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セーフレのふたり 2021年8月18日 16時 /まいら 2021年4月29日 21時 /天使と人間 2021年1月15日 0時 /時空の歪みに閉… 2020年12月16日 22時 /タイムスリップ… 2020年10月18日 0時 /もし、月を裂い… 2020年9月2日 19時 /WINGS+stab 2019年3月5日 10時 /Euphoria 2018年11月5日 17時 /sweety blood 2018年11月4日 23時 /私のネタ帳とし… 2018年11月4日 22時
メッセージ一覧
すぴやな (プロフ) [2021年4月29日 22時] 7番目の返信 [違反報告・ブロック]流星群を見ようか、とコンクリートむき出しのベランダに靴を履いてでる2人。
「流れてこないね」
「もう少し待ったら見れるよ」
.....
「あっあった!」
「え、どこ」
「あそこ!あ、あっち」
あちこちで流れ落ちていく星光。
「流れ星をみて3回願い事を唱えると叶うって。なにかお願いした?」
「ううんまだ。thは?」
そう言って振り返ったとき、どこか寂しげなthと目が合った。
火花がバチバチと燃え跳ねるように胸が熱くなる。
月光に青白く照らされるthの顔。
この景色、この会話、前にどこかで.........。
この後にthが紡ぐ言葉を、僕は聞いたことがある。
『thはなにお願いするの?』
『jmと_________.......』
すぴやな (プロフ) [2021年1月15日 0時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]輝かしいアーティスト人生を送る人間と天使。
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よく歌詞などで「おりてくる」と言うが、まさか天使様が直々におりてこられるとは。
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「可哀想に、まだまだこれからだってのに、君は今日で亡くなるらしい」
そんな物騒なことを、こちらに語りかけているかもわからないほど何でもない風に言う。文字通り人間離れした君に見蕩れてしまった。
「君はなんて綺麗なんだろう。....まるで、そう、天使みたいだ」
「喧嘩を売ってるの?君は「人間みたいだね」って言われて喜べるのかい?」
「えっ、いや、嬉しくはないけれど....」
「まあ先に自己紹介しないこちらが無礼だった。いや、まさか視える人間に当たるとは思わないものだから」
彼はこほんと上品な咳払いをするとこちらを見据えて口を開く。
「初めまして、僕は天使。君の運命を見届けに来た」
すぴやな (プロフ) [2020年12月16日 23時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]「っあぁ......!!!!」
パキパキと音を立てて、刃のようなそれは再びホソガを覆い尽くす。
何度殴って蹴って壊しても数秒経てば元通り。まるでプラナリアのように。
もう一撃お見舞してやろうと思った時、氷出できた柱時計が俺の前に立ち塞がり、ぼーんぼーんとチャイムを鳴り響かせる。
“また”、終わる。
嘲るように、猛吹雪が俺の視界を奪い体の自由を奪う。
「絶対.....絶対助けてやる!!!俺がっ.....!!!!」
…
「ホソガっ!!!!!!」
やっと視界を取り戻したそこには、見慣れた景色。
ベッドからずれ落ちた掛け布団に、五月蝿い蝉の声。
起きあがろうと肘をつくと、敷布団や枕がぐっしょり濡れている。
果たして先程の吹雪の溶水なのか暑さからの汗なのか。
「ユンギ?大丈夫?」
「母さん…」
ああそう。これも見慣れた光景。
「やっぱり学校休んで良かったわよ。こんなに汗かいて…。熱は?」
この後の俺の答えを聞いて、母さんは呆れ顔で体温計を取りに行く。ついでにたまご粥も持ってくる。
「…測ってない」
「もう、体温計持ってくるわ…待ってて」
そう言うと母さんはスリッパの音を響かせてリビングへ駆け降りて行った。
この母さんの後ろ姿を何度見たか、もう覚えていない。
「…一体いつまで……」
また、「あいつ」のいない今日が始まる。
すぴやな (プロフ) [2020年9月2日 20時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]獣人を狩って生活していると知っているのは、狩人、国の上層部くらい。
つまりは機密情報な為、それを知った部外者は抹消される。もっとも、現場を発見した時点で獣人か狩人によってころされている場合がほとんどだという噂。
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ある雨の日、洗濯物を取り込みに外へ出たjnが見たのは森へ消えてゆく人影。動物の皮で出来た服を着るような裕福な人間は近所に居ないはず....。気になったjnは追いかけていってしまう。
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追いかけた先、そこはいつのまにか森の奥だった。帰れるだろうかと焦りながら足は止まらない。すると突然人影が消えた。
「え!?」
驚きながら走って追いかけるとそこには人....ではなく、
「獣人....!?」
「えっ」
動物の耳と尻尾が生えた人型の生き物。
獣人だ。
すぴやな (プロフ) [2019年3月5日 10時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]*1
ジミナが禁断の実を食べた。
震えた声で言うジョングガの口から、初めてそれを知った。
あいつには病気の妹が居る。
「禁断の実でも食べたら治ったりしてね」
少し夢を見た、ほんの冗談のつもりだった。
頭のいいあいつのことだし、まさか本気にするだなんてこれっぽっちも思わなくて。
俺は慌てて翼を広げ、果樹園へ向かった。
春が通り過ぎようとしている、少し温かい気候に茂った草木。
柔らかい草原を踏んで俺は見ず知らずの場所を歩き回る。
『初めてか?』
「うわああっ!!?」
突然背後で声がして思わず飛び跳ねる。
しかしそこに居たのは人ではなく、真っ黒な鱗を纏う一匹の蛇だった。
『はは、良い反応だな、気に入ったよ』
シューシューと舌を鳴らしながら愉快そうな蛇は、俺の頭くらいの高さの枝に絡みつきこちらに首を伸ばしている。
『君も、禁断の実が欲しいのかい?』
君も、という言葉に先客がいたことが伺える。そしてそれがきっとジミナであるということも。
「ジミナは、ジミナは何処に居るのっ!?」
『ジミナ....ああ、ゆうべの子かい?奥じゃないかなあ、なにしろ実を食べてしまったんだ、ただじゃすまないだろうよ。きっと次にこの果樹園を出た時が最期さ』
可笑しそうに笑う蛇を横目に、俺は果樹園の最奥を目掛けて走った。
すぴやな (プロフ) [2018年11月5日 23時] 4番目の返信 [違反報告・ブロック]とりあえずてっちゃんがバイバイしたので再会させなきゃ。
カップ麺補充しなきゃ〜っていつも御用達の安売りのスーパー寄った帰りに雨降ってて100円傘買ってくるグッちゃん。アパート(マンション?どっちだっけ)前着いたら駐車場のアスファルトのグレイから浮いてる白い塊が。
「えっ...ど、どうし....テテヒョン...!?」
いつもと変わらない真っ白な服装に黒い革靴。だけどどれもびっちゃびちゃ。生気を感じられないくらい青白い肌の色。ぐったりとして目を覚まさないテテを担いでまた前回のように部屋へ運ぶグッちゃん。
部屋前に着いた頃、肩に預けられてる体重がぐらついて意識が戻ったのが分かった。
「...じょん、ぐが...」
「なにしてるんですかあんなところで...!もう、...!」
「は、はいって、いーの、や、いれないで.....だめ、だ」
「こんな時になんですか?!」
「っ、おねがい、言って、」
「入っていいですよ、っはやく」
部屋にテテを引きずるように入っていくグに何故か慌てるテ。