「はは、神無月だ宜しく頼むよ」白い耳をピクピク動かして笑う
「綺麗な白ね」突然真上から声をかける
「おや?誰かな?」驚く素振りも見せずゆっくりと顔を上げる
「你好」気配を出していたため気付かれたことにさほど驚いていない
「そうか、しかし頭上に立たれるのはあまり好まぬ」見た目より古めかしい言葉を放つと同時に10本の尻尾を巧みに動かして体を捕らえよとする「ちと降りてきてくれぬかのぅ」
「いいよ。でも、捕まえるのはやめてよぉ」ストッと地面に着地する
「ああ、降りてきてくれれば捕まえはしないさ」さて、と一呼吸おき口を開く「汝は何故、儂に話かけた?何かに用でもあるのか?」ただ、単純に要件を聞きたいだけのようだ
「別に用はないよ?暇だったからお喋りできる人いないかなーって思って空散歩してたら君を見つけたんだよー」ヘラヘラと笑う
「そうか、お互い暇だしなぁ…して、主はなんの妖なのだ?」まったく検討がつかないと、首を傾げる
「えーと…決まってないなぁ」困ったように笑いながら首を傾げる
「決まって、ない?」目を大きく見開く「それは驚いた、しかし主は妖なのだろう?」
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