慈悲のシャングリラ【世界観】

『神よ。私は、貴方を恨みます。』
人間の声。
怨嗟の声。
懺悔の声。
それを聞き届けていた神がおりました。
誰よりも、誰よりも、誰よりも。
他の神よりも、どんな人間よりも。
愛して。恐れて。
____また、哀れんで。
そんな一柱の神は、仲間の四柱の神と共に、クラウという名の神に言いました。

「クラウ様。私は巨人の星に、人間が苦しみを忘れる事が出来る場所を創りたいと思います。」

ランガ・パルプ著
『慈悲のシャングリラ』より

yuiyui(*^_^*) (プロフ) [2017年4月15日 18時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]

「世界を憎む者。
世界を嫌う者。
世界から逃げた者。
世界が厭う者。
それらを救う、場所を作ろう。」
いつだったか。詳細の日付は不明だが、人が神に近づいたある日、地球より離れた惑星『タイタン』に、神王クラウの命を受けた五柱の神が楽園を作った。
世界を憎む者。世界を嫌う者。世界から逃げた者。世界が厭う者。
世界から、弾かれたはみ出し者の為の楽園。
その名も『ジョバンニ』。
そこには、救いを求める者や、苦しんだ者のみが入ることを許される。好奇心のみの者は、分厚い霧に阻まれ、入る事は叶わない。
ジョバンニでは、苦しみは取り除かれ、基本、悲しい記憶は消されてしまう。
欲望も少ししか無くなってしまう。自分が自分でなくなってしまうようだ。と、ジョバンニを嫌う者もいるらしい。
ジョバンニを創った五柱の神は、共に方角と感情、あとは動物を司っており、自分の司る方角に一つずつ、ちょうど五等分するように国を持つ。
北は

yuiyui(*^_^*) (プロフ) [2017年12月28日 15時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]