教室の前の廊下。そこでは、周りの目も気にせずにキャンバスを広げている青年がいた。青年の横には『絵のモデル募集してます』と書かれた紙が。京夜「はぁ・・・。モデル、集まらないなぁ・・・」
京夜「絵のモデルさんを募集してるんです。よかったら、どう、ですか?」
京夜「ほんとっ!?」身を乗り出してそう聞く青年。
京夜「ありがとう・・・!僕は3-Bの黒崎京夜」
京夜「隣のクラスだったんだ・・・。それじゃ、そこに座ってもらってもいい?」そう言う京夜が指差す先には、一つのパイプ椅子があった。
京夜「雪村さんは部活とか入ってたりするの?」そう聞きつつも、京夜の手は一切止まっていない。
京夜「うん、いるよ。その・・・、すごく元気な人が」
京夜「スポーツできるって羨ましいなぁ・・・。僕、運動音痴だから」
京夜「えっ?いいの?」
京夜「ありがとう。バレー部かぁ・・・。良いモデルさんがいっぱいいそうだなぁ・・・」
京夜「ほんと?ありがとう」
ユーザ登録画面に移動