国の下の王選街

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街中の高い屋根の上で街の様子を見る一人の少年が居た。名を浅黄。怒号の飛び交う道端を見ながら酒を煽っていた。
酒といっても水で薄められたもので無味に近い。
浅黄の味覚はほぼ無く、魔力以外に味を感じないため食感や目で楽しむだけである。

「皆大変だなぁ」
他人事のように呟きながら酒を口に運ぶ。
町の様子は阿鼻叫喚な地獄絵図。
絵巻物のような情景が眼前に広がっていた。
浅黄としてはこの機会に契約を結んで魔力を増やしたいのだが如何せんそう願うメンシュが居ない。負けそうだけど誰か助けてー! とでも叫べば残りの寿命と引き替えに助けるというのに…。

一応戦闘しやすいように邪魔な黄衣のローブを着ずに来たが、胴に何重にも巻かれたベルトに付けられたナイフが丸見えで取りやすくはあるが盗られやすく目立つ為着て来るべきだったと後悔する。
だが戦うつもりは特にない。契約を望む者、もしくは対戦を望む者が居るならば別であるが。

【乱闘イベ】(専用)

馬刺 (プロフ) [2017年8月14日 17時] [固定リンク] スマホ [違反報告]
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