✾俺の特撮Log✾

ただの妄想垂れ… 2020年3月4日 15時 /不破、と。名前… 2020年3月3日 18時 /ふわほろいいよ… 2020年3月3日 17時 /「お前がお前自… 2020年3月3日 17時

ただの妄想垂れ流し所じゃん。

REC@垢変します (プロフ) [2020年3月4日 15時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]

不破、と。名前を呼んだ。
否、呼ぼうとした。
その燃え尽きたヒューマギアの残骸を見詰める彼の瞳が、
血走った狼のそれであったから。
ひゅ、と飲み込んだ呼吸音は存外音高く辺りに響く。
「っ、お前、か…」
どさ、と力を失い膝を付いた彼の元へと走り寄り、
なんと声を掛ければ良いのか分からぬままその上着を掴む。
上着を掴んだ私の手を見て不破が本当に僅か口の端を上げた。
常に彼の表情を見ていた私だからこそ、気付けた事だった。
「…泣きそうな、カオだな…」
不破はその表情のまま私の頭をぽん、と撫でた。
それがまた痛くて堪らなくて、ぐっと顔を歪めてしまう。
それに気付いた不破がまた面白そうに少し笑う。
滅多に見られない彼の表情が今にも壊れそうで怖くて。
それでも名前を呼ぶ事の出来ない己の弱さに、
がり、と上唇を噛んだ。
滲み出た血液は、いやに金属的だった。

REC@垢変します (プロフ) [2020年3月3日 18時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]

ふわほろいいよね。
結構マイナーだけどすこです。

REC@垢変します (プロフ) [2020年3月3日 17時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]

「お前がお前自身の意思で動いていると何故言える？」
やめろ、やめてくれ。
俺は俺だ、叫ぼうとして喉が引きつった。
目の前で歪な笑みを浮かべるのは憎みきったヒューマギア。
俺は、何を恐れているんだ？
「俺ならお前を楽にしてやれる。」
たった一つの刃のようにその声は俺の脳天を貫いた。
楽に、なれる？
「不破諫、」
滅の洪笑が混じった声につられる様に顔を上げた。
己の汗が塗れた拳を震えながら握り直す。
「全てを捨てて、Arkに堕ちろ。」

REC@垢変します (プロフ) [2020年3月3日 17時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]