青ちゃんと話そう！
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て事で…初投稿！
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《涙ちゃんと二口くんの話》
「あれ？ブスだ」
「あれ？ミロくんじゃない？」
「誰がミロだ！！」
「及川さんがブスとかありえないw」
「二口だし！ミロでも、にろでもねぇよ」
顔を合わせたら喧嘩。
偶々会った時もこんな感じ。
カップルの色気？あるはずない
「お前家こっちじゃないだろ？なんでこんなとこ居るんだよ」
「デート」
「はぁ？」
「告白されてきただけ〜…まぁ？及川さんモテるから？」
「お前なぁ…」
堅治は不満そうな顔。
言う気なかったのを言わせたのはそっちだし。
「だから…『同じ高校行ってあげようか？』って言ったでしょ？」
「こっちは工業専門。物作るの得意じゃないだろ？」
「下手くそ 」
「だから止めたんだよ…察しろ」
こう言うところは優しい。
性格悪いけど…！！
「んで…答えは？」
「なに？ソイツと付き合ってほしかった？ 断ったに決まってるでしょ？」
からかうように笑うと…堅治はホッとした顔。
かわいい(確信)
「堅治、ホッとしてる？かぁわいいw」
「はぁ！？？誰が…！」
じーっと堅治の服装を見る。
まただ…
「また…つけてくれなかったの？」
「あれは俺の趣味じゃない。」
「意地悪…ミロめ！」
「はぁ？お前こそ！俺があげたネックレスつけてねぇだろ？」
「涙はつけてるし！」
服の下からネックレスを出してみせる。
堅治は一瞬驚いた顔をした。
ネックレスの意味は首輪。
ようはその人のモノってこと…大切だもん…外さないよ。
「まぁ…堅治だって持っててくれてるんだろうけど？ ストラップみたいになってるけどね」
堅治のバッグについた光るネックレスのチャーム。
「今日はバレーしてきたんだよ。つけたら無くすだろ」
「ふふっ…やっさし〜！性格悪いのにw」
「最後の余計だろ！？ 涙は作ってない性格のがいい」
「まぁ…見せるのは堅治にだけだけどね！」
「俺だけ特別な」
「ふっ…特別って子供みたい」
「はぁ？」
「及川さん可愛いから襲われちゃう♡家まで送って〜」
「こんなやつ襲うとか趣味悪すぎ」
「じゃあ…にろちゃんは趣味悪いんだねぇ！こんなやつと付き合ってて」
「俺以外貰い手いないだろ？」
「及川さんに恋してるやつ多いんだからね〜？」
「言ってろw」
けらけらとバカにしたように笑う。
それは涙が冗談言ってるのがわかってるから。
側から見たら破局寸前のカップルかもしれないけど…いいの。
幸せだもん。
桜花 (プロフ) [2017年6月25日 15時] 3番目の返信
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今まで書いてなかった澄ちゃんと小春の出会いをひっそり投稿←
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《SETTER・前編》
正直に言うと、バレーを始めたのは初恋の幼馴染がやっているから。徹にぃと話せる話題さえあればどうでもよかった。
だから自分でも予想外だったんだ。こんなにバレーにハマってしまうのも、セッターというポジションにこだわりを持つようになったのも。
それはきっと、あの日、あの出会いがあったから。
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「五年生の岩泉小春です！よろしくお願いします！」
元気に監督に挨拶をする。私はこの春からスポ小のバレーボールチームに所属することになった。バレーをしていれば徹にぃとの話題が増えると思ったのだ。
「おうおう、よろしくなー！」
まだ若い監督は素でも私と同じくらい元気だ。ついついつられて笑ってしまう。
「まあ、今日は見学しててくれればいいから！明日から仲間に入ってもらうぞ！」
「はい！」
当たり障りのないことを話していると、音をたてて体育館の扉が開いた。
「ちわーす！」
ボールを傍に抱えた女の子が入ってくる。その子は幼馴染の涙ねぇと同じくらい美人で、思わず息を呑んだ。
「澄川！相変わらず早いなぁ！」
「練習時間、いくらあっても足りないので！」
そう言って女の子は準備運動を始めた。時間を確認すると、午前8時。開始時刻より2時間も早い。
「あの子は6年の澄川！小2からやってるうちでは一番の古参だ！技術も一番でセッターをやらせてるんだ！」
監督が生き生きした笑顔で言う。その間も澄川さんは練習を続けていた。
Blue Empress (青空透虹) (プロフ) [2017年6月25日 23時] 6番目の返信
