○○への手紙
メッセージ一覧
我が父へ
まず始めに。
お誕生日おめでとうございます。
去年は祝えなくてすみません。今年こそはと思っていたので書きますね。
前回書いてから日が空いたので少し近況報告でもしましょうか。
最近は残業も無くなって仕事があまり苦痛ではなくなってきました。相変わらず周りの人間はあまり好きでは無いですが、何とか可愛い後輩ちゃんのおかげで頑張れています。もう少しで2人目の後輩が来るなんて、時の流れは本当に早いですね。私はまだ一年目の気持ちなのに、どんどん先輩としてを求められるようになってしまってちょっとしんどい気持ちはありますが、世の中の皆さんもそうなんだろうなーと思いながら頑張りたいです。
2021年。年が変わっても流行病は消えずに蔓延っています。貴方が生きていたら罹って大変苦しんでいたかもしれないと思うと、少し後で良かったな、とか考えてしまいました。今思い返せば、去年の1月に行った京都旅行、帰ってきてから母が高熱を出したのって、この病気だったのでは、、？と2人で話してました。実は地元第1号は母だったのかもしれませんね。。でも私は至って何ともなかったので罹らなかったのでしょうか。それとも無症状なだけ？考えても分かりませんね。少し怖いお話でした。
あ、最近初めて自分でお酒を買いました。年確とかされるのかな、とドキドキしながらでしたがそんなことはありませんでした。元々老け顔だったのを忘れてました。貴方は前から私に酒を勧めていて普通に3人でお酒を飲んでいましたが、もし生きていたらお店で堂々と飲めたんですよ。勿体ないことしましたね。いや、でも貴方は私に運転させて母と2人で飲むと言ってた気がします。自分達だけ飲んで私を足に使うとは、両親揃って性格が悪いですね。。今はもう引っ越してしまって歩いて行ける場所に飲み屋が無いのでタクシーかバスで帰ることになるんですよ。ちょっと面倒なので母とも友達ともあまり外で飲みには行けてないです。まぁこのご時世ですしね。でもこの前宅飲みなるものを友達として、こんなことを出来る友達がいて良かったなぁとしみじみと感じました。私はやはり恵まれてますね。幸せです。
今も幸せに生きて、貴方の誕生日を祝える事、とても感謝しています。産んでくれてありがとうございます。貴方に出会えて良かった。貴方は私の事なんて大嫌いだろうし、産まれて欲しくなったかもしれない。死ぬ最後まで私の事なんて眼中になくて、愛していたのは母だけだったのかもしれない。それでも貴方は私のたった1人の父だし、1番愛している人です。それは多分、死ぬまで変わりません。母がもし違う人と結婚しても父は貴方だけだし、私が誰かと結婚しても貴方と同じだけ愛す。それだけです。
生きてたら46歳なんですね。やはりこう見ると貴方は童顔です。母の息子、私の兄と間違われるだけありますね。これから老けることがないのかと思うといつか私の弟になってしまうかもしれませんね。少し面白いです。それまではきちんと生きたいなぁ。ちゃんと見守っててくださいね？母と一緒に居るんですから、私も少しは見てください。生きてる時に伝えたかった。なんて。
文章が酷いことになってきたのでそろそろ終わります。いつもギリギリに書き始めるのをやめたいです。来年は早めに書いてしっかりと推敲したのを渡しますね。
それでは最後にもう一度。
誕生日おめでとうございます。愛しています。
娘より
娘 (プロフ) [2021年3月11日 0時] 1番目の返信
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