「・・・人間なんて、嫌いだよ」深夜の街、裏路地。小さく呟いた青年の腕からは血が流れ出ていた。血は止まることなく流れ出し、だんだんと呼吸も荒くなっていく。嗚呼、自分は此処で死ぬのだろうか。だったら・・・それも、悪くはないな。
入っても大丈夫ですか?
是非お願いします!
ありがとうございます「怪我人か?」出血を見るなり話しかける
「・・・放っておいてくれ」パーカーのフードを深く被り直し、そっぽを向く。
「よいしょ…」青年を軽々と抱える
「っ、は!?」じたばたと暴れるが、傷に響いたようでうっ、と腕を抑える。
「傷口開くから安静してろ」
「・・・下ろせ」
「嫌だって言ったら?」
「っ・・・」意地でも下りたいところだが、腕の傷が原因で上手く動けない。それに、なんだか意識ももうろうとしてきた。
ユーザ登録画面に移動