拝啓、大好きなあなたへ
ねえ、元気にしてる?そっちの世界ではこっちと変わったこととかあった?僕は相変わらずだよ。あの頃から何も変わらない。
臆病で、小心者の何もできないままです。
あなたがこの世界から飛び去ってもう2カ月以上経ったよ。正直2カ月も経ってるって言う実感がなかなかわかないから困っちゃう。
さて。今日はネットではあるけれどあなたへお手紙を書きます。大好きだったあなたへ、もう一度。
正直、あなたがこの世にいないっていうのを聞いたとき、嘘だって思いました。なんかのドッキリなんだ、って。気合で治すから待っててって言ってくれたもん。絶対に会えるって思ってた。だから信じれなくて…それに、あなたはお姉ちゃん同然だったし、心の支えだった。はじめて甘やかしてくれた。はじめて肯定して、褒めて、大好きってずっと言ってくれた。そんなあなたがいなくなるなんて、耐えきれなかったの。
それに、あのときはあなたと話すことが幸せで、どうしてもあなたともう話せないんだって思いたくなかった。ごめんね。あの時、涙も震えも止まんなくて学校行くのもつらかったんだよね。それくらいつらかった。まだ会って1カ月、しかも顔はお互い合わせた事なかったのにすごいよね。出会う運命だったってことなのかもね。あの最後のメッセージね、あなたが私の事を考えて最後に打ってくれたんだなって思ったら嬉しくて。でもそれと同時にあなたがこの世界にいないことを実感してすごい悲しかったのを覚えてます。
あなたは僕の事を『憧れ』だって言ってくれたよね。でも、それはこっちのセリフなんだ。あなたは僕の『憧れ』だった。だっていくらつらくても絶対に弱音を吐かなくて、最後まで僕を気遣ってくれたでしょ?僕だったらそんなことできない。人の事を優先的に考えれるところ、すごく尊敬してるよ。つらくても、甘えれなかった分をあなたが甘えさせてくれたから頑張れたし、本当にあなただけが心の支えだった。あなたが僕に大好きだよって書いてくれる度、もっと頑張ろうって思えたし、幸せだなって思えた。
あなたからの返事が待ち遠しくて、来なかったら寂しくて。スマホを持っていないからこそ、占ツクで出会えた事、本当に奇跡だと思った。感謝しかない。神様はこういう所だけは味方してくれるんだね。
あと、謝罪させてね。そんなに重いって分からずに頑張れとか会いたいとか、何も考えずに無神経なこと言っちゃってごめんなさい。つらいのはあなただったのに、なんで僕のつらさしか相談してなかったんだろう。もっとつらいって言ってもらえばよかったなって後悔してます。
それから。あなたのやり残した後悔の中に僕が入っていた事、すごく不思議です。出会ってちょっとだけなのにこんなにも気にかけてもらえるなんて思ってなかったから。それと同時にとても嬉しかった。最後まで僕はあなたの自慢でいれたから。急にあなたのお母様が書かれた時、すごいびっくりしたけど、でも伝言だけでも話せて嬉しかった。これを思いついたあなたは天才です笑
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