追想
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よぉ兄弟！ こんな場末のバーに来るたぁ、何かやりてぇことがあるんだよな？
分かってる分かってる！ 俺たちはそのための集まりだ！
ところで、兄弟の望みはなんだ？
復讐か？ 奪われたものを奪い返したかったり、虐められた仕返しをしたかったり？ もしくは子々孫々に取り立てをしたり？ 良いねぇねちっこくて！ 俺は好きだぜ！
それとも私刑か？ 法律の網目から逃げた奴は面倒だよなあ。復讐みてぇなもんだけど、あくまでも法の代行を語るならこっちだなぁ。
あ、復讐と私刑にあんま変わりはないだろって？ まー俺もそう思うけどよぉ、たまに区別付けたがる奴が居るんだよな。だからちゃーんと分けてんの。
俺たち偉いだろ？
それとも兄弟、あんたがしたいのは私欲を満たす、快楽を求める行為かい？
嗚呼良いんだ！ 俺も同じなんだよ兄弟！ もしもそうだって言うんなら仲良くやろうじゃないか！
ここは目的がある者とない者、どちらもが集う場所だぜ、兄弟。
さあ、望みを聞かせてくれ！
666 (プロフ) [2022年6月24日 17時] 1番目の返信
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【Bar:Clover】
マークは四つ葉のクローバー。赤と黒の二色で二分割されている。幸福と復讐、二つの意味を併せ持つために目印として利用されている。なお赤は他者の血に染まった快楽、黒は己の血を黒く染める憎悪を示している、らしい。
望みに応じて犯罪組織集団と私刑・復讐集団とに振り分け、目的と望みとが近い者同士を引き合わせる。文字通り犯罪者の巣窟であり、一般人が迷い込めば口封じに消されることは確定するような、そんな場末のバーである。
なお、店員はよく入れ替わる。死んでいるのかもしれないし、どちらかの組織に入る覚悟が決まったのかもしれない。
因みに、一般社会で疑われないためにこんな名前をしている。何故なら外でクローバーと口にしても、その植物が持つマイナスのイメージまで想像する者は殆ど居ないため。
【Vita】
人生、という意味。イタリア語。自分たちの人生を満たすために、という意図で付けられた組織名。目的はありつつも、(少なくとも一側面においての)正当性がない犯罪行為を望む者達が所属している。
個人でも十分危険な者達が多いが、バディを組むことで行動範囲が広がり、さらに危険性が増したと言われる者も居る。
なお、時折内部で賭けに興じて所属員が死ぬこともある。この組織の内外で起こることは全て自業自得、自己責任、もしくは愉楽の結果である。誰も擁護しないし、誰もが肯定する。逆に、そのような精神性でもなければ所属できない。
【Odio】
憎悪、という意味。こちらもイタリア語。誰が付けたか定かではないが、誰も否定しなかったため定着している。一側面においての正当性がある目的に対し、犯罪行為を手段として用いる者達が所属している。私刑・復讐のための集団。
こちらは目的外ではバディにのみ付き合って犯罪行為を犯しているだけのことも多く、場合によっては指名手配すらされていない。
また、バディとなる犯罪者を好んでいない場合もある。が、大抵バディは相性が良い・申し出があったことで結ばれているため、解消が大変。基本死亡か決闘(バディと勝負して勝った方が言うことを聞かせる的な原始的なやり方)である。
組織内の治安は、Vitaに比べればとても良い。少なくとも不必要な私闘はないため、仇敵同士の決闘などを除けば死者は出ない。なお、組織内で心だ場合は自業自得となるが組織外で目的を達成できずに死んだ場合はVitaのバディか、Odio内で仲が良かった者に目的の引き継ぎを打診することになっている。無論本人の意思で差し止めも可能。受ける受けないは打診された者達の自由だが、六割方は引き受けて貰えている模様。
666 (プロフ) [2022年6月24日 18時] 2番目の返信
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【バディ】
VitaとOdioから一人ずつ相性が良い者を選び組み合わせる、Cloverが持つシステム。彼らの目的への補助をメインにしているが、Cloverが決めたバディではない、申請によるバディも受け容れている。と、いうよりもVitaとOdioを組み合わせるということ自体が本来の目的。Vitaのみでは暴れすぎてCloverが見付かる、Odioのみでは非力で目的が達成出来ない。そのような問題を解決するために組まれたシステムなのである。
このことから分かるようにCloverは本来Odio寄りのもの。ただ、設立者が非力さを嘆きVitaを立ち上げ、仲介としてのCloverを用意した。
そのためVitaの要求も通るが、優先されるのはOdioの意思となっている。一応。
ただしVitaたちの実力が高いのも事実で、最近はOdio側の要求が通らない事態も発生している。
【引き継ぎ】
Odio側のみのシステム。組織の外で目的を達成出来ずに死んだ(つまり私闘以外の不可抗力で死んだ)場合に、その目的の詳細を資料の形としてVita側のバディや、Odio内の仲が良かった者に渡すシステム。引き継ぐか否かの判断は本人達の自由だが、Vita側であれば情が湧いていた、だったり、Odio側であれば似たような目的を持つため共感した、などの理由で引き継ぐことがある。
なお、現状の引き継ぎ率は六割。一時期は十割だったこともあるらしいが、引き継いでいた人間が死んだらしい、とかなんとか。
【移籍】
「目的を達成したが犯罪の快楽から逃れられなくなってしまった」
「目的がなかったがバディに触発され、(一部正当性のある)目的が生まれた」
「目的を達成したが社会復帰が出来ない」
といった事情からVita、Odio、Cloverのどれにも移籍するためのシステムがある。もちろん移籍のための手続きや確認テストは多い。Odioへの移籍だけは緩いが、それ以外は問題を起こされると困るため、かなりしっかりとした確認をされる。
【退団】
Vitaにおいての退団は死あるのみだが、CloverとOdioにおいては必ずしもそうではない。勿論死を以て退団したいという場合は服薬か拳銃か、もしくはVita側から派遣されることもある。
が、Cloverであれば制約と監視、Odioに至っては基本誓約のみで退団することが可能。勿論三組織の詳細を漏らすことは許されないが、Odioの人間の方が信用度が高い、ということでこうなっている。
なお、人間性に問題ありと判断された場合はOdioの人間でも退団に死を提示されることがある。
666 (プロフ) [2022年6月24日 18時] 3番目の返信
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