深夜の倉庫街。そこでは一組の男女が3メートル程の間を空け、向かい合って立っていた。かといっていい雰囲気になっている、という訳ではなく、男の方はナイフを構えていた。「どうして・・・どうして、俺はあんたを殺さなきゃいけない?なあ・・・」泣きそうな顔でそう言った男に、事情を知っている女は唇を噛んでうつむいた。
乱入、いいですか?
お願いします!
「私は、禁忌を犯してしまった。」あなたを守るにはこうするしかないの、涙を流し微笑む。
「だからって・・・!他に方法があるだろ!?」
「…ないわ。もう、何もない」
「だったら、俺のことなんて守らなくていい!」
「…それでも無理なの。これは組織の命令。」
「っ・・・なんで・・・」
「…使えない人間は排除する、それが組織内の暗黙の了解。…どうせ殺されるなら、あなたに殺されたい。」
「それでも、俺は・・・っ!そんなこと、できるわけが・・・」
ユーザ登録画面に移動