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【ほやのSS】
リハビリに書いたおえと晶ちゃんの一部

$3 (プロフ) [2023年6月27日 19時] [固定リンク] PCから [違反報告・ブロック]

錆びて濁った金は、しかし銀糸から覗く真紅を鮮麗に移していた。
亡き恋人を名残惜しく想い、未だ輝きを手放せずにいるのか、それを温度のない人形のように見つめる彼自身が光という名の希望を再生しているのかは、私には分からなかった。
やがて未来を移すことに疲れてしまったそれは、最後の一筋を途絶えさせた。
「彼女なりに足掻いてたみたいだけど、留めていた思いは僕の魔力以下だったみたいだね」
冷酷に口を歪ませる彼は、どこか諦めたように目を逸らした。
オーエンが逃げたのは、懐中時計からか、私からか、責務からか、……自分自身からか。沈黙の中希望を求めて彼に手を伸ばそうとし、やめた。
少なくとも私は、これ以上干渉してはいけない気がする。彼の矜持を捻り潰すようなことをしてしまうかもしれない。

$3 (プロフ) [2023年6月27日 19時] 1番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

【ほやのSS】
おえと中央の女の子(夢主想定)の話

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] [固定リンク] PCから [違反報告・ブロック]

北の森は静かだ。
怒りがふつふつと煮えたぎっていても、オズに説教(物理)された後でも、まるで誰かに脳を弄られたように穏やかな気持ちになる。
新しく降り積もった真っ白な雪が、僕の真っ黒に染まった心を優しく包み込んで、隠して、殺していく。
日に焼けてボロボロになった紙切れを両手で握り、掠れた文字の羅列をただ眺める。
また会えたら、なんて馬鹿げた盲信でしかない。北の魔法使いに実力のみで対抗しようとする中央の嘘つきなお子様に感化されたのだろう。
彼奴は正義感が強くて、中央生まれらしい性格だった。
「……こうなるなら、心臓のひとつでも取っておくんだった」
「お前と違って、俺らや彼女は人生一度きりなんだぞ」
「そんなの知ってるよ。騎士様はそんなことも分からないの」
分かってる。分かりきってるんだってば。
僕がどんなに抵抗したって、宿命には逆らえない。
この世界に、年に一度必ず<大いなる厄災>が訪れるという宿命があるように、彼女もいずれ散っていくという宿命があった。
それが想定より早く訪れただけ。
「先に帰ってて。僕はまだここにいる」
「そう言われても、今回は共同でって賢者様に…………」
「分かったなら早くここから立ち去ってよ。邪魔しないで」
「日が暮れる前に帰って来いよ!」
僕と同じ双眼が暫く見つめてきたあと、何かを察したように横にずれた。
雪を踏んでいく足音がだんだん遠ざかっていく。そして全く聞こえなくなると、再び静寂に、雪の冷たさに包まれていく。
「……」
僕は彼女と"約束"した。
世間知らずな彼女に"魔法使いが結ぶ約束"について一切教えずに、無理やり。
人間がする約束と変わらない、口先だけでのこらない薄っぺらいものと勘違いした彼女は、簡単に僕と約束した。
約束は僕を……魔法使いを縛って、彼女も縛る。
僕のすぐ側へと。
首からかけたペンダントの装飾を指の腹で撫でる。
ぼやけた太陽が反射してきらりと光る表面には、雪に埋もれた紙切れがうつった。
彼女は僕が死ぬまで、永遠に僕に縛りつけられる。
僕の身体も、彼女に縛りつけられる。
これは、僕たちの約束で狂った運命なのだから。
「ずーっと、君の不幸は僕のもの。」

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 1番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

未完成
なんかの拍子でやる気が出たら続き書きます

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 2番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

「死ね」
マントの裏からトランクを取り出して素早く鍵を外し、奴の前に突きつける。
自ずと隙間から三つの顔を覗かせた猛獣に首元を噛み付かれた女は、激痛に顔を歪ませて必死に藻掻く。
足を滑らせて冷たいコンクリートに倒れ込んだのを確認して、ケルベロスを無理やりトランクにしまいこみ、女の腹の上に跨る。
とめどなく流れる様々な液体を気にせずに女の頬を片手で掴み此方を向かせると、化物を目撃し助けを乞うような、被害者ぶった表情をしていた。
額にまで飛び散った鮮血を辿ると、三つ首に食い千切られて爛れた皮膚や肉が主張していた。
自分がどんな状況に置かれているのかやっと理解した愚かな偽物は、先程までの年頃の少女のような微笑みを作れずにただ震える。
浅い息を繰り返して冷静さを取り戻そうとする女の耳元に口を寄せ、地獄を這うような声で呟く。
「可哀想な女」
ほんのりと赤く色づいていた頬は更に鮮やかな赤で蓋をされ、それを親指で拭うと今度は淡い青に染まる。
「僕がこんな疎い嘘に騙されると思った?」
木の実の色の艷やかな髪、晴天をうつしたような丸い瞳。すらりとしているけど触れたら柔らかい体。
容姿は完璧に近かったけど、お前はお人好しではなかったね。

