オリキャラ自由高校
メッセージ一覧
ポストマン (プロフ) [2017年3月26日 12時] 1番目の返信 [違反報告]何だってこの世界は単位を落としてしまった者を救うために補習なんて物があるのだろうか。いつだって死は平等であるように、救いだって平等なのだ。
エリックはゼウスではない、タナトスでもハデスでもない。ましてや女神ですらない。何故貴重な時間を浪費してまで救う必要が有るのだろうか。
なんて、考えていても仕方が無い。補習室と書かれたドアを目の前に数度の深呼吸をした後、ドアを開けてぱっと笑みを浮かべる。笑みとは他者を安心させる一番簡単な魔法なのだ。
「よう、居るか?補習やるぞー」
恐らく教室内に居るのであろう彼に向けて、明かるげな声色でそう言った。
矢張りエリックの声は部屋中に良く響く。
ポストマン (プロフ) [2017年3月26日 12時] 3番目の返信 [違反報告]近所迷惑だなんて失敬な。そうしたら自分は歩く近所迷惑ではないか!きっとこれが騒音注意だなんて言うのだろう。
帰っていいかと問われても困るのだ。何故なら救う事が教師でありエリックだって別に谷底に落としたい訳でも無いのだ。出来る事なら救いたい、なんてエゴでしかないが。
「残念ながら駄目なんだよなぁ」
肩を竦め小さく笑って、エリックは目を細めて口を開いた。
「だってお前、ちゃんと来ちまったんだし?そんな事を言うのならすっぽかす事だって出来た筈だぜ?」
両眉を吊り上げて面白そうに笑って見せるとそうだろう?と首を傾げる。
何が彼の不満要素なのかイマイチ分かっていないのだが、少しくらいは要望に応えたいところだ。
ポストマン (プロフ) [2017年3月26日 12時] 5番目の返信 [違反報告]実際のところエリックは補習者の事などあまり覚えていない。己が受け持っている教室の生徒では無い者だって来るのだから覚えるだけ無駄なのだ。
「んー、どうなんだろうな。そこのところは俺もあんまり分かっていない」
何と二人きりが気まずいのだと。これにはエリックは目を丸くして驚いた。何てシャイなのだろうか。此処まで来ると日本人は大変なのだろうなと思わざるを得ない。
「成程な。校内放送はちと嫌だよな」
それには同意だと何度も頷いた。以前会議を忘れて本を読んでいたらやや怒気を孕んだ声で放送をされてしまい大人げなく職員室まで駆けずり回った事がありあれは非常に注目されたのを覚えている。