ボードの代わり?
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極夜@写しの本 (プロフ) [2016年12月28日 22時] 1番目の返信 [違反報告]げほり、と花弁を吐き出す。
……私は花吐き病という厄介な病に罹ってましてね。恋心を拗らせすぎたので……ふふ、馬鹿な話です。
しかも、私が好いてしまったのは男なのですよ。しかも私の後輩。……世間的に、白い目で見られ組み合わせです。
いえ、私自身は構わないのですよ? しかし、心配なのは彼のことです。彼は繊細なので……私は迂闊に触れられない。傷付けないように、するしか無いのです。
「冬斗くん、今は暇ですか?」
……そうして私は、また彼の隣に座る。
携えているのは本。小さな小さな恋のお話。
「今、あなたにおすすめの本を見付けたので。はい、これ面白いんですよ?」
小さく笑って、彼の目を直視します。
極夜@写しの本 (プロフ) [2016年12月29日 0時] 3番目の返信 [違反報告]「……私は邪魔でしたかね? ははは、大丈夫ですよ、すぐに帰りますから」
彼の少し憂いげな瞳は、見ているのが苦しい。
伏せられてしまうと余計に。……ああ、自分勝手に傷付く前に、早く帰ってしまいましょう。
「冬斗くん冬斗くん、この本読んだら感想を教えて下さい。楽しみにしてます」
彼の頭を軽く撫でて、微笑む。……本当は彼の思い人さんだけに許されてることですが、私にも許して欲しいです。
……好き、だなんて気持ちは、本当に難しい。
「暗くなる前に帰りますよね? 夜道には気を付けて下さい」
冬斗くんの目をもう一度見詰めて、手を離す。
ばいばい、と手を振って、私は彼から離れようとしました。
極夜@写しの本 (プロフ) [2016年12月29日 12時] 9番目の返信 [違反報告]「んー、久し振りですねえ、こうして二人になるのは」
ああ、私も意地が悪い。冬斗くんにはちゃんと、思い人さんが居るのに。
手まで繋いで、並んで歩いて……。許されませんね、こんなのは。
……ごぽり、と吐き気。困りました、花弁か溢れそうですね。でも冬斗くんに迷惑は掛けられませんし……ううん、少し耐えて家で吐きましょう。
「冬斗くん、こんな時間ですし……今日は私の家で夕飯でも食べませんか?」
……そんな口実で彼を誘ってしまった。
まあはいと言って貰えるとは、さらさら思っていませんが……。
彼と居る時間が、本当はもっと、……欲しいんです。社会とは嫌なものですね……性別や、年齢に格を付けて差別する。差異性が忌避される。……私は、苦手ですよ。