Libeccio
703 2018年9月25日 15時 /×39 2018年9月24日 21時 /509 2018年9月24日 10時 /702 2018年9月22日 21時 /×38 2018年9月21日 20時 /508 2018年9月20日 20時 /701 2018年9月19日 13時 /21 2018年9月19日 10時 /×37 2018年9月18日 12時 /507 2018年9月14日 18時
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666 (プロフ) [2018年9月22日 21時] 299番目の返信 [違反報告・ブロック]「……それは、違いますよ」
少しだけ俺の昔話をしましょうか、と幸葵は自嘲混じりに口を開く。
「俺は自分で言うのもあれですが、天才です。幼い頃は神童とも呼ばれていました。……けれど、俺のことなんか、両親以外誰も見てくれなかった……天才だからって、頭が良いからって、誰も、俺自身のことなんか見てくれない! 人は才能があれば、顔があればどうでも良いんですよ! 遺伝子を残す本能なんですよ、そのせいで俺たちを見る人なんか誰一人現れない!」
秀才でも、天才でも、凡人でも、愚者でも、結局本能のみに従ったら本質を見てくれないんです、と幸葵は半ば嗤うように口にした。
「君は、強い。だから、その彼女も……君の本質を、見つけたんですよ」