ほんぺん?
「ん…」安堵した表情をする萩原は珍しく深い眠りについていた。
「…大丈夫、まだ、死なないから」
「まだ、ねぇ」いきなり現れた三峰はくすくすと面白そうに笑っていた。
「(……大丈夫かなぁ)」空に漂いながら心の中で呟く。
「…どうせいつか死ぬんだから。それが今ではないだけ」
「…今しか生きられぬ、刻を生きている…って訳だね、詰まる所」
「はぁ、刺客が多い」"此方の世界"は 平和など程遠い。
「…善く判らないけれど、うん。御疲れ様?」
「んー……僕がお部屋にいると邪魔になっちゃうからね」白い肌を血の紅で彩りながら微笑む。
「そう何だね…其れは御苦労様、だ。」血から目を逸らしつつ、ゆっくりと云う。
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