水辺の蛟
メッセージ一覧
馬刺 (プロフ) [2018年2月24日 21時] 2番目の返信 [違反報告]魔王と英雄の血を引き継ぐ存在がいました。
その子は幼少期から才能は目を見張るものがありました
筋骨隆々の大男や巨人族に持たしても両の腕で支えるのが限度の大人の背丈を易々と超える程の大剣を片手で持ち、あまつさえ軽々しく振り回すほどの怪力。
地を蹴れば地表が抉れ、クレーターを作るような存在が、齢10にして靑海の覇者(海を総べる存在。この者と配下によって海は支配され、通行出来なくなっている)を圧倒し、勇者の称号を得た彼は、今、魔法使いになっていた。
三十を超えた頃から、魔法耐性が漸く芽を見せ始め、日に日に魔法耐性のランクが上がっていく最中、32歳の生誕の日についに魔法を操れるようになったのだ。
魔王の血を引いては居たが、魔王の血が怪力と体の丈夫さにしか出なかったのか全く魔法が使えなかった。耐性もなく、しかし物理攻撃は魔王の血により無効──とまでいかないが、大幅に削除されていた。しかし魔法を食らえば即座に灰燼と化す我が身。
魔力を上げるため、世界を渡り歩いた。魔力を上げる術を持つ者を訪ね、古い時代から生きる賢者に教えを請い、体を鍛えるように精神統一することで魔力を鍛え、下位魔王並の魔力を手にすることが出来た。
本来であれば、深海に入り火山の河口部にて修行をし海千山千の功績がひつようであるが、魔力を入れるタンクのようなものは魔王の血により初めからあったが、いかんせんその中身がなかったのだ。海千山千の実力はタンクを拡張する工事なため彼には不要であった。