Libeccio

メッセージ一覧

瑠色さん

Littorio (プロフ) [2019年5月26日 20時] [固定リンク] スマホ [違反報告]

お邪魔します
お互い同じ年頃で、友梨さんが現役の辺りで会うっていうのはどうですか?
ELEは少女ばかりを狙う殺人鬼なので、夏希さんとかも出してもらえると嬉しいです
そちらは要望ありますか?

(^ー^) (プロフ) [2019年5月26日 21時] 1番目の返信 携帯から [違反報告]

では、どちらから始めましょうか?

(^ー^) (プロフ) [2019年5月26日 21時] 2番目の返信 携帯から [違反報告]

そちらからお願いしてもいいでしょうか?

Littorio (プロフ) [2019年5月26日 21時] 3番目の返信 スマホ [違反報告]

了解です
*
ELEは街をふらふらしていた。黒髪のウィッグを被り、目はそのままの琥珀色。
「今日はいい出会いがありそうだ」
なんて世迷い言を呟き、近くの木に跳躍した。
その中に身を隠しながら、ターゲットを品定めする。ELEと同じ年頃──十代半ば──の少女。
「お」
目が惹き付けられる不思議な感覚がした。
黒茶髪の快活そうな少女と、色素の薄い髪の陰鬱そうな少女。何故だかとても惹き付けられる。
陰鬱そうな少女の方なんか特にELEが好むこの世に生きる意味なんてなさそうで何よりな少女だ。
一人やるも二人やるも同じ、とELEは近くの建物を伝って、二人の方へ向かい、路地からさりげなく二人の前に出た。

(^ー^) (プロフ) [2019年5月26日 21時] 4番目の返信 携帯から [違反報告]

「でよー?その時侑斗の奴ったらよー?『俺の手をいちいち煩わせるな』って偉そうに講釈垂れやがってさー?」
街を同じ組織の仲間である夏希と話しながら、友梨は歩いていた。丁度用事を済ませて、拠点に帰ろうという所である。隣の夏希が、はあ、とか、えぇ、とかなんとも心のこもらない相槌を打っているのもお構い無しで話し続けつつ、友梨はちら、と今出てきた前の人物を見た。何だかとても、綺麗、と頭の片隅にで思いつつ、しかし街中で飾る訳にもいかず、仕方なしにいつも通り暗い路地へと入った。

Littorio (プロフ) [2019年5月26日 21時] 5番目の返信 スマホ [違反報告]

「おや」
暗い路地に入っていくのを見て、かもねぎという言葉を思い浮かべつつ、追尾する。
「ねぇ、そこのお姉さんたち」
抑えきれない満面の笑顔でナイフを指先で回しながら、声をかける。
「ちょっと遊ばない?」
ナンパみたいな声のかけ方だが、明らかにただのナンパではない。
軽くナイフをジャグリングしてから、構える。

(^ー^) (プロフ) [2019年5月26日 21時] 6番目の返信 携帯から [違反報告]

「っ、友梨ちゃん」
「おっと」
即座にナイフを出そうとしたのを、夏希に止められる。ここは暗い路地とはいえ、まだ大通りに近い場所だ。ここで暴れれば、警察が来かねない。今すぐ飾りたいところだけれど、と思いつつ友梨は夏希の手を掴む。
「走るぜ!夏希!」

Littorio (プロフ) [2019年5月26日 21時] 7番目の返信 スマホ [違反報告]

「逃げるかい? 追いかけっこは僕も好きだよ」
警察に捕まる気なんぞさらさらないELEは笑顔で二人を追いかける。
というか、快活な方を見てふと気づいたのだが。
「もしかして、同種?」
自分と同種のもう人殺しくらいしか愉しいことがない人間なのだろうか、と感じた。今は理性で押し留めているようだが、隠しきれない狂気をELEの目ははっきり捉えた。
「戦ってみたくない? 望むなら、相応の場所に心当たりはあるよ?」
殺したい、というより、この少女と戦ってみたい、という、今まで感じたことのない好奇心が芽生えた。
ろくでもない好奇心もあったものだ。

(^ー^) (プロフ) [2019年5月26日 21時] 8番目の返信 携帯から [違反報告]

「……へえ?」
大通りを、一般社会を、表社会を歩いていた時に抑え込んでいた狂気を一気に解放して、友梨は目を細めて笑う。
「見破られるとは、珍しいこともあるもんだねえ。」
「友梨ちゃん、今は逃げることを優先で…」
「アンタの話、乗った」
逃げようと諭そうとする夏希を遮って、誘いに乗れば、隣の夏希は、また私なんかの話なんか聞いてくれない、と卑屈になりだす

Littorio (プロフ) [2019年5月26日 21時] 9番目の返信 スマホ [違反報告]

「じゃあ、ついてきてよ。そっちの子がどうするかは……まあいいけど」
全開にされた狂気の前にELEは歪んだ笑みを浮かべる。
卑屈発言を繰り返す少女も実にELE好みだったが、狂気を滲ませた少女はまた違った意味で好みだ。その深い緑の目を見るとぞくぞくする。
紫の淀んだ目も好きだが、二人共に何か不思議な力を感じた。一人やるも二人やるも同じだが、苦戦しそうだなぁ、と考える。
苦戦した方が愉しいかもしれない、と思いながら、二人を──この齢で知っているのがおかしいほどの裏の道を奥へ奥へと進んでいく。

(^ー^) (プロフ) [2019年5月26日 22時] 10番目の返信 携帯から [違反報告]
返信数の上限を超えています。別のトピックを作成して下さい
メッセージの一覧に戻る
(C) COMMU