水辺の蛟
お久しぶりの 2018年6月9日 15時 / 2018年3月4日 10時 /あの、これ逆に… 2018年3月2日 22時 /やがやが 2018年2月24日 20時 /気を付けろ我等… 2018年2月23日 22時 /名を識る者よ 2018年2月23日 18時 /偉大なる王よ、… 2018年1月27日 19時 /凡夫 2017年12月21日 10時 /零の守り手 2017年11月17日 22時 /全てが叛逆であ… 2017年10月28日 15時
メッセージ一覧
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]よく人に好かれる男が居た。
彼の元にはいつも人が居てそれはそれは賑やかであったのさ。
彼は特別美人というわけでも色男というわけでなく、かといって勉学に優れた賢人ではなく、かといって筋骨隆々というわけでも何かの運動が得意というわけではなく、何かに秀でてるような男ではなかったのさ。
だのに彼の周りにはいつも絶世の美女……彫刻のようだったり、人形のようだったり、理想的な女性だったりがいたのさ。それだけではなく、だれもが目を奪われるような美少女や庇護欲を掻き立てるような幼女、物腰の厳しい老練な戦士、現役を引退した政治家やら今なお現役の男優…そんな連中がそばにいたのさ。
美醜で言えば、特段美しいわけでも特段卑しく見られない顔というわけではなく、ありふれた顔だよ。
君のようなどこにでもいるようなね。
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 3番目の返信 [違反報告・ブロック]彼はね。大役を果たしたんだ。
彼以外には成し遂げられないような立派な事をね。
しかしそのことを彼以外は知らないのさ。
僕が知っている理由かい? 推測してくれよ。そういうの、得意じゃないか?
___得意じゃない、そうか。
まあいいさ。
話を続けよう。
彼がした事はみんな知ってるけど知らない事さ。
知ってるけれど自覚していない、認識していない。
彼だけが正しくわかっていて、彼のそばにいる連中もおぼろげにしかわかっていないことさ。
彼はこの世界を一度救ったのさ。
皆、死にかけて彼に救われた。
彼に救われた記憶は皆持っているけれど、思い出せない…いや違うな。救われた事を知らない。
なんとも言葉で説明しにくいなあ。
彼はこの世界の救世主なのさ。
太古の昔、まだ神々がこの世界を支配してた頃の遺物、その残滓が世界を蝕み混沌へとこの世を導こうとレールを引き、それを彼が跡形もなく滅ぼした。
作り話だと笑うのもいいさ。
……作り話で終わればよかったというのに。
___いや、君がそう能天気に笑う姿が見れてよかった。
君は記憶がないかい? 夢でもいい。もっとも夢というのは処理させまじと改竄を受けた記憶の残りかすでしかない。その情報は本物だがね。
天高くに舞い、雲上から我々を見下ろす大蛇を。
おや、突然頭を抱えてどうしたんだ? 頭が痛い? それは大変だ。
横にでもなるかい?
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 4番目の返信 [違反報告・ブロック]彼は蘇った過去の遺物を徹底的につぶしていったんだ。
二度と現れないように。二度と世界に破滅をもたらさないようにと。
彼の旅路は長く、それこそ人の生を何度かまたいで彼は事を成していったよ。
彼は記憶を引き継いで転生……いや、彼は他の人間を乗っ取れたのさ。
いつも平凡そうな顔のいかにも何の力も持ってい無さそうな普通という言葉の似合う人間を狙ってね。
言い忘れていたけれど、彼の旅はまだ終わっていないんだ。
彼の仲間は、彼を取り巻く人間は彼を待っているんだ。
いつものように死んだけれど、一向に転生せず___否。転生しても現れない彼をずっと待っているのさ。
仲間たちは皆立腹しているよ。
向こうから来ないなら私から探す。逃げられるわけがないってさ。
うん?自分には関係ない話だから自分に向かって怒らないでよって?
ははは。
君は面白いことを言う。
この屋敷に来たのは逃げてきたのだろう?
息を乱して逃げて来たのは交通機関を乗り回してきたからかな?
こんな田舎にたどり着いてしまったのは___きっと君自身のどこかにうっすらとした記憶の断片があったからじゃないかな。
まさか最初の君の故郷に君がやってくるとは思わなかったけれどさ!
一番目の君が死んでからずっと君の家を管理して〇〇年経ったけれど、君がまさか帰ってくるとは思わなかったよ。
私の顔を見ても驚く処か何の感情もみせてくれなかったのは悲しかったがまあいいさ。君が僕の元に来てくれるなんてこんなにうれしいことがあるなんて思わなかったよ。
今回は転生が失敗して記憶がうまく引き継げなかったのかな?
