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なゆ (プロフ) [2022年6月3日 19時] 1番目の返信 [違反報告]「続いてのニュースです。」
ラジオから無機質な声が流れている
「昨日未明、〇〇地区の工場が突如〇〇した事が分かりました。」
「警察は〇〇集団、"サルス・ブーゼ"の仕業と調査を進めています。」
─視点変更─
とある場所にある、とある学校で、一人の女が厳しい顔をして何かを話していた。
「はーい、みんな聞いて!
今日は帰りの会を始める前に言わないといけないことがあります!」
子供たちは「えーなんだろう!」などと声を上げる。
教室内がどんどん騒がしくなっていく中、どうやら女の耳には少年が放った一言が入ったようだ。
「それって、ブーゼのことー?」
「……正解!
ニュース見てる人は分かるだろうけど、最近近くの工場が、"サルス・ブーゼ"って言う人たちに〇〇されちゃいました!
本当に近い工場だから、もし少し時間がずれてたら皆も大変なことになってたかもしれないの!」
「えー!!怖い!!」
「でしょう?
だから……いい?皆。サルス・ブーゼっぽい人を見かけても絶対に近づいちゃダメだからね?」
「はーい!!」
穢れなきその心は、言われるがままに支配される。
勿論それは大人も例外ではない。
『正義のヒーロー』とやらの手のひらで踊らされているというのにも気づかずに。
なゆ (プロフ) [2022年6月3日 19時] 2番目の返信 [違反報告]─再び視点変更─
____「そうですか。それは良かった。」
優しい声で、男が言う。
「教祖様のお陰です!
私が受け取った報酬、是非受け取ってください!」
彼は教祖という人物に何かを渡そうとしている。
「……いえ、これはあなたがしっかりと働いたから得たお金です。私は受け取れません。
あなたが使用してください。」
しかし、その教祖は受け取らなかった。
彼は受け取らないことに驚いたのか、少し体の動きを止めていたが、直ぐに復活し、会話を続けた。
「……わかりました。
本当に、今回はありがとうございました。」
「えぇ。貴方に______の加護があらんことを。お気をつけて。」
ありもしない神の名を言うと、教祖は微笑んだ。
その笑みに満足したのか、先程の彼も安心した顔をして帰って行った。
そして、後ろからその笑みを見た一人の男性が、不審そうな顔をして教祖に声をかける。
「よくそんな演技できますね。
俺なら絶対笑っちゃいますよ。滑稽すぎて。」
「……要件はなんでしょう。」
「ああ、すみません。
教祖様、どうやらブーゼは______を計画している様です。」
「ほう、そうですか……。
そんなことをしなくても正面から来て頂ければ歓迎致しますのに……。」
「どうぞ、ご命令を。」
「……そうですね、一言で言うなら________
____サルス・ブーゼは危険な組織だ。
一刻も早く壊滅させろ」
彼は笑った。
さっきの微笑みなんかより、邪悪で、楽しそうに。
なゆ (プロフ) [2022年6月3日 19時] 3番目の返信 [違反報告]─ブーゼSide─
■□■ 能力発動 ■□■
_天谷、繋ぐの能力発動
「皆、時間だ。戦闘準備!!」
彼女の能力を使い、総統が合図を出す。
〇〇に立つ人間は続々と構え始めた。
『こちらテイル。
勇虎?用意はできた?』
「もちのろんよ!特訓したおかげでいつもより強化効果が大きいわ!」
『いい感じね!!その調子で頼むわ!』
〇〇の中に居るとは思えないようなテンションの会話だが、目の前には少人数の兵士達が居る。
いつ攻撃されてもおかしくない状況でここまで落ち着いていられるのは、彼女らが圧倒的な力を持っているからであろうか。
少女たちは懸命に戦う、いや、これが彼女たちの全力なのかと聞かれれば、答えは否であろう。
だって、今回の作戦は…
『こちら算斑!重要情報掴みました!
回線切断済みです!直ぐに撤退を!』
「「了解!!」」
今回の作戦は様子見を兼ねた進行のため、算斑の合図で一斉に撤退する。
故に彼女たちが全力で戦う理由がなかった。
しかし、よく見ると後ろから追手が来ている様だ。
「えーもう帰るのー??」
追手に追われているのに気付きながら、余裕な表情で、寧ろこれからだ!と言わんばかりの声色で恒河沙は言う。
『駄々こねないの宝華。今回は様子見だから!次〇り合う時は大爆発させていい!…と思うよ?』
遠い自陣で夏芽が答えるが、真横から圧力を感じたのだろうか。どんどん自信がなくなっている。
「むむむ……今日やりたかったぁ!!」
『我慢してー!』
恒河沙は走りながら、手で顔を隠す。
我慢、我慢…むむむ~!!!と自分を言い聞かせているのか。
まぁ、そんな簡単に我慢出来るほど、宝華は大人ではない。
「んんんん!!!!
もう我慢できないっ!無理!やる!」
『待って待ってホントやめて宝華ぁぁぁぁ!!!』
遠くの方から派手な〇〇音が聞こえた。
どうやら、宝華が敵陣地を軽く〇〇したようだ。
「あっちゃ〜。やったね、宝華。」
〇〇地を朝日奈が能力で見ると、その場所はしっかりと粉々になっていて、どうやら追手も今の〇〇でまけたようだ。
そして、その音をインカム越しに聞いたテイルは恐る恐る声をかけた。
『こちらテイル……
あのー……何やってるの??』
吹っ切れたように朝日奈が答える。
「テイル!宝華が敵陣地を〇〇させたわ!」
『いや本当になにやってんの!?』
『うぐぇ…馬鹿野郎…。』
……To be continued.