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@97

悠誠 (プロフ) [2018年7月6日 9時] [固定リンク] スマホ [違反報告]

織辺 静(オルベ シズカ)
性別:男
年齢:45才
職業:白魔道士。呪文や魔法陣の研究をしている。
容姿:いかにも学者といった風情。髪はシルバーグレーに染めている。白髪を隠すのが面倒らしい。ぐるりと捻れた木の杖は、だいぶ年代物である。
性格:ゆったりとした言葉遣いで、基本的に怒ることは少ない。知識の交流を好み、流行りのイタズラ用の魔法なんかを若者から教えてもらったりすることもしばしば。
その他:簡易的なクエストで魔法の実験をする。ギルドの三階に部屋を貰っている。ギルドの長とは旧知の仲。
元は後方支援魔法の研究をしていたが妻と死に別れてから魔法全体の研究を始め、学者のような立ち位置に。『オルベ先生』『オルベ教授』と呼ばれることが多い。
10代向けの私塾のようなものを開いたりして余生を過ごしつつ、研究をしている。
妻には『しずかちゃん』と呼ばれていた。
「基礎ができていれば応用は方法だからね。なんということはないさ。」「家内は、……」「すまないが、私は中途半端な者に魔法を教えるつもりは無いよ。」「魔法は、危険で美しいね……あの時と、変わらない」

悠誠 (プロフ) [2018年7月19日 20時] 1番目の返信 スマホ [違反報告]

「よし、では授業を始めようか」
壮年の男性は黒板の前で微笑んだ。相手にするのは10才から19才くらいまでの子供達だ。今日は基礎講座。魔法陣の描き方だ。

悠誠 (プロフ) [2018年7月19日 20時] 2番目の返信 スマホ [違反報告]

幸葵は初めて見る教壇の男性の方を見つめ、静かにその言葉を聞いていた。
今は旅の途中。いつもなら依頼を受けているような時間なのだが、珍しくギルドで講義のようなものをやると聞き、参加することを選んだのだった。
基礎講座と言うことだが、基礎の復習のつもりで、顔を隠しながらも幸葵はそれを真剣に聞いていた。

666 (プロフ) [2018年7月19日 20時] 3番目の返信 スマホ [違反報告]

「君達は遊びで魔法陣のようなものを描いたことはあるかい?……ある、そうだね、謝らなくていい、やってみたいと思うことは間違いではない、大丈夫さ。
君達は魔法陣を描く時どこから描く?
そう、大きな丸を描くね。」
そう言って丸を黒板に描く。
「これは、結界のようなものなんだ。力をここに集中させますよ、という印だね。だから、手練れの魔導師などはこう……」
指で空中に円をくるりと描くと、近くにいた小さな子供の帽子がふわりと宙に舞って、幸葵近くに飛んでくる。

悠誠 (プロフ) [2018年7月19日 20時] 4番目の返信 スマホ [違反報告]

おや、と思い幸葵は少しばかり目を見開く。けれどこちらに飛ばされてきた帽子は既にかなり近くに迫ってきていて。
「……」
先程講師の彼がして見せたことの真似をして、空中に手早く魔方陣を描いた。そして、制御権を奪ってしまい子供の方へ帽子を返す。

666 (プロフ) [2018年7月19日 20時] 5番目の返信 スマホ [違反報告]

「おや、早速実践してくれたのかい?ありがとう、」
幸葵の方に微笑みかけて、全体に向かってまた語りかける。
「…今のように、円を描いただけで魔法を使えるのさ。だから、ただの丸だからといって気を抜いてはならないんだよ。君達が立派な魔導師になった時、より早く、より強い魔法を使う為のものだからね。じゃあ、みんなで綺麗に丸を描いてみようか。羊皮紙を出して?そうそう、そうだね、」
丁寧に教えていく

悠誠 (プロフ) [2018年7月19日 20時] 6番目の返信 スマホ [違反報告]

基礎から発展を上手く教える人だなあ、と感心しながら言われた通りに羊皮紙を出す。とはいえ、本来幸葵にはもう手慣れたことだ。
すっと円を書くと、少し暇だなと考え、では暇潰しにと円の内側に何重も円を書き始める。

666 (プロフ) [2018年7月19日 21時] 7番目の返信 スマホ [違反報告]

幸葵の羊皮紙を興味深そうにみている少年の頭を撫でて笑う。
「円を重ねると力を更に、更に強く出来るね。結界の中に結界を作るイメージだ。…こらこら、真似して沢山書いてはいけないよ。強くするということは制御に力が必要だということだ。まずは一重丸から始めなさい」
笑って少年に注意する
「おにーさんはいいのー?」
「お兄さんは…というよりは、自分の力を分かっている人なら、かな。自分の力が分かっているということは、制御も出来るということだから。どんなに強い魔導師より、自らを制御できる魔導師の方が、強いんだよ。」

悠誠 (プロフ) [2018年7月19日 21時] 8番目の返信 スマホ [違反報告]

「すみません、見せないようにすればよかったですね」
ここでやるべきことではありませんでした、と近くに来ていた講師に頭を軽く下げ、幸葵は羊皮紙を裏に返す。そして一重の丸をすっと書けば、今度は何もせずに手を止めた。

666 (プロフ) [2018年7月20日 7時] 9番目の返信 スマホ [違反報告]

「謝ることはない、興味も実験も罪ではないんだから。この子の知識がまた一つ増えたんだ、むしろ教える機会をくれて感謝するよ。」
微笑んで次の説明に移る。

悠誠 (プロフ) [2018年7月20日 7時] 10番目の返信 スマホ [違反報告]
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