名を識る者よ
名前を呼ばれると喚ばれて飛び出してくる魔王様。尚、真名を呼ばなければ基本的には面白そうだったり、暇なとき以外は出てこない模様 彼の王の名は数多あれども真名に非ず。隠された真名を当てたものには、王自ら契約を施し、契約者に永劫の服従と繁栄を与え給う。
零にして全。無でありながら有である歪で矛盾した存在。彼の魔王は全てを識り、世界が生まれ出る遙か彼方の時空より来たり、また世界の終わるその向こうまで生き続けるとされる。普段は眠りにつき、世界と共にあるとされる。名前を呼ぶと彼の王の子機が出てきたり出てこなかったり…
無より来たりし魔王召喚者の望む姿で顕れるとされる上記の名は便宜上の魔王としての名であり真名はまた別とされる彼の名を呼べば、召喚者は望む全てを得るとされる。彼は世界と共にあり。この世のどこかにある無の世界にて眠り続け、召喚による目覚めの時を待つとされる。
全ての現象を識り、全ての知恵を持つ化け物。地球上のあらゆる情報を握る鍵である 死 という概念を持たないため、殺すことは不可能であり、そも生きていないので生命維持に必要な行動の一切をする必要が無い。長い布を巻き付けたような服をしてる。よくいってゆったり、わるくいって布が多くて歩きにくそう。ずぼら
魔王の力は強大で世界同等、もしくはそれ以上とされる。魔王は従属の呪いがかけられているため、召喚者に絶対服従である。世界を滅ぼさんとする愚者が揃い揃って魔王の封印…眠りし神殿へと足を踏み込み、そして息絶えていった
真名を探そうにも伝承がない。名を知る手掛かりがないという訳では無いが、名が多すぎて真名かどうかが判別し難い。彼の王とされる名を言い続ければ王の従者と呼ばれる存在…ハズレが召喚され、召喚者を貪り食うとされる。名をみだりに口に出せば碌なことにはならないのだ
無の世界に通じるとされる王の神殿と呼ばれる場所がある。王の体を手にするだけでも価値があるため多くの武士が足を踏み込んだがそのまま息絶えた
そんな世界、迷宮遺跡(ダンジョン)を踏破しようとしていた踏破者(ダンジョントラベラー)が奥地にて碑文を発見する。毒の沼地の先、剣の森の奥、周囲一帯に煤煙を纏わせる迷宮遺跡はデストラップのオンパレードであった。名だたる踏破者でも手を焼き続けたその遺跡の奥地には碑文しかなかった
石しかない。苦労した分、とんでもない代物が入っていてそれだけで遊んで一生を送れると思っていただけに落胆したが、碑文というのはそれはそれで価値がある。持って帰れないし、このような死の淵にある場所故人が滅多に来れない為、言ったところでほら吹き扱いされそうではあるが。碑文にかかれていた古代言語は読めたので口にして読むと、古代世界のことが描いてあることがわかった。世界が生まれる前に居た存在と世界が生まれて大戦が起きるまでのようだ
一つの存在が発生し、世界が生まれ、人間が現れ、群れを成したそれぞれの種が争い大戦が起きる。何変哲のない、普通の序章史でしかな………一つの存在が発生し?魔王が現れ、魔王が世界を造ったというふうに踏破者は聞いていた。しかし、この碑文では、光が現れ、幾早世。世界が発生していったと描いてある。魔王ではなく光。
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