$3 (プロフ) [2023年6月3日 22時] 3番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

「お前はもう用無し。無意味なひとときをありがとう」
皮肉げに肩で笑い、女の首に手をかける。
ああ、人間を殺してきたなんて言ったらどうなるだろう。晶はどんな顔をする?きっと今までに見たことのないような_____絶景だろう。
恐怖で縮こまった女は、朦朧とした双眸で僕を見上げ、言葉を失った。
そうだよ、お前は死ぬんだ。誰にも知られずに、ここで、僕によって。
僕が憎い?悍ましい?……僕を殺したい?
無駄な抵抗。ろくに鍛えてもいない小娘が僕に勝てるわけないでしょ。
「《ポッシデオ》」
「っ、!!!が、ァ……ッ"は……!!?」
首筋に爪を立てた瞬間、頭に……正式には脳に鋭い刃で刺されたかのような激痛が走る。
思わず手を離し、喉奥から絞り出したような声にならない叫びをあげて女の横に倒れる。
全身の血が沸騰しているかのように熱くて、視界が霞む。
鼻や口から溢れ落ちた体液がびちゃびちゃとコンクリートを濡らし、じんわりと染み込んでいく。
……ほんとうに下劣な奴。

$3 (プロフ) [2023年6月9日 19時] 4番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

番外編・ただほやの推しについて語るだけ(未完成)

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] [固定リンク] PCから [違反報告・ブロック]

オーエン(圧倒的優勝なにこのこ情緒不安定……カインじゃなくて"騎士様"に執着してるとこみるとカインただの迷惑で草……しれっとほやの幼女になりかけてるかわいい……お前ら19章を見ろ……浅沼さん相変わらず声帯すんごいな……19章可愛いのに1.5部でおえのマジ低音出るとこだいすこ……ティカのこと紳士って呼ぶのもう………………だめだ……あれで動物と通じれて甘党で歌うまいって何事……??一旦区切る)

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 1番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

ネロ(あ〜〜〜〜すきだ〜〜生きにくそう〜〜〜執着すること苦手なのになんだかんだ世話焼いちゃってお節介しちゃって逆にボスとかいろんな人に信頼・執着されてるとこ大好き……おてて……!!??!?!え、ちょま既知の遺跡やばいって尊いマジで……ブラッドって呼べよボスって呼べよブラッド……リーくんで誤魔化すな!!?!!??役職で呼ぶのなんかまじですきだ……区切る……)

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 2番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

ミスラ(こんにちはねぼすけみみちゃん……貴方も距離感おかしいですよ……????1部の最後らへん(ネタバレ阻止)格好良すぎて思わず布団に倒れ込んだ(朝からやってた時)……ないすみすおじ……約束守るためにちょっとした危機でも超敏感になってるのまじでボディーガードかよって思うけどみみちゃんならでかいからボディーガードになったら強そう……なにあの笑い方……「あはは」ってなんだよ可愛いな畜生が!!!!!!!!笑い声だけ高めなのなにあれほんとに……しぬ……待ってまた長くなった区切る)

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 3番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

オリキャラ(百合)の設定集

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] [固定リンク] PCから [違反報告・ブロック]

【倭文周】
・茶髪ウルフカット、オッドアイ(性癖)、丸眼鏡
・茂々葉とは(茂々葉が)幼い頃からの付き合い。
・茂々葉の逝去後、のこされた萌葉の教育係(仮親)として一緒に住んでいる。
・代々(正確にはわかっていないがざっと数百年ほど)継がれてきた"倭文探偵事務所"の主。内装はかなり古く、歩くたびに床が悲鳴を上げる。アンティーク家具が多いのは趣味。
・探偵なのに投げやりで脳筋。だけど必ず依頼内容は達成しきるので人気がある。
・喋らなければ儚い美少女に見える(童顔)が、一文字目を口にした瞬間に色気がパネェお姉さんになる。耳が溶ける重低音。

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 1番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

【倭文(千歳)萌葉】
・黒髪ショート、赤目(遺伝)
・高校二年生。2歳の時に母親が他界し、その後周に育てられる。
・周の助手もどきをしている。将来は母親と同じように、周の本当の助手にしてもらいたいと思っている(危険なこともあるのであまり働かせてくれない)。
・餘繼学園の生徒。母親のことについての記憶を取り戻すために餘繼学園に通っている。生徒会書紀の少女(琴ノ波)と仲が良い。

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 2番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

【千歳茂々葉】
・赤髪(黒髪)ロング、赤目
・萌葉の母親で周の元助手。萌葉を産んで少しして亡くなった。
・面倒見が良く頼れる姉御肌だが、実は短気で喧嘩っ早い。昔はやんちゃしていた。赤髪はその時の名残。
・中学高校と不良校に通うつもりだったが、幼い頃から共に生きてきた周が餘繼学園に通うことにしていたため、茂々葉も餘繼学園へ通うことにした。自頭は良い。
・琴ノ波一門の恩人で、紫苑の母親と仲が良かった。

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 3番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

【琴ノ波紫苑】
・黒髪(毛先が青い)、黄目
・餘繼学園の生徒会書紀をつとめている少女。
・萌葉とクラスメイトで、よく一緒に出かけたりするなど仲が良い。
・周に何かしらのクソ重い感情を抱いている(ネタバレ阻止)。
・代々継がれてきた"琴ノ波一門"のひとり娘で愛娘。"琴ノ波"と"倭文"は遥か昔から対立している。

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 4番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

付け足しとか矛盾があったら更新します

$3 (プロフ) [2023年5月3日 22時] 5番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]
(C) COMMU