劇団シュオリのボード

劇団シュオリのプロフィール | 発言 (劇団シュオリの最後の書き込み: 「追加次第載せていきま...」 @あんふぇプロジェクトの話題 [2013年8月11日 13時] )

メッセージ一覧

僕らの王様は神に等しい
絶望と混沌で世界を埋め尽くしてしまった
彼こそが新世界の神
救済の裏側
でも
王様はどことなく
さみしそう です
自由や希望を造ってくれたのは彼のおかげなのに
訳が分かりませんね
「僕の傍らにいた戦友たちは皆消え去った
この感情は何者なのかしら
遂に己の名前すら惜しくなったよ
どうしても手に入らないもの、見つけたよ
でも、でも・・・
もう何もかもがお終いになっちゃった」
王様が欲しかったもの・・・それは
一塊の愛情。そして両親のキス
―SARUの嘆きの唄―

劇団シュオリ (プロフ) [2013年2月26日 13時] [固定リンク] PCから [違反報告]

もしも、SARUが「エルドラド」を撲滅することが出来たら。
彼が未来世界の王様になっていたでしょうよ。
契約の対価として「身体の成長の永久停止」。
だから彼の身体は錆もしないし、細胞も増殖を辞めた。

劇団シュオリ (プロフ) [2013年2月26日 13時] 1番目の返信 PCから [違反報告]

黒い街にいる白い少年はある日、不思議な夢を見た。
自分と同じ年齢の少年が大人たちに苛められている。
叩かれ、蹴り飛ばされ、罵倒され・・・
その少年は何もかもを拒絶していた。



そんな彼の元にネコのような不思議な生物がすり寄ってくる。
ああ、あれは京べえだ。
そのネコもどきは彼が今まで受けてきた屈辱をはらせるチャンスだ、とでも言っているかのように傍にいる。気味が悪い。



彼はそのネコもどきの幻惑と巧みな言葉に終始翻弄されていた。
そして最後に、
「この信念と、未来を踏みにじりたくない。だから、ボクの身体をこのままで止めてほしい。成長を一切辞めてほしい。」
ああ、ソウルジェムが、彼の胸元から!



その後から夢はめぐるましく動き始めた。

手始めに、自分と同じような境遇に遭った子供と手を組んだ。
二つ返事で仲間になってくれた。
次に、大人に操られた子供に大人の恐怖を説明した。
彼らは既に大人たちに手なずけられていたので打ち解けるにはなかなか時間こそはかかった。
少年は彼らに写真を見せた。在りし日の幼い自分達。
結局、オレ達も騙されていたのかよ!
少年少女は嘆き、怒りに震えた。



革命が起きた。
子供達はその少年の指示のままに動いてくれた。
大人はまいった、まいったから辞めなさい、でないと尻叩きにするよ
と申したが、もうそんなことも子供に届かなかった。
嵐のような戦争の末、大人は皆酷い目に遭った。
その少年が幼いときに受けた屈辱のように!

劇団シュオリ (プロフ) [2013年2月26日 17時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

子供達は解放され、自由になった。
幸せだった。
充足まみれだった。
その少年は世界の王様となって、世界の政治を思うままに動かすのみだった。



でも、時間はそんな夢のような希望を持ち去ってしまう。
戦友だった、少年少女は年を経て、寿命がつき、ある日消えてしまう。
自分はその最後を見届けるしかない。

劇団シュオリ (プロフ) [2013年2月26日 17時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

何年たっても腐ることの無いその身体。
幼いときから「化け物」呼ばわりされた自分にとって、これは皮肉だった。
己の信念が大きくなるほど、己の身体は人間本来から遠ざかっていくのだ。



もう、500年はとうに超えた。
めぐる季節はたくさんの物事を運んでいく。
誰からも忘れ去られそうな、寂しい王様になっていた。
少年は未だに腐らない身体を持っていた。
でも、もうすぐこれも手放す。
「己の名前さえも、惜しい・・・」
ソウルジェムが涙でぬれると、少年の身体はバラバラに、ドロドロに、もうどうしようもないことになってしまった。



白い少年はそんな子供の一部始終を傍観していた。
なんだか、彼は自分と似ているなぁと感じながら。

劇団シュオリ (プロフ) [2013年2月26日 17時] 4番目の返信 PCから [違反報告]

SARUは別名「人間インキュベータ」。
人間でもなく、インキュベーターでもない。
まさに人間の進化がもたらした絶望そのもの。

劇団シュオリ (プロフ) [2013年2月27日 18時] 5番目の返信 スマホ [違反報告]
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