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《SETTER・後編》
2時間後、私は開始時刻に合わせて再び体育館を訪れた。
監督の声が体育館に響く。
「今日からうちのチームに入る岩泉だ！ほら！挨拶しろ！」
「い、岩泉小春です！早くみんなに追いつけるよう頑張ります！よろしくお願いします！」
チームメイトとなるみんなが拍手してくれる。仲がいい子の姿も見つけ、だんだん緊張がほぐれていった。
「じゃあ練習開始すっぞー！最初は試合だ！ネット貼れー！」
監督の指示が飛ぶ。私は体育館の壁に寄りかかってそれを見つめていた。
「あっ……澄川さんだ」
コートの中に入った人の中に澄川さんを見つけた。ボールを触るのが嬉しくてたまらないとでも言いたげな顔だ。よほどバレーが好きなのだろう。
「セッターだっけ……」
確か、徹にぃと同じポジションだ。試合で見て地味だと思ったのを覚えている。
似合わないなぁ、と思った。
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ホイッスルが鳴り、試合が始まる。
相手チームが強烈なサーブを打った。私だったら絶対腕がもげてしまいそうなサーブ。でもリベロの子はかろうじて拾っていた。ボールが弱々しく澄川さんに飛んでいく。
その刹那。
澄川さんの目が光った気がした。
「吉野ちゃん！」
ボールが彼女の手に触れる。触った時間はほんのわずか。それなのに、ボールは綺麗な軌道を描いて飛んでいく。
次の瞬間、ボールはスパイカーの手に収まっていた。
ボールが相手コートに落ちる。
「吉野さんナイスキー！」
響く部員の声が遠くなっていく。心臓が大きく音をたてていた。
全てがスローモーションに見えた。完璧な位置、完璧なタイミングの美しいトス。私の心を鷲掴みにするには十分すぎるほどだった。
「すごい……」
セッターなんて地味だと思っていた。かっこいいスパイカーに憧れていた。でも。
私はセッターになりたいと思った。
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あれから何年ものときがたつ。あの感動は今も忘れられない。
たとえ、正セッターになれなくても、憧れの彼女がセッターをやめてしまっても。私は絶対にセッターをやめない。いや、やめられない。
バレーボールが好きだから。
Blue Empress (青空透虹) (プロフ) [2017年6月25日 23時] 8番目の返信
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《涙と双子の出会い:莉湖side》中1のころ
「美湖…水出していいよ〜」
「はぁい」
現在花壇に水やり中。
入学早々先生のお叱りを受けた。
幼なじみメンバー集まって屋上でバレーをした。
最初は良かったが…ボールが屋上から落下し、教頭先生の後頭部にあたり…ズラが取れていた。
大爆笑していたのは良いけど…逃げ切れなかった。
莉湖たち双子は花壇の水やり。
トビオとエミリーは資料室掃除。
「ちょっと！？聞いてんの！？」
「及川さんの妹だからって調子に乗わらないでよね！」
何歳だよ…呼び出しとかw
及川さん？誰それ？
「…のってないよ」
待って…せめられてる先輩超美人！好み！
手元のホースをじっと見る。
「きゃあ！？」
「つめた…っ！！」
かけるべきだと判断した。
かわいいは正義←
「なにすんのよ！！」
「性格ブスの化粧に隠れたブスを引き出してあげようかと思いまして…すみませーん！化粧しててもブスでしたぁww」
「はぁ！？？なんなの！？」
「嫉妬で相手を落とすなんて醜い。 自分の価値を下げるだけじゃないですか？ 及川さんが誰とか知らないけど…先輩方の言ってることは理不尽です」
「部外者は黙ってなさいよ…っ！」
叫んだ先輩。
「お前ら何したんだ？」
「水やり終わったの〜？」
先輩はびくりっと肩を揺らした。
トビオとエミリーを見たから…2人とも身長高いからね。
「も、もう良いわよ！」
「後輩のくせに…！」
2人の先輩は去っていった。
茶髪の先輩は顔を上げない…。
「先輩…？」
「あっ…ありがとうね！及川さん助かったよ！」
はっとしたように取り繕った口調と笑顔。
作ってるんだ…直感的にそう感じた。
「先輩…名前は…？」
「及川涙…学校一の美少女だよ☆」
疲れないのかな…あのキャラ。
「清水莉湖です…制服濡れてないですか？」
「大丈夫だよ！」
「清水美湖です…莉湖がすみません！！」
「むしろ助かったよ〜」
涙先輩と少し雑談してから職員室に向かった。
ー部活でまた会うと知らずに…
美扇 (プロフ) [2017年6月26日 23時] 9番目の返信
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