なんか知らんけど物語的な
『……ッッらぁあああああ!!邪魔だ退けろォオオオオオ!!』叫び声と共に大きな爆発音。声の主は、壊れかけた赤い乗用車に乗り、車窓から外に顔を出した白髪の少女。「この騒動の主犯は…この先右折、そのまま真っ直ぐ!」地図を見ながら運転手に指示する、助手席の黒髪の少年。〈了解〉そしてそれに従う、片目に花を咲かせた赤目の子供。__あれは、2ヶ月前のこと。
3人の子供達は、夫々を追い回し愉しく遊んでいた。 と、その時。 キキィィッッッ!!!! 何処か遠くで、車の急停止音が聞こえ、すぐ側で爆発した音が聞こえた。 3人の子供達は、吃驚して現場へ寄ろうとした。 その瞬間だった。 狐の面を被った人間らしきものが、よろめき乍ら此方へ寄り、 襲ってきたのだ。
『なッ!?』 〈チルダ危ねぇ!!〉 片目に花を咲かせた子供が、チルダと呼ばれる子供を2つの黒い尾の様なもので弾き飛ばした。 すると、狐面の人物は事故現場から2,3人と増え、逃げる夫々の子供達を追った。 「おいおい何だァコイツらは!」 『兎角逃げるぞ!!集合場所はいつも通り、撒いたやつから集まれ!!』〈「おう!」〉
チルダ目線 おいおい何だァ?車が事故ったかと思えば狐面の輩に襲われるなんてなぁ。いつからこんな物騒な街になったんだよ、全く。って、そんなこと思ってる場合じゃねぇ、早く撒かなきゃ『追ってきてるのは…2人か。ったく舐められたもんだな!』こんなん能力使うまでもねぇ。ピンッ『ほら飯の時間だぜェ!?』 そう叫んで後方に手榴弾を投げた。 ドッガァアアアアン!! バッチリ食らったな、よし じゃ、いつも通り行くか。
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