終焉無き紫霧

メッセージ一覧

「んんっ..そんじゃま、久々にチョーセン、致しますかぁ!」
気合いを込めて食堂への扉を大袈裟に押し開ける女生徒。
その発言と行動に騒めく他生徒だが、それにはもちろん、幾つか理由がある。
まず一つ目として予想できるのは、発言主である栗色の髪をフィッシュテールに束ねた整った顔立ちの少女。その美貌も惹きつけられるものがあるが、それは黙っていればのことであって、この学院の生徒ならば常識のように知っている。『新入生でありながら、ゲーム感覚でぶっち切りのスタートダッシュを決め、13歳という若さで既にDランクについた。しかも、その後は飽きたとかで必要最低限しか"激戦"には参加せず、情報の交渉に力を入れているらしい美少女。しかし、迂闊には近付かない方がいい、プライベートな話題まで情報として取引されるぞ』と。
若干話が盛られているも、ほぼ全てが合っていると言っても過言ではない。
そして二つ目が、そんな彼女が向かった先だ。いつもなら適当に済ませているはずの"激戦"を、昼過ぎには勝負相手募集者の集う食堂に入って行ったところを見て、久しぶりに公の場でやろうとしているのは誰にでも分かった。
野次馬達は開かれたままの扉から中を覗き込んで、一体誰が彼女に挑む、或いは挑まれるのだろうと口々に検討する。

眠子(ねこ) (プロフ) [2016年5月24日 15時] [固定リンク] スマホ [違反報告]

(自由)

眠子(ねこ) (プロフ) [2016年5月24日 15時] 1番目の返信 スマホ [違反報告]

「ふわぁ。うるさいですね~。」
少し遅い昼食が台無しである。
まぁ、これも自分のせいなのだが……。
「それにしてもあの子は…」
周りの人が、言っている話を集約すると強いという事らしい。
まぁ、見た目的に強そうな感じなのだが。
自分に火の粉がかからない位置に移動しつつ、ポツリと呟いた。
「激戦あんまり出ないと状況判断ができませんね~♪」
1年に一回か二回のペースだから、新人さんの顔とかよく知らない。とにかく戦うのはあんまり好きじゃない。
このの性格のせいかランクが去年から変わらないわ、意外と高いからよく申し込まれるわでいい事ない。
「うー、とりあえず様子見してましょうね~。」
Aランカーの心森楓はそうつぶやいた。

りゅーむ@元そるら (プロフ) [2016年5月24日 20時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

久方ぶりにこの時刻に食堂を訪れた。その所為か、この部屋がとても狭く感じられる。
何せ、"激戦"に勝ち続ける事で、様々な特権を手に入れることを目的とした生徒が溢れ返りそうなほど入っていたので。
「ほぇぇ..新入直後とはだぁーいぶ変わったなぁ..」
掌を下に向け、それをおでこに当てると、眺める様にしてぐるりと一回転する。
するとピタリと止まり、なにを思ったか、スタスタスタととあるテーブルに歩き出す。
無表情に少女が向かった先には、黄金の瞳を瞬かせ、此方の接近に気が付いたのか、多少動揺の色を伺わせる上級生の女生徒が座っていた。
「どーもっ♪」
軽く挨拶をすると、常時貼り付けているどこか相手を嘲笑っているような、胡散臭いことこの上ない笑顔を向ける。
そして向かいの席に着席すると、黙り込んで相手の顔をよくよく見詰める。

(月に1度も勝負を挑む、挑まれなかった場合、G〜Aランクの場合1ランク下がり、Hランクの場合は成績に大きな悪影響を及ぼす→激戦ルール7条参照)

眠子(ねこ) (プロフ) [2016年5月26日 18時] 3番目の返信 スマホ [違反報告]

まさか自分の所に来るとは思ってもみなかった。
心の中でため息を盛大にはきつつ、笑顔を作る。まぁ、はたから見れば普通の笑顔に見えるだろう。
「こんにちは~」
ニコリと音がしそうなほど笑いかけ、持っていた箸をおいた。
「何の用ですか~?」
予想はついてる。ついてるけど!聞かないとやっていけなかった。

りゅーむ@元そるら (プロフ) [2016年5月26日 22時] 4番目の返信 PCから [違反報告]

負けずと向けられる笑顔。
普通なら分からないだろうが、少女にはなんとなくそれがどこか引きつっている事が理解できた。
そして返った挨拶の軽さのまま投げ掛けられた質問に、満面の笑みで答えてみせた。
「分かってるくせにぃ〜?あ、下ランカーからは敬語じゃなきゃダメな方ですかぁ?」
念のため確認して置いたようだが、敬語でもその口調はカバーされない、寧ろくどさが倍増されるようだ。
もう一度だけにやにやと見詰めると、その笑みを不気味とすら思える、歪んだなものに変える。
「"激戦"だよぉ。僕は暫く表立って行っていないからね。適当に勝ったり負けたりを繰り返してこの座にいる訳だけれど..やはり低ランク過ぎるとなにかと絡まれやすいからね。手っ取り早く上げたいのだよ。」
そうは言うものの、実のところ、対戦相手に彼女を選んだのは偶然。別にもっと下のランクの者でも、面白そうならば挑戦していた。

眠子(ねこ) (プロフ) [2016年5月28日 18時] 5番目の返信 スマホ [違反報告]

「別にそういうの気にしてないから、普通にしゃべって大丈夫ですよ~♪」
向こうは激戦を望んでいるのだろう。まぁ、別にやれない事はない。ただ、疲れるし大変なだけ。それだけの理由だ。
椅子に深く座り、机に手をおいて言った。
「激戦ですか~。やってもいいですよ?」
まぁ、ランクを上げるなら上のやつを倒した方が手っ取り早い。それで、私か。
いや、私じゃなくても他の人でもよかったはずだ。
あぁ、あそこでうかつに立ち上がらない方がよかったかもしれない。
それに、人の目線が痛い。それなら早く終わらせよう。
「じゃあ、今からやりますか?」

りゅーむ@元そるら (プロフ) [2016年5月29日 13時] 6番目の返信 PCから [違反報告]
メッセージ返信
メッセージの一覧に戻る
(C) COMMU