怯えることはないさ。
また最初からやり直すのもいいけれど、転生がうまくいくように魂をいじくればいいんだ。
馬刺 (プロフ) [2018年6月9日 16時] 5番目の返信 [違反報告・ブロック]プラ無だと自分の性癖に走るからだめだってよく思いました(白目)
死んだ友人の武勇伝にしようと思ってたらFGOが出てきてそれからニャルが出てきて混ざったものがこちらになっております。
災厄に巻き込まれ人知れず死に絶えた者がまわりまわって災厄の元凶に出会い胸糞わりー再開を果たし後味の悪い最期を書こうと思ったけれど、神々を呼んで世界殺した奴を殺 す為転生しまくってるんだけどなんかどっかいっちゃったんですよねーどしよー(語り手が宿敵か敵みたいな感じの味方か、主人公は知ってるか知らないか)でぐっちゃぐちゃになっちまったよちきしょー
馬刺 (プロフ) [2018年2月23日 22時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]いだいなるわれらが祖先は隣人をつくりあげました
祖は隣人を自分たちに限りなく似せてつくりました
つくられた隣人はわれらにそっくりです
われらと隣人はすこしの間ともにありました
隣人は我等に反旗を翻しました。
隣人は我等同胞に牙を向けました
報復として、また危険分子を野放しには出来ないと隣人を隔離しました。
しかし、少しの時間といえども、隣人と我等は混ざって差もなく暮らしていました。
同胞なのか隣人なのか。
誰が同胞で誰が隣人か。
皆疑心暗鬼になりました。
隣人は暴走した。同胞に危害を加えた。
しかし隣人もまた同胞に危害を加えられているのです。
隣人よ、そして我等が同胞よ。
馬刺 (プロフ) [2017年11月17日 22時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]十二柱のロードの存在。
それは天と地を繋ぐ楔のようであった。
ロード達は主の従僕な駒となり役目をこなし、世界を影から支配していた。
主と僕は世界をゲームのようそれこそ遊戯盤のように自分が思うように状況を作り出し、望むような世界を造り、壊し、潰していた。
彼等はこの世界を永久の昔から支配してきた。
彼等は彼等にしか使えない技の数々を使い、世界を征服してきた。
だが、それは過去の事である。
彼等の力は彼等のものだけではなくなった。
彼等と同じ力を持つ者の台頭により、彼等は急激に力を衰え、支配者として君臨できぬほどに弱体化した。
まぁこれも彼等の遊興の一環。
自ら弱体化し、己を勇者か何か授かり神如きになったと錯覚している連中を堕とし嘲うための遊びでしか無いのだが
馬刺 (プロフ) [2017年10月28日 16時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]長きにわたる重臣も、信用していた騎士たちも敵。
国のため、長く奔走し続けた王の最期はあっけないものであった。
家臣全員による叛逆によってあっけなく西洋に浮かぶ孤島に栄えた国は終わった。
王が暴君だったわけではない。
それどこか御身を投じて前線に赴き、国の財政状態は良く、黒い影は王のそばになく、清廉潔白を絵にかいたような人間であった。
一代目にしてかなし発展した国であった。
王が死ぬと叛逆者たちは去り、民もまた去ったという。
海からの異民族による侵攻が激しく、戦火の絶えないところに国があったからだ。
身を守るために、また生活するために居た民たちは島を出て海へ乗り出したそうな。異民族は一定の間隔で侵攻してきていたため、その空白期に出たとのこと。
理想郷と呼ばれたその国はひっそりと西洋のどこかに浮かぶ島にあり、当時の住居と未だ王座で眠る王が遺っているとのことだ。
では何故家臣たちは叛逆したのか。
それは一向に分からなかった。
その国が実際にあったかすらも分からない。
西洋に浮かぶ孤島は実際にあるのだが、その国が存在したかはわかっていない。
吟遊詩人に聞いた話だ。作り話なのかもしれない。
だが気になる。ここで終わる話なんてつまらない。
音を知り、世界を知ると同時に聞いてきた話にずっと惹かれてきたのだ。
無いのなら別に構わない。
その孤島を探す旅に出るために家族へ暇乞いはしてきた。
探せずとも、その国が空想の物でも旅する途中による酒場やギルドでその国の別の話が聞けるやもしれない。
期待に胸を躍らせ、赤芭の暦に旅に出た。