水辺の蛟
メッセージ一覧
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 2番目の返信 [違反報告]よく人に好かれる男が居た。
彼の元にはいつも人が居てそれはそれは賑やかであったのさ。
彼は特別美人というわけでも色男というわけでなく、かといって勉学に優れた賢人ではなく、かといって筋骨隆々というわけでも何かの運動が得意というわけではなく、何かに秀でてるような男ではなかったのさ。
だのに彼の周りにはいつも絶世の美女……彫刻のようだったり、人形のようだったり、理想的な女性だったりがいたのさ。それだけではなく、だれもが目を奪われるような美少女や庇護欲を掻き立てるような幼女、物腰の厳しい老練な戦士、現役を引退した政治家やら今なお現役の男優…そんな連中がそばにいたのさ。
美醜で言えば、特段美しいわけでも特段卑しく見られない顔というわけではなく、ありふれた顔だよ。
君のようなどこにでもいるようなね。
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 3番目の返信 [違反報告]彼はね。大役を果たしたんだ。
彼以外には成し遂げられないような立派な事をね。
しかしそのことを彼以外は知らないのさ。
僕が知っている理由かい? 推測してくれよ。そういうの、得意じゃないか?
___得意じゃない、そうか。
まあいいさ。
話を続けよう。
彼がした事はみんな知ってるけど知らない事さ。
知ってるけれど自覚していない、認識していない。
彼だけが正しくわかっていて、彼のそばにいる連中もおぼろげにしかわかっていないことさ。
彼はこの世界を一度救ったのさ。
皆、死にかけて彼に救われた。
彼に救われた記憶は皆持っているけれど、思い出せない…いや違うな。救われた事を知らない。
なんとも言葉で説明しにくいなあ。
彼はこの世界の救世主なのさ。
太古の昔、まだ神々がこの世界を支配してた頃の遺物、その残滓が世界を蝕み混沌へとこの世を導こうとレールを引き、それを彼が跡形もなく滅ぼした。
作り話だと笑うのもいいさ。
……作り話で終わればよかったというのに。
___いや、君がそう能天気に笑う姿が見れてよかった。
君は記憶がないかい? 夢でもいい。もっとも夢というのは処理させまじと改竄を受けた記憶の残りかすでしかない。その情報は本物だがね。
天高くに舞い、雲上から我々を見下ろす大蛇を。
おや、突然頭を抱えてどうしたんだ? 頭が痛い? それは大変だ。
横にでもなるかい?
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 4番目の返信 [違反報告]彼は蘇った過去の遺物を徹底的につぶしていったんだ。
二度と現れないように。二度と世界に破滅をもたらさないようにと。
彼の旅路は長く、それこそ人の生を何度かまたいで彼は事を成していったよ。
彼は記憶を引き継いで転生……いや、彼は他の人間を乗っ取れたのさ。
いつも平凡そうな顔のいかにも何の力も持ってい無さそうな普通という言葉の似合う人間を狙ってね。
言い忘れていたけれど、彼の旅はまだ終わっていないんだ。
彼の仲間は、彼を取り巻く人間は彼を待っているんだ。
いつものように死んだけれど、一向に転生せず___否。転生しても現れない彼をずっと待っているのさ。
仲間たちは皆立腹しているよ。
向こうから来ないなら私から探す。逃げられるわけがないってさ。
うん?自分には関係ない話だから自分に向かって怒らないでよって?
ははは。
君は面白いことを言う。
この屋敷に来たのは逃げてきたのだろう?
息を乱して逃げて来たのは交通機関を乗り回してきたからかな?
こんな田舎にたどり着いてしまったのは___きっと君自身のどこかにうっすらとした記憶の断片があったからじゃないかな。
まさか最初の君の故郷に君がやってくるとは思わなかったけれどさ!
一番目の君が死んでからずっと君の家を管理して〇〇年経ったけれど、君がまさか帰ってくるとは思わなかったよ。
私の顔を見ても驚く処か何の感情もみせてくれなかったのは悲しかったがまあいいさ。君が僕の元に来てくれるなんてこんなにうれしいことがあるなんて思わなかったよ。
今回は転生が失敗して記憶がうまく引き継げなかったのかな?
怯えることはないさ。
また最初からやり直すのもいいけれど、転生がうまくいくように魂をいじくればいいんだ。
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 5番目の返信 [違反報告]プラ無だと自分の性癖に走るからだめだってよく思いました(白目)
死んだ友人の武勇伝にしようと思ってたらFGOが出てきてそれからニャルが出てきて混ざったものがこちらになっております。
災厄に巻き込まれ人知れず死に絶えた者がまわりまわって災厄の元凶に出会い胸糞わりー再開を果たし後味の悪い最期を書こうと思ったけれど、神々を呼んで世界殺した奴を殺 す為転生しまくってるんだけどなんかどっかいっちゃったんですよねーどしよー(語り手が宿敵か敵みたいな感じの味方か、主人公は知ってるか知らないか)でぐっちゃぐちゃになっちまったよちきしょー