?
だから会えて嬉しいのよ」
彼女の手を引き招き入れソファに座らせる
紅茶を淹れる準備をして、カップを2つと砂糖を持っていき机に置くと隣に座り彼女の手を持つ
「あ、のね…よければお友達になってくれません?」
少し頬を染め顔を俯かせて

白華 (プロフ) [2019年3月10日 23時] 6番目の返信 スマホ [違反報告]

目の前の吸血鬼に手を引かれるがままソファに体を預ける。
紅茶に伸ばそうとした手にはいつのまにやら吸血鬼の手が重なっている。
彼女は軽く手を払うと、足を組んで紅茶を一口飲んだ。
「吸血鬼が、友達ねぇ…」
とんでもないお嬢様と出会ってしまったものだと思い視線を向ける。
そうして名も知らぬ吸血鬼の頬に手を添えてゆっくりと顔を上げさせる。
「いいだろう。友達とやらになってやる」
不敵に笑った。

ラズ (プロフ) [2019年3月11日 0時] 7番目の返信 スマホ [違反報告]

「本当にいいの?貴女、反逆者の中で裏切り者扱いされるかもしれないのに?」
自分から言ったものの、少し不安げに目を見つめ頬にある手に自分の手を重ねる
気遣わしげにしながら重ねていた手を膝に置いた

白華 (プロフ) [2019年3月11日 0時] 8番目の返信 スマホ [違反報告]

「私は一匹狼さ。人間にも反逆者にも、もちろん吸血鬼にも大して興味はない。あるのは自分の未来にだけだ」
膝に置かれた手再度持ち上げると、手の甲にキスを落として、思い切り引き寄せる。
近くなった顔の額に、頬に、鼻先に、耳に順に唇を落としていき、目を合わせながら、手首、指先にまたキスをした。
「だから君の心配することじゃないさ」

ラズ (プロフ) [2019年3月11日 0時] 9番目の返信 スマホ [違反報告]

「そ、うなの…よかった…」
額や頬などに口付けられて恥ずかしいのか、顔が近くて恥ずかしいのか頬を赤く染め目を逸らす
少し深呼吸して気持ちを落ち着かせ、再度彼女のと目を合わせる

白華 (プロフ) [2019年3月11日 11時] 10番目の返信 スマホ [違反報告]
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