本編世界線(シリアス)
「うん、そうだねぇ」
「赤いカップだよね。はい、どーぞ」
「うん、ありがとうねぇ」ゴクリと飲むと、体が硬直する。砕いた飴を蒔いて 戻ってきたユウリはニコリと笑う。
「…あ、ユウリくんおかえりー」青いカップの茶にすら一切手をつけない桜庭が、ニコニコと、微笑む。
「ただいま戻りました」つかつかとおじさんに歩み寄り、握りしめたナイフで刺していく。「この……この…ッ」
「ユウリくん、そーゆーのはね、ちゃーんと急所以外を狙おうね」そうしないと痛くないもん
「…お前のせいで……ッ、みんなは…ッ!」「いだ、いよぉ……ユウリくん、どうしだ、のぉ?何がほ、し、いのぉ?」「僕が欲しいのは…お前の命だ!」
「……弟妹って正義なんだよねー。俺にとってもだけど、たぶんユウリくんにとってもそうだったんだよ」ショタの儘にこにこと言う桜庭がユウリの頭をぽんぽんと撫でる。「……あ、異能が使えると思わないでね。おじさん。俺ね、あなたの生命力殆ど抜き取っちゃったからそんな余剰ないよー?」
「ッ、あ…やだよぉ、しにたくないよぉ……」「し、ね……しねしねしね!!!」最後に振りかぶり、喉を貫いた。
「……終わったねえ。…ユウリくん死んじゃダメだからね、死んだら怖いお姉さんの御札使って反魂するから」
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