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これまでベイルは様々な人間を殺してきた。傷付いて、傷付けて、その中に愉悦を見出だすことで生き延びてきた。
それは死にそうな環境で育ったことにも起因しているのだろう。ベイルは死者にも、死闘にも、分け隔てはなかった。自分の性癖にも素直だった。学はないが、知恵はあった。
そうして依頼を受けつつ生活する中、とある殺害依頼を受けた。未成年犯罪者の殺害を依頼するものだ。
「珍しいこともあるもんだなァ」
ナイフを持ち、拳銃を持ち、ベイルは夜の町に繰り出す。死んでもいい。殺してもいい。大事なのは、楽しむことだからと。
咥えた煙草を吹かしつつ、ベイルは標的を探して歩いていく。

666は受験が怖い (プロフ) [2019年5月16日 16時] 1番目の返信 スマホ [違反報告]

「………恨むなら、ボクじゃなくて自分の行いを恨むことね」
わあわあと喚き散らす罪人を見ながら桃花は背中の刀に手をかける。
「ボクに目をつけられるような、行いをしたキミが悪かったんだよ!!」
けらけらと楽しそうに笑って桃花は刀を罪人目掛けて振り下ろす。呆気なく胴体と切り離された首をこつん、と足先でつつき、刀についた血をハンカチで拭ってから刀をしまう。今日はそろそろ帰ろうか、と考えながらその場を去ろうとした。

落稿したLittorio (プロフ) [2019年5月16日 16時] 2番目の返信 スマホ [違反報告]

ベイルは気質上、血の香りには特別敏感だった。突如散った血の香りに特別な意識もなく興味を向け……そしてその先に見つけたのが少女の姿。
血の香りがひどい。狂気の気配がする。恐らく同類。
そして月明かりが射したことで重ねて気が付く。彼女こそが標的である、と。
「珍しいことが重なるなァ、いい、いい! こうじゃなくっちゃつまんねェからなぁ!」
拳銃を抜く。まずは挨拶、気付けの一発。これで気付けないのならそれまでで、避けられたらば価値ある相手。
そうやってベイルは、少女の頭部へ向けて発砲した。

666は受験が怖い (プロフ) [2019年5月16日 16時] 3番目の返信 スマホ [違反報告]

何か、気配がした。つい今しがた現れた気配。自分を見ている気配。
「……っ!」
僅かに注意を割いていると、明確な殺意を感じ取り振り向きながら僅かに横に避ける。同時に頬を掠めていった銃弾に、ひく、と頬を引き攣らせる。刀の柄に手をかけながら、銃弾が飛んできた方向を睨みつける。

落稿したLittorio (プロフ) [2019年5月16日 16時] 4番目の返信 スマホ [違反報告]

避けた。銃弾を。
その程度なら特に驚くことはない。距離もあったのだから。しかし瞬時に手に取った得物を見てベイルは楽しげに口角を吊り上げた。
コートの色を利用して夜闇に紛れ込み、ベイルは駆け出す。取り合えず顔は見せない。まずは小手調べ。
「さァ、俺を捕まえてみなっ!」
夜闇から飛び出し、ベイルは少女に斬りかかった。

666は受験が怖い (プロフ) [2019年5月16日 16時] 5番目の返信 スマホ [違反報告]

「っ!!」
行きなり詰められた間合いに、桃花は驚いたように目を見開くものの、戦闘沙汰に慣れてしまった自身の体は反射的に地面を蹴って後ろに下がる。
そして刀を背中の鞘から抜くと、相手目がけて突き出した。当たるとは思っていない。怯めば上々程度の反射的攻撃だ。だが間合いを開けるためには十分であり、桃花は刀の間合いさえ取れれば、その気になれば『攻撃は絶対当たる』
「いきなり襲ってくるなんて、無粋な人ね!!」

落稿したLittorio (プロフ) [2019年5月16日 16時] 6番目の返信 スマホ [違反報告]

「反射神経は上々!」
間合いを取られ、突き出された刃に自身のナイフの刃を当てて勢いを殺し、ベイルは避けられる前提でナイフを横凪ぎに振るった。
それからひょいと跳び上がってまた夜闇に隠れ、無粋という言葉に笑い声を返した。
「そうだなァ、無粋だったか? そりゃ悪かった! だがこれでも俺は暗殺者でなァ。不意討ちが基本なのさ」

666は受験が怖い (プロフ) [2019年5月16日 17時] 7番目の返信 スマホ [違反報告]

「暗殺……そう。誰からかしら。」
思い当たる節がありすぎて、桃花自身ももう覚えていない。組織に所属して早4年になる。4年の間に、数えきれない程の人間を『断罪』してきた。遺族やら、死んだ罪人の仲間やら、支持者やら恨みを買いかねない人間の数は計り知れない。
「………なんでもいいけれど、キミはボクの邪魔をするの?」
光を映さない琥珀色の瞳を瞬かせて、かく、と首を傾げて桃花は言う。

落稿したLittorio (プロフ) [2019年5月16日 17時] 8番目の返信 スマホ [違反報告]

「んー? まァ、殺したいとは思ってるからな。結果的には邪魔することになるだろォよ」
んなこと聞かなくとも分かってんだろォ、とくつくつ笑いながらそう言い、ベイルは夜闇から少女の様子を眺める。
光を写さない目。嫌いじゃない。そもそも自分も似たようなものだから。
翡翠の瞳をパチリと瞬かせる。相手は琥珀色。まあ綺麗なものに分類されるだろう。不足はない。
「さァて、と。仕切り直しといくかァ」
ベイルは再びナイフを構える。次はどこを狙うか。首か、胴か、手か。まあどこでもいい。
久方ぶりの死闘だ。

666は受験が怖い (プロフ) [2019年5月16日 17時] 9番目の返信 スマホ [違反報告]

「………そう、そうなの」
一言、そう呟いて桃花は瞑目する。自身の邪魔をする、自身の行いを邪魔される、それは桃花が最も不快だと感じる他者からの干渉行為の一つだ。当たり前だろう、桃花は【傲慢】なのだから。【傲慢】な桃花が、どうして自分の行いを邪魔されて悠長にそれを許すだろうか。否、許すわけがない、許されるはずがない。
「……なら、キミのことは断罪しなきゃ」
酷く楽しそうに笑って、桃花は刀を構えた。

落稿したLittorio (プロフ) [2019年5月16日 17時] 10番目の返信 スマホ [違反報告]
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