【＊＊＊】 - オリキャラ自由高校

古びた廃墟のビル。静寂に包まれたこの空間に男の悲鳴が上がる。ゴリっともメリッとも言える不気味な音が響き、カシャンと男が持っていた黒い物が地面に落ちた。月光の光を反射し姿を表すそれは拳銃。
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「本当、バカな事してくれたわね」
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茶髪の髪を緩くまとめ、金色の目をした少女。ヒールの高いブーツでグリグリと男の手を踏みにじり、冷徹な目で見下す。
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「人のシマ荒ヤクでらしといて挙句にハジキ商売。随分舐めてるのかしら？」
「瑞稀姉さんやめて」
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黒髪をハーフアップにまとめ、紺色の目の少女が止める。渋々といった具合にやめた瑞稀に少女…梓は溜息をついた。
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「本当はしたくないんだけどね……私のシマで好き勝手した分。そのお代はきっちり払って貰うよ」
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いつの間にか梓の手にはナイフが握られていた。
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(戦闘も入ります（◍´•ω•` ◍） )

梓 (プロフ) [2017年4月5日 20時] 1番目の返信 [違反報告]

「...」
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私、西岡はるは両親が共働きな為、夜な夜な外を出歩き、不良狩りをしている。
今日も不良狩りを終え、帰路についていたのだが...通りかかった廃墟から男の悲鳴が聞こえ、その中へと足を踏み入れた。
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「え、..ぁ、」
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同じクラスの一ノ瀬梓さんと、一つ上の先輩、五月雨瑞希さんがナイフを片手に男を見下しているのが目に移った。
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一歩、退いて..逃げようとする。
然し＿＿＿
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"ﾊﾟｷｯ"
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小枝を踏んでしまい、音を立ててしまう。
しまった。
そう思った頃には、二人の目が動いていた。

月海 (プロフ) [2017年4月5日 20時] 2番目の返信 [違反報告]

音と共に現れた気配に、2人は振り返る。そこには1人の少女。そして梓には見覚えがあった。
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「西岡…さん…？」
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ひぃ…！！と声をあげて男が身をよじる。と、パァン！！と発砲音が放たれ、瑞稀の肩を何かが掠めた。
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「っつ…！！」
「瑞稀姉さん！！」
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肩に触れればベッタリと付着する血痕。カチャリカチャリと何かを構える音と数人の気配。その気配に梓は嫌な予想を立てた。
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____囲まれた…！！しかもハジキ(銃)持ってる！！
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「伏せろ！！」
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あらん限りの声で叫ぶと、無数の発砲音と銃弾が飛び交った。

梓 (プロフ) [2017年4月5日 20時] 3番目の返信 [違反報告]

これは拙い!!
そう思って能力をフル発動させる。
一ノ瀬さんと五月雨先輩にも能力を使い、銃弾が当たらないように軌道を変える。
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「あーあ、無駄ですよ。
＿＿＿もう、銃弾なんて当たりませんから」
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語尾にハートマークを付けてやろうかと思うほどとびっきり甘い声で、そして最高の笑顔で笑い...男を至近距離で殴った。
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私の能力は軌道を変える能力。
拳の軌道も銃弾の軌道も私にとっては朝飯前だ。すぐに軌道変更をし、攻撃が当たらないように上手く能力を使いながら殴る。
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そうすれば、ほら＿＿
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「あっという間に全員気絶～」
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初め殴った男から銃を取り上げ、発砲はせず銃を振り回し気絶させる。そうすれば、死には至らない。
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流石の私も、人は殺したくないからね

月海 (プロフ) [2017年4月5日 20時] 4番目の返信 [違反報告]

ガキン！ゴキン！と突如軌道を変えた銃弾がむき出しの鉄骨に当たる。何が起こったかわからなかったが、彼女が能力を使ったという事が後から把握できた。
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「一体…何が……」
「瑞稀姉さんとりあえず止血！血出てるから！！」
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惚けている瑞稀を横に慌てて梓が止血を始める。といっても手当用のものがないためハンカチで傷口を塞ぐだけだが。

梓 (プロフ) [2017年4月6日 19時] 5番目の返信 [違反報告]

「だ、大丈夫ですか!?」
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敵が全滅したものの、五月雨先輩が受けた傷を私は持っている訳では無い。どうしよう、と一人慌てる。
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「ど、どうすれば..ｯ、」
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焦りが募って、頭の中がごちゃごちゃになる。
五月雨先輩の傷口に当てられたハンカチから血がじわっと滲み始めていた。

月海 (プロフ) [2017年4月6日 22時] 6番目の返信 [違反報告]