とまぷりの小説専用板
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とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月25日 14時] [固定リンク] [違反報告]ちょっとチキる我氏、此方で文スト反応集を展開させていただこうと...
飽きずに続いて貯まったら、まとめて小説のほうに出すつもり。
それでは初書きで拙い文章ですがどうぞ〜
↓ ↓ ↓
とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月25日 14時] 1番目の返信 [違反報告]抱きしめてみた
【フョードル・D】
「...フェージャ、冷たいね」
そう言ってわたしは、男性にしては細すぎる彼の体を抱きしめる。
「貴方は温かいですね」
言いながら、わたしの首元に頭を埋める彼。
こんなにくっついているのに、彼の身体は冷たくて、どこか遠くの次元にいるみたいだ。
「...大好きだよ、フェージャ」
少しだけ強く、腕に力を込める。
わたしの愛も、熱も、全て彼に届くように。
とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月25日 21時] 3番目の返信 [違反報告]抱きしめてみた
【シグマ】
「あ、そ、その...近くないだろうか...?」
照れやすい彼は、いつもわたしにそんなことを言う。
抱きしめているんだから近いのは当たり前だろう、というツッコミも思わず忘れてしまうほど、顔を赤くした彼は可愛い。
「近くないよ、このくらいじゃないと足りない」
大好きな人と、至近距離にいる幸せのまま惚けたわたしの頭に、彼の手が置かれる。
嗚呼、ずっとこのままならいいのに。
とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月25日 21時] 5番目の返信 [違反報告]目の前で眠っていた
【太宰治】
「zzz...」
「おや、こんな所で善く眠っているねぇ...」
探偵社のソファで、わたしはいつの間にか眠ってしまっていたようだ。
そう、それこそ目の前に屈んで寝顔を覗き込む彼にも気づかないほど。
「人が出払っていてよかったよ...全く、此処は私の部屋ではないのだからあまり無防備な姿を見せないでほしいのだけれど」
独り言のようにそう呟き、彼は自分のコートをわたしの顔あたりまでかける。
「おやすみ、私だけの眠り姫」
とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月26日 18時] 7番目の返信 [違反報告]目の前で眠っていた
【中島敦】
「夢主さーん...って、眠ってるのか...」
探偵社の昼休み、自分のデスクに突っ伏していたわたしに、彼は声をかけてくれたようだ。
普段はこんなところで寝たりしないのだが、連日の仕事のせいで疲れが溜まっていたのかもしれない。
控えめな彼の声ではぴくりとも反応しないわたしが面白かったのか、ふと彼はわたしの頬を突き始めた。
「...やわらか...ふふ、可愛い」
そう言う彼の声には、ほんの少し独占欲が滲んでいて。
「...僕のこと、好きになってくれないかな...」
とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月27日 15時] 9番目の返信 [違反報告]告白した
【江戸川乱歩】
「好き?君が僕を??」
「う、うん...」
そう聞き返し、怪訝そうな顔になる彼。
本当は告白なんてするつもりはなかったのだが、彼を見つめてしまっていたせいで、そこの君視線うるさーい、言いたいことがあるなら直接言って、とこの調子で言わざるを得なくなってしまった。
「...いや、それは嘘だね」
そう切り捨てられ、思わず否定してしまう。
「違っ...わたしはずっと...!」
「だって!!」
いきなり大きな声を出され、思わず口を噤む。
「だって、僕はそんなのわからないんだよ...この僕に分からないことなんて、あるはずないのに...」
そう呟くように話す彼の顔はほんの少し、赤い。
どこか、心では理解しているのに、頭脳がそれに追いつかないような、そんな風に見えた。
「...まってて」
「へ?」
「僕が、ちゃんと理解できるまで...ちょっとだけ、待って...」
いつもの強気な彼とは打って変わり、語尾は消え入りそうに小さかったけれど、わたしはしっかり頷いた。
「...うん、わかった」
きっとそう時間は掛からない。
だって彼は、最強の名探偵なのだから。
とまとぷりっつ@引退 (プロフ) [2023年9月27日 15時] 10番目の返信 [違反報告]ウン...乱歩さんだけくそ長いね...ごめんよ
いろいろ思いついてしまって...
全然内容わかんないけど頑張って脳内補完しながら読んで...