八百万の心と神

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森の奥にある小さな祠、もうそこに神がいるかどうかも分からない程にボロボロになってしまっている。そこを通りかかった長髪の美青年は祠に歩みより、土埃と苔を払い、巾着から金平糖を取り出して供えた。
「こんなものしかございませんが…」
そう言うと着物が汚れる事も厭わず、正座し、目を閉じて祈りを捧げた。

垢変します (プロフ) [2016年7月19日 1時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

「では、そのための符を作る……君は、それで良いのか」

一瞬にして黒鈴の目が鋭くなる。あぁ、白一が可哀想だ。黒鈴に見据えられるという試練に遭うなんて。

「正直に、言って……」

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月21日 2時] 53番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「もしそのことを貴方様が気に入らないのであれば…」
そう言って少し間を置くと吹っ切れたように微笑んで
「死にます」
と言った。死は何も怖くはないらしい。

垢変します (プロフ) [2016年7月21日 12時] 54番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

黒鈴はかぶりを振った。

「違う。俺達神は……元々、人の夢想から……生まれてる」

言いたいことはそう言うことじゃ無い。黒鈴は遠回しにそう言っていた。

「人がタヒぬのは、望まない。それに……俺が聞きたい、のは決意じゃ、無い。考え、だよ」

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月21日 12時] 55番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「考え…?」
自分のどの考えが聞きたいのだろうか、この人は自分の何を知りたいのだろうかを目を伏せ、考える

垢変します (プロフ) [2016年7月21日 14時] 56番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

黒鈴の誘導は、相変わらず上手い。まぁ心を読めるってのもあるんだろうけど。

「そう……君は、この時代を……どう思う」

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月21日 14時] 57番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「人間はそんな素振り全く見せなかったよなぁ…」
黒鈴の肩に手を回して言う。同じ式神だが、黒鈴と俺は根本的に違う。
「君は良いなぁ、強くて。俺は俺の弱さに呆れ返る毎日だぜ」

特になし (プロフ) [2016年7月18日 23時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

お眼鏡、か。どうだろう。まずあの子が少数派で無かった限り、俺は契約を結べなかった。そういう意味では運命、なのかもしれないな。

「まぁ、そうだ。……あの子は、無垢だ。素直すぎて……何にも染まらない。……鶴」

俺は鶴の目を見つめた。

俺が見抜けるのは、何処までだろうな。笑って口を開いた。

「堕ちたり、消えたりするなよ」

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月19日 1時] 14番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

ぴくり、と目尻が震える。こちらは黒鈴の考えていることが解らないのに、黒鈴は俺の考えている事が解るなんて。
「君は狡いなぁ…狡いぞ、もう」
転がって、黒鈴とは反対側を向く。顔をまともに見られなかった。
何時も思考を先回りして、俺が踏み外そうとすると止めて来るのだ。
お陰で今までこうして生きている訳だが…まあその、少し恥ずかしかったりする。

特になし (プロフ) [2016年7月19日 1時] 15番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「狡くて、結構。……鶴までが堕ちたら、俺は耐えられないから、な」

後ろの方は、聞こえないように小さく呟いた。

俺は、皆が好きだ。人間も、あの子も、鶴のことも。どんなに酷いことをされたって、嫌いになれない。

だから……

「今、自由だから……言う。俺は悲しいんだ、とてつもなく……」

堕ちるのも、殺め合うのも……見ていて辛い。悲しい。

鶴はこう考えたろう? 『俺もお前と同じ位置に立ちたい』と。

止めてくれ、鶴。俺が、あの子と考えるから。お前を何時か、開放するから。

だから、それまでは──

「待って、いてくれよ……鶴。俺が、鶴のことを……迎えに、行くまで」

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月19日 1時] 16番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「…………成る可く速く来てくれよ?鶴さんはもう待ちくたびれて仕舞ってるぜ」
本当に黒鈴は狡い。俺が自力で行けば良いところ、迎えに来てくれると言うのだ。待たない訳に行かなく成って仕舞うじゃないか。
「俺は障子紙だからなぁ…面白半分に破られない事を祈るしか無いのさ」
小さく声を上げて伸びをする。もうそろそろ彼奴の用事が終わる頃だろう。帰らなければ脱走だと思われて仕舞う。
「……またな。俺はもう帰るぞ」
無理矢理笑みを浮かべる。

特になし (プロフ) [2016年7月19日 1時] 17番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「ああ……“また”な」

鶴の目を見て、本心からそう言った。お前が耐えきれなくなる前に、またこうして話したい。

鶴が去ったこの場所は、あの子が居るとはいえ寂しいものだから、な。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月19日 6時] 18番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

今は昔、下界には数多の宗教が存在していた。
人類は宗教と神とに縋り、長らく心の安らぎを得ていた。

だが、突然下界と神界は交わった。
そして人類と神々は出会う。

彼らは戸惑った。
だが元々神を信仰していた人類は、神々との共存を選び、少なくとも三百年はその平穏が続いた。

そう、たった三百年の間は……。


神々を友としていた人間は、何時の間にか驕り始めたのだ。
神を支配し、世界を支配し、人間が頂点に立つ世に造り替えようと画策した。
悪夢は現実と為る。
人間は一部の神を支配することに成功した。

だがやはり、全ての神を支配することは叶わなかった。
支配されなかった高位の神は怒りに怒り、人間とそれに支配された低位の神に戦争をしかけた。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月18日 18時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

荒神
>人間に支配されない(通常時)高位の神。
自然界に宿る神や、昇格した神々。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月18日 18時] 1番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

式神
>人間に支配されてしまう、低位の神。
霊力で存在を保てる代わりに言霊で縛られている。
奴僕の如き扱いを受けるため、希に言霊を無理破って人を殺め、闇に堕ちてしまう。(邪心と化す)

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月18日 18時] 2番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

人間(多数派)
・霊力を持つ者
>持つ者は式神を支配し、荒神と争う。
また、霊力の多い者は弱った(消滅寸前の)荒神を式神に堕とし(位だけ堕とす。力はそのまま)、支配する。
霊力の少ない者は弱い式神を支配できるだけ支配する。
彼らは連携し、神々全員を支配することを考えている。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月18日 18時] 3番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

人間(多数派)
・霊力を持たない者
>霊力を持つ者のために術を研究する。
荒神の力を解析し、それを防いだり弱らせたりする術を開発している。
護符や呪符なども造る。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月18日 18時] 4番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

人間(少数派)
⇒神々を畏れ、敬う者達。
彼らは何故か生まれつき霊力が高い。
(最高神の力か、全員が霊力を持っている)
基本的に神々とは契約を結ばないが、消滅寸前の荒神、邪神とは“対等な”契約を結ぶ。
多数派に隠れて祈りを捧げ、全ての神と全ての人間との和平の道を、友である神と探している。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年7月18日 18時] 5番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]
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