○○への手紙
メッセージ一覧
先生、お元気ですか。
先生と最後に会った日から、もう4ヶ月が経ちました。
以前は「1週間も会えないとか無理！死ぬ！！」と泣き叫んでいた私にしては、かなり頑張っていると思います。
褒めてもいいんですよ。
先生にご報告があります。
今年度の生物学オリンピックの、全国大会への出場が決定しました。
驚きましたか？
離任式の日に大号泣しながら「絶っっっっ対全国大会行きます！！！！！」と約束しましたが、私としては無事約束を守れて一安心しています。
あの時、先生は「全国大会に行けなくても、頑張ったことが君のためになるんだよ」と励ましてくれましたね。
きっと、私が全国大会に行けなかった場合も負担にならないように言ってくれたんでしょう。
だって、先生優しいから。
1年前、泣き出しそうな顔をしながら散々だった結果を見せた後に、初めて言われた「頑張ったね」は今でも鮮明に覚えています。
あれより嬉しくて、悔しい言葉を私は知りません。
その後先生は、「来年なら知識ももっと増えてるから、来年は頑張ろうね」って。
まさか、その「来年」を先生と一緒に迎えることが出来ないなんて、当時は考えもしませんでした。
先生にも少し、その負い目があったんでしょうか。
それに倍率も凄いですから、全国大会が無理だと思うのも当然だと思います。
「全国大会に行けなくても」という言葉は優しさから来たものだと思いますが、その一言が私に火をつけました。
「誰に何と言われても、全国大会に行ってやる！」
そう決意しました。
まさか本当に行けることになるとは思っていなかったので、驚いています。
それもこれも、先生のおかげです。
先生に会わなければ、私が勉強の楽しさを知ることも、生物が好きになることも、理系に来ることもありませんでした。
理系に来たばかりの頃は周囲から「なんで？」「文系じゃないの？」と散々言われましたが、今では胸を張って「私は理系です」と言えます。
学校の昇降口に、「生物学オリンピック全国大会出場」と、私の身長ほどの張り紙を大きく貼って頂きました。
それから、医学部もAOで受験できることになりました。
あまりにも事態が急に、しかも良い方向へ動き出しているので、脳が追いつかないことが多々あります(笑)
私は先生が好きで、ただ認めてほしくて。
ひたすらに後を追ってきたら、ここまで来ました。
まさか、自分が苦手だった教科で全国大会に進めるなんて。
夢にも思わなかったことです。
「先生に会えて良かった」と心から思います。
今の私を作っている大半は、きっと先生への想いです。
愛が重い、なんて言われるんでしょうか。
事実ですから、それでも構いません。
先生以上に好きになれる相手は、今後現れないと思います。
次は、本戦の結果と、大学の合格を笑顔で伝えたいです。
卒業式の日まで、先生からの連絡を待っています。
儚霧 (プロフ) [2019年7月24日 14時] 1番目の返信
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