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いらっしゃいです早速ですが、どんな設定がいいとかありますか?
私は、そうですね 付き合う直前がいいですそれ以外はそちらに合わせますので、お任せしてもよろしいですか、?
えと、受けがいいです
私結構バラつきがあるんですが、大体は四から五行程度です
先にお願いしてもよろしいですか、?
はい、よろしくお願いします
何気なく本を読んでいると聞き覚えのある声が直ぐ近くで聞こえた。確認しなくたって分かる。何度も何度も、飽きるくらい聞いた彼の声だ。「...なんですか、今吉さん」そのまま振り向きはせずに彼の名前を呼んだ。
「...それは随分ご多忙でしたようで。で、何の用ですか」はぁ、とため息をついて彼の方を振り向く彼が俺を探していたことなんて正直どうでもよかったので直ぐに用件だけを聞き出す
「なんだよ、それ。頭、もっとおかしく成ったんじゃないですか」皮肉っぽくそう言ってしまうのはいつものことでわざわざ耳を貸して損だったなと頭の中で思いながら、残り少しで読み終わりそうだった本を再び読みはじめる
突拍子もなく言われたそんな言葉に驚いてピクリと肩が揺れてしまう。なんだか気恥ずかしかったので本を読みながら「...別に一人でも大丈夫です」強気でそう返した。彼の家に泊まるとこは別に嫌ではなかったが、一人が寂しい訳でもないと伝えたかったからだ